Aegisub でカラオケ字幕を作る方法

Aegisub でカラオケ字幕を作る方法を紹介します。詳しく説明しているので動画にシンプルな字幕やカラー字幕を付ける方法としても参考にしていただけると思います。

 

英語学習として、字幕サイトでダウンロードした洋画や海外ドラマの字幕ファイルをカラオケ字幕化する方法として説明しています。歌のカラオケ字幕を作りたい人は、お手数ですが英語に関する部分は適当に読み流ししていただきますようお願い申し上げます。

カラオケ字幕で英語のリスニングをすると、答え合わせをしながらする感じになって面白いですよ。

 

なお、私は Aegisub は使い方をあまり調べずに覚えたので、各部名称などが自己流の場合があります。予めご了承くださいませ。

 

 

 

 

はじめに、Aegisub で作れるカラオケ字幕

 

カラオケ屋さんのようなカラオケ字幕は作れない(たぶん)

カラオケ屋さんの字幕は、1つの文字が左から右へ色が変わります。例えば「あ」がロングトーンの場合は、「あーーー」と伸ばしている間にゆっくりと色が変わっていきます。

これに対し、Aegisub のカラオケ字幕は1文字ずつ色が変わります。ロングトーンであっても「あ」の文字全体がパッっと一瞬で色が変わります。

言葉で説明しづらいところですが、伝わったでしょうか。

 

もしかしたら Aegisub でカラオケ屋さんのようなカラオケ字幕を作れるのかもしれませんが、今回、古いバージョンも確認してみましたが分かりませんでした。古いバージョンでは色の変化の仕方を3パターン選択できたような記憶があるのですが、勘違いだったのかもしれません。

 

私が Aegisub で作ったカラオケ字幕は下記リンクの記事でダウンロードできますので、興味がありましたら適当な動画に表示して確認してみてください。作り方の参考にもなると思います。

 ›「けいおん!」は日常英会話フレーズの宝庫!英語学習おすすめアニメ

 

なお、私が作ったのはセリフ部分のみで、歌の部分は字幕サイトからダウンロードしたときのままです。

 

 

1. 字幕ファイルをダウンロード

 

字幕ファイルは字幕サイトからダウンロードします。

字幕サイトにつきましては下記リンクの記事を参考にしてください。

 › 英語字幕を無料ダウンロードできるサイト(洋画・海外ドラマ・邦画)

 

 

2. Aegisub で字幕ファイルを開く

 

Mac を使っているので macOS での説明ですが、他の OS でも操作は基本的には同じだと思います。

 

歌のカラオケ字幕の場合は Aegisub を立ち上げたら次の項目に進んでください。

 

Aegisub で字幕ファイルを開く方法

Aegisub で字幕ファイルを開くには、Aegisub を起動後にメニューバーから[ファイル / File → 字幕を開く / Open Subtitles… ]と進んで字幕ファイルを選択します。

ショートカットは[ command  O(アルファベット) ]です。

 

Finder で字幕ファイルを開く方法

Finder から開く場合は、ファイル名をダブルクリックします。

Aegisub が立ち上がらない場合は、字幕ファイルを右クリックしてメニューから[このアプリケーションで開く]でAegisub を選択します。

 

 

3. Aegisub に音声または動画ファイルを読み込ませる 

 

Aegisub で字幕ファイルを開いたら、音声ファイルか動画ファイルを読み込ませます。

 

▽この項で説明すること

  • Aegisub に音声ファイルを読み込ませる方法
  • Aegisub に動画ファイルを読み込ませる方法
  • 洋画・海外ドラマの音声ファイルの作り方

 

 

Aegisub に音声ファイルを読み込ませる方法

 

メニューバーの[音声 / Audio ]から[音声ファイルを開く / Open Audio File… ]と進んで、読み込ませたい音声ファイルを選択します。

このとき、私の環境 Mac 版では動画ファイルを選択すると音声のみが読み込まれます。

音声ファイルが読み込まれると、メイン画面の上部に音声ビューが表示されます。

 

 

Aegisub に動画ファイルを読み込ませる方法

 

メニューバーの[映像 / Video ]から[映像を開く / Open Video… ]と進んで、読み込ませたい動画ファイルを選択します。

動画ファイルが読み込まれると、メイン画面の左上部分に動画ビューが表示されます。

 

音声ファイルと動画ファイルのどちらの場合も、Mac 版の Aegisub 3.2.2. ではウィンドウ内にドロップでも読み込まれます。

 

 

 洋画・海外ドラマの音声ファイルの作り方

 

洋画や海外ドラマの動画ファイルを作ってしまうと著作権法に違反してしまいますが、テレビなどの音声を録音するのであれば、私的利用に限り、問題ありません(私が調べたところでは)。人にあげたりネットにアップロードしたりしてはだめです。

