
› 鬼滅の刃|英語吹替 YouTube 動画を対訳化&セリフ解説
鬼滅の刃の「柱」を紹介する英語版 YouTube 動画からスクリプトを対訳にして英語表現や発音がどう聞こえるかなど詳しい解説をつけました。英語学習のポイントとなるものや分かりにくいものを取り上げ、なぜその意味になるのか言葉のニュアンスやイメージから解説して...( more )
おそらく多くの人が経験あることだと思いますが、海外で英語ネイティブ(流暢に英語を話す非英語ネイティブも)と会話すると言っていることが聞き取れない、分からないとショックを受けるという状態を私も経験しました。
前回までに書いたことですが、「school」や「Can you help you?」など当然知っている単語、表現すら聞き取れないことも。これでも英語学習は数年続けていて、リスニングは毎日していました。(お恥ずかしいところ)
この記事では、私が渡愛前にしておくべきだった英語学習の後悔と反省のようなものと、最後に今している学習方法をまとめています。
「break down」したらしい「brother」
ホームステイ中のある時、ホストファーザーがべらべらと長く喋り続けていたのですが(1分くらい?)、ほとんど全く聞き取れませんでした。単語の断片、手がかりすらつかめないのです。聞き取れた単語は「brother」と「break down」だけでした(他は yeah とか you know とか内容のない部分)。
びっくりして思わず「Break down?」と聞き返したら「Yeah!」と言ってまた何やら喋り続けていました(あとで気づきましたが相手が言ったことをそのまま返すと、その部分を詳しく聞きたい意思を伝えたり、相手に言っていることを理解していると伝えたりすることができますね。日本語でもやっていることなので自然にやったことだと思います。英会話が苦手な方は「オウム返し」試してみるといいかも)。
どうやら兄弟が体調を崩して出かける、と伝えている様子。身振り手振りの様子で出かけることは何となく分かりました。夕食の時だったし、「いつもならこの後は家にいるけど、今からいなくなるから困ったことがあったら娘に言って」と言っていた、ような。でもずっと笑顔だったので重傷とかではなさそうだな、と勝手に思ってました。break down と言われた瞬