イヤホンのタッチノイズ・ガサガサを軽減する方法 (カナル型・耳栓型)

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カナル型(耳栓タイプ)イヤホンの不快なタッチノイズをつけ方を工夫するだけで簡単に軽減する方法を紹介します。私としては激減するほどなのでぜひ試してみてください。

さらに、足音が響く対策やタッチノイズが少ないイヤホンの選び方も紹介します。

感じ方は人それぞれなので、全ての方に当てはまる訳ではないことを予めご了承くださいませ。

 

 

1. タッチノイズとは

タッチノイズについて確認しておきます。

タッチノイズとは、イヤホンのコードが頬や服などに触れたときに「コードの振動が耳に伝わってガサガサ・ゴソゴソとした雑音が聞こえる」という現象です。

これは製品の欠陥ではなく、こういうものなのでカナル型の特徴として受け入れるしかありません。

 

足音は別

歩いたときにボインボインというような足音が響いて聞こえる現象もありますが、これは耳栓を付けていても起こることなのでタッチノイズとは別物として区別します。

この対策は「6. 足音対策」を参考にしてください。

 

2. タッチノイズを軽減させる方法

私にとってタッチノイズが激減するほどだったのは「イヤホンを上向きに装着」する方法です。

 

イヤホンを上向きに装着

やり方はとても簡単です。下の画像はワイヤレスの耳掛け式のイヤホンですが、まさにこんな感じでイヤホンを装着します。

イヤホンを上向きに装着して、そのままコードを耳に掛けます。(先にコードを耳に掛けるとやりやすいかも)

こうすることで頬にコードが当たらなくなるので、その分のタッチノイズがなくなります。また、服に当たる分のタッチノイズは振動が耳に掛けているところで吸収されるようで、こちらも軽減されます。

残りのコードは後ろに回してもいいですし、前に下ろしてもいいです。どちらかお好みで。(ちなみに私は前です)

ちなみにこのイヤホン、プレイヤー本体と繋ぐ分のコードがないので、その分タッチノイズは少なそうですね。

スウェーデンのブランドです。

 

落下防止にもなる

この装着方法だと外れにくくなるし、外れても耳に掛かっているので突然イヤホンが落下することはまずないと思います。

周囲の音を聞きたいときにイヤピースを密着させないように装着しても外れにくいです。ランニングなどスポーツでもおすすめです。(安全確保で!)

 

耳掛け専用イヤホンあります

この記事を書いてから昔むかし使っていたイヤホンが上掛け専用だったことを思い出しました。

SHURE の SE シリーズがそうみたいです。何でもないときにふと思いついたつもりでしたが、上掛けで使ってたのですね、私。忘れてた。

一般的なイヤホンもこの方法で装着するとタッチノイズが減少します。調べてみるとメーカー名から「シュア掛け」と言われているようです。

Amazon の商品ページには装着方法の動画もあるので、分かりにくかった場合は見てみてください。

 

普通のイヤホンを耳掛け化できるアイテム

普通のイヤホン(この記事の一番最初の画像のようなもの)を耳掛けするときに便利そうなイヤーフックがありました。フックの間にコードを通して使います。

イヤーフックを使うとより安定しそうですし、落下防止にもなりそうです。

ただし、商品画像(装着イメージ)を見ると、コードがあごの辺りへ垂れてしまっているので、これではタッチノイズが気になるかもしれません。タッチノイズの軽減のためには、コードが耳の後ろから垂れるようにカットするとよさそうです。

 

3. それでもタッチノイズが気になる場合

全て私がしている対策ではありませんが、あくまでアイデアとして参考にしていただければという方法を紹介します。

 

耳掛け以外のタッチノイズ対策

  1. コードを短くする (コードを服の中に入れる)
  2. クリップを使う
  3. イヤホン専用クリップを使う

 

3-1. コードを短くする (コードを服の中に入れる)

イヤホンのコードは短いほど服などに当たる部分が少なくなるのでタッチノイズも軽減されます。そのため、コードがだらんとして必要以上に長い場合はなるべくポケットや服の中に入れます。

Tシャツ1枚で上半身にポケットがない場合は、ズボンの後ろポケットにプレイヤーをつけてコードがなるべく体にフィットするように工夫しています。

私はこのプレイヤーを使っていますが、胸ポケットにつけるときはコードが余りすぎるのでコードをなるべくポケットに入れています。引っかかると危ないですし。

運動や家事、ランニングをしながら音楽や語学教材の音声、オーディオブックを聞く場合に便利です。

このプレイヤーの感想はこちら。

 

3-2. クリップを使う

耳に掛ける方法では頬に当たって発生するタッチノイズはなくなりますが、服に当たって発生する分はそのままです。

そこで、ゼムクリップ(針金タイプ)やターンクリップを使ってイヤホンのコードを服に留めるというのはいかがでしょうか。クリップは文具店や100円ショップで購入できます。

どちらもクリップにコードを通してから服に留めます。コードが固定されないので断線の心配もないと思います。

留める場所はコードと服が頻繁に接触するところが理想ですが、動きにくくならないように調節してみてください。

ちなみに、ターンクリップはコードを束ねるのにも利用できますね。私はコードを2回折って結んでしまいますが…。

 

3-3. イヤホン専用クリップを使う

Amazon などで専用クリップを購入できます。実用的なものからおしゃれなものまで様々なタイプがあります。

 

革。おしゃれです。ケーブルを短くまとめるタイプで、スマホの充電ケーブルなどにも使えます。

 

ヘッドが回転するタイプ。コスパと使い勝手が良さそうです。コードを挟むので断線が気になりますが、タッチノイズを我慢するか、断線のリスクを取るか、でしょうか。

 

マグネット式で使い勝手がよさそうです。ただし、服などに挟むため知らない間に外れて無くす心配がありそうです。一長一短、といったところでしょうか。カラバリ豊富です。

 

4. タッチノイズが少ないカナル型イヤホン

やはりタッチノイズが少ないイヤホンを選びたくなると思いますが、具体的にどのモデルが少ないとは言い難いです。感じ方には個人差があるので。

とはいえ、私が使ってみてタッチノイズが少ないと感じたイヤホンを紹介します。

と、その前にタッチノイズに影響するイヤホンの要素を紹介します。

 

タッチノイズに影響するイヤホンの要素

イヤホンを選ぶ際のチェックポイントとして参考にしてください。

 

Points

  1. 重量
  2. イヤホンヘッド(ハウジング)の大きさ
  3. ケーブルの材質や太さと硬さ

 

タッチノイズが少ないと感じるイヤホンをお持ちでしたら上記のポイントを確認してみてください。

その特徴を持つイヤホンがあなたにとってタッチノイズが少ないはずです。

 

①&② 重く大きいイヤホンは遮音性が高い&足音が大きい

私は重くてイヤホンヘッドが大きいイヤホンは遮音性が高いと感じます。

一方、このタイプのイヤホンは足音が大きいと感じます。なお、あくまで私の感じ方です。

タッチノイズについてはこのタイプは少なそうな印象がありますが、過去に使ったものでは「そうでもない」という感じでした。

 

SONY の重いイヤホン

こちらはソニーストアで「インイヤー、有線、5000円以下」で検索した中で一番重いもの