パソコンでの音声ファイルの作り方も下記リンクの記事で簡単に紹介しています。

 › PC 不要で洋画・海外ドラマの音声を録音からスマホで聞くまで

 

 

One more:音声ファイルを動画化すると便利

音声ファイルと適当な画像を合わせてスライドショー動画(静止画動画)を作ると、Aegisub 上でプレビューを確認しながら作業ができますし、Aegisub で英語学習するのにも便利です。

これも私的利用であれば大丈夫だと思います。

面倒な場合は音声ファイルのみでも作業できるので動画化は不要です。

 

この記事ではこの方法で作成した動画で説明しています。

 

Mac も Windows も標準のアプリケーションで作成できます。

 

▽ Mac の場合

 

›› Mac の「写真」でスライドショーを作成する – Apple サポート

 

▽ Windows の場合

 

›› Windows 10 でビデオを作成、編集する – Microsoft Support

 

 

4. 各部の名称と基本的な使い方

 

Aegisub の各部名称とカラオケ字幕を作る際の基本的な使い方を説明します。

なお、各部名称は正しい名称かどうかは分かりません。

 

動画ビュー、音声ビュー、字幕ビューの3つについて説明します。

 

字幕ファイルを開き、動画と音声を読み込ませるとメイン画面は下の画像のようになります。

 

 

 

字幕は海外ドラマ「 ELEMENTARY 」のシーズン3エピソード1のものです。これを取り上げたのには特に理由はなく、この記事を書いている頃に見ていたというだけです。

「シャーロック・ホームズの冒険」の主人公シャーロックがアメリカで活動するという設定で、英米の英語の発音の聞き比べができます。エピソードによってはイギリス人同士の会話シーンからアメリカ人同士の会話シーンへ移行することもあります。ワトソンが女性という設定もあります。

 

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動画ビュー

 

動画を再生する方法

字幕のプレビューを動画を再生して音声とともに確認することができます。

動画を再生するには、動画ビューの左下にある再生ボタンを押します。左端の再生ボタンは字幕ビューで選択した字幕から動画を再生します。その右の赤括弧が付いた再生ボタンは選択された字幕行のみを再生します。

 

動画ビューのサイズを変更する方法

動画ビューの右下にあるプルダウンメニューから動画のサイズを変更できます。50%と表示されているところをクリックして任意の数値を入力し、エンターキーで変更することもできます。

 

 

音声ビュー

 

音声を再生する方法

音声ビューの下部にあるアイコンの左から10個目までが再生ボタンです(5個目はもちろん停止)。

1つ1つ説明をすると長くなるので省きますが、それぞれ再生したときのスタート地点とエンド地点が異なります。実際にクリックして動作を確認してみてください。

ショートカットキーで再生する場合はスペースバーが使い勝手が良いと思います。それぞれのアイコンをマウスオーバーすると対応したショートカットキーが表示されます。

 

▽ショートカットキーで再生するときの注意点

ショートカットキーで再生する際に注意点があります。テキスト入力欄をクリックした状態では再生できないので、字幕ビューで再生したい字幕行をクリックしてからショートカットキーを入力して再生します。

 

▽ショートカットキーの確認方法

再生関連のショートカットキーを一覧で確認するには、Aegisub 全体のウィンドウの右上にある[ ›› ]をクリックして[ Options ]を選択し、表示されたウィンドウの左のメニューから[ Interface → Hotkeys ]と進み、表示されたメニューから[ Audio ]を選択します。

ショートカットキーは変更したり追加したりできますが、今回は省略します。

なお、Aegisub ではホットキーですが、一般的かなということでショートカットキーとしています。

 

 

波形表示を切り替える

音声ビューの下部に並んでいるアイコンの右から3つめ(画像に付けた左の枠)をクリックすると波形表示を切り替えることができます。

波形がスペクトラム表示になっている場合は、画像のようにウェーブ表示にした方が見やすいと思います。

 

 

カラオケモード

カラオケモードにするには、音声ビューの下部に並んでいるアイコンの右端(画像に付けた右の枠)をクリックします。マイクと音符のマークなので分かりやすいですね。

クリックするとすぐ下にカラオケモード欄が表示されます。

カラオケモードの詳細は次項「5. カラオケモードの使い方」で説明します。

 

 

波形をズームして表示する

カラオケモードにした際は波形をズームして表示すると見やすいと思います。

音声ビューの右上にある左端のスライダーが水平方向ズームです。左右に引き延ばすイメージです。マウスで上にドラッグすると拡大、下にすると縮小されます。

 

▽ズーム前

 

▽ズーム後

 

 

ズーム前と変わりすぎて分かりにくいかもしれませんが、縦線(赤線、青線、黄色の点線)の感覚が広くなりました。セリフも読めるようになりました。

作業しやすくズームしてみてください。

 

 

▽その他のスライダー

残りのスライダーについて、ここで合わせて説明します(そもそも、スライダーっていう名称なのか、、記事を書いていると気になってきます)。

中央のスライダーは[垂直方向ズーム]で、上下に波形を引き延ばしたり縮めたりして表示するのに使います。

右のスライダーは音量です。上げすぎると音が割れるので、適度に上げてからパソコンのマスターボリュームで調節します。

 

↓ macOS をお使いの方へ

私の環境( High Sierra )ではなぜかスライダーが使用できなくなっています。インストールし直したりバージョンを1つ古くしたりしてもです。

画像は El Capitan で 3.2.1. をキャプチャしたものです。

 

 

字幕を入れたいポイントへ移動する

字幕を入れたいポイントへ移動したいときは、洋画や海外ドラマでは字幕ビューをスクロールしていけばいいのですが、歌の場合は字幕がないのでそうはいきません。

 

この場合は、波形の上にマウスカーソルを持ってきて、マウスを左右にスワイプ(マウスホイールを左右に動かす)します。

あるいは、音声ビューで波形のすぐ下にある緑のバーをドラッグしてマウスを左右に動かします。

音声ビューの上部とマウスポインタを置いたところにその地点の時間が白字で表示されます。

 

 

 

字幕ビュー

 

字幕ビューは分かりにくくはないと思うので、簡単に説明します。

CPS は字幕の文字数が時間に対して多くなると赤色になります。文字数が多くなればなるほど赤色が濃くなります。

字幕行を右クリックすると右クリックメニューから字幕を挿入したり結合したり、色々できます。

 

 

5. カラオケモードの使い方

 

ここでは実際にカラオケ字幕を作りながらカラオケモードの見方や使い方を説明します。

 

▽この項で説明すること

  • 縦線の見方
  • 区切りの追加と削除と決定
  • 再生時の動作
  • 再生範囲とタイミングの調節
  • 字幕行を追加

 

 

カラオケモードにすると、音声ビューで下の画像に付けた枠の部分が表示されます。

 

 

 

縦線の見方

 

画像に付けた枠内の縦線の見方は次の通りです。

 

赤線:字幕行の始点

青線:字幕行の終点

黄色点線:字幕の区切り(カラオケ字幕で一度に変化する文字の範囲)

ピンク線:シーンの区切り

 

ピンクの線は、シーンが切り替わるところに表示されます。画像ではスライドショー動画のためか1秒毎に付いています。

 

 

区切りの追加と削除と決定

 

カラオケモードにするだけで、[単語+半角スペース]の後ろで自動で区切ってくれます。区切りは波形上では黄色の点線で表示されます。

 

画像では次のようになっています。

[ NARRATOR: |Previously |on |Elementary: ]

 

英語学習用にはこのままで十分だと思います。

 

日本語では半角スペースがないので手動で区切る必要があります。

 

日本語の歌でカラオケ字幕を作る場合は、テキスト入力欄に歌詞を入力して、次の方法で区切りを追加します。

 

 

▽区切りの追加

字幕に区切りを追加するには、画像に付けた枠内のセリフの区切りたいところにマウスカーソルを当ててクリックします。

区切られたところは青の縦線で表示されます。

 

 

▽区切りの削除

区切りを削除したい場合は、青の縦線にマウスカーソルを当てるとバーが赤になるので、その状態でクリックします。

枠内の左端にある×マークをクリックすると、自分が追加した区切りが全て削除されます。このとき、あらかじめ付けられた区切りは削除されません。

 

 

▽区切りの決定

区切りを追加したら、×マークの右隣のチェックマークをクリックして決定します。

これでカラオケ字幕化されるので、動画を再生して確認してみてください。色の変化を確認できるはずです(下の画像参照)。

色はデフォルトの赤で表示されますが、これを変更する方法は次項を参考にしてください。

 

 

 

また、決定をすると、×マークをクリックしても削除されなくなります。再び削除したい場合は、先ほど述べた区切りの削除を実行します。

 

なお、決定をするとテキスト入力欄にカラオケコードが追加されます。

上の画像の例では次のようになります。

{\k44}NARRATOR: {\k48}{\i1}Previously {\k13}on{\i} {\k49}Elementary{\i1}:{\i}

 

斜体コードが入っているので分かりにくいですが、{\kXX}がカラオケコードです。

 

 

なお、洋画や海外ドラマの場合は、このチャックマークをクリックとエンターを入力の単純作業を繰り返すことになります。いつか終わります。

 

 

再生時の動作

 

スペースバーで音声を再生すると、画像では選択中(薄く色が変わっている部分)の「 NARRATOR: 」の部分(赤線から黄色点線の間)が再生されます。

他の部分を選択するには、各線の間をクリックします。

 

 

再生範囲とタイミングの調節

 

再生範囲を調節するには、各線をドラッグしてマウスを動かします。

黄色点線を動かすと字幕の色が変わるタイミングを調節できます。

調節したらエンターキーで決定します。

 

 

Point:動画ビューでプレビュー

区切りの追加と再生範囲の調節ができたら、動画ビューでプレビューを確認します。括弧付きの再生ボタンで再生すると確認しやすいです。

音声のみで作業している場合は、字幕を保存して、メディアプレイヤーで動画を再生して字幕ファイルを読み込ませて確認します。

 

 

字幕行を追加

 

カラオケモードの使い方ではありませんが、ここで字幕行を追加する方法を合わせて紹介します。

歌のカラオケ字幕や字幕を一から作る場合などに必要です。

 

字幕行を追加するには、字幕ビューで下の画像のように、追加したいところの字幕行をクリックして選択した状態で右クリック、右クリックメニューから[ Insert (after) ]をクリックします。

これで、選択した字幕行の次(下)に新しい字幕行が追加されます。

なお、[ Insert (berofore) ]を選択すると、選択した字幕行の前(上)に新しい字幕行が追加されます。

 

 

 

カラオケ字幕を作るための基本的な使い方としては、ここまでで十分だと思います。

あとは字幕の色を好みのものに変更します。

 

 

6. 字幕の色を変更する

 

カラオケ字幕の色には、字幕の色が変わる前と後があるので、それぞれ指定します。

どちらもテキスト入力欄のすぐ上にある次のボタンをクリックして、[セレクトカラー]ウィンドウを開いて変更します。

[ AB ]:字幕の色が変わった後の色

[ A]:字幕の色が変わる前の色

 

色の変更方法は下記リンクの記事を参考にしてください。

 › Aegisub で字幕の色を変更する方法

 

 

 YouTube などにアップロードするには

字幕を動画に焼き付ける問題

Aegisub ではテレビや YouTube のような字幕やテロップを作れますが、字幕を作ったら、字幕を付けた私的な動画を DVD にしたり YouTube で公開したりしたい場合があると思います。

しかし、Aegisub で作るのはもちろん字幕ファイルであって動画ファイルではありません。そこで、字幕を動画に焼き付ける必要があります。

字幕を焼き付けるとは、字幕を画像として映像の上に貼り付けることです。テレビ画面(動画)にシール(字幕)を貼る行為、と例えると分かりやすいかもしれません。そのため字幕の非表示はできません。

この「動画に字幕を焼き付ける」作業を私は以前したことがあるのですが、少々というか、結構な問題でした。

 

 

無料で動画に字幕を焼き付ける方法

動画に字幕を焼き付ける方法は、無料ではまず FFmpeg を使う方法がありますが、これは私はよく分からず挫折しました。簡単らしいのですが。。

そこで Windows 用のフリーソフトを使ったのですが、画質も音質も劣化して残念でした。ソフト名は忘れてしまい探しても見つからないので紹介は諦めましたが、私が使った感触ではあまりおすすめできるものではありませんでした。

 

 

無料の動画作成ソフトで字幕を付けた方がいいかも

動画編集ソフトでも字幕は付けれます。Windows ではマイクロソフト社の Movie Maker が無料で使えます。

Mac では iMovie があるのですが、字幕を付けるためにはいまいちなようです。

 

 

やっぱり有料の動画編集ソフトが便利そう

とにかく無料でがんばる私ですが、有料ソフトの誘惑に負けることもあります。字幕やテロップ付きの動画が作れるソフトでは Windows 用の動画編集ソフト「 VEGAS Movie Studio 」が良さそうです。

私は使ったことがないのですが、カラオケ字幕の作り方を YouTube で見ると使いやすく、動作が軽そうでした。カラオケ屋さんのようなカラオケ字幕でした。

画面を流れるような字幕も作れるようです。Blu-ray に書き出すこともできるので、同価格帯の他社製品と比べると機能的に一歩リードしている印象がありました。私が買うならこれですね。

 

▽購入はソースネクストがおすすめ

Amazon でも購入できますが、ソースネクストでの購入がおすすめです。VEGAS 製品はよく割引キャンペーンをしている印象がありますし(情報はメルマガ登録がおすすめ)、2019年11月に始まった「ソースネクストeポイント」では対象商品で10%のポイントが還元されます。

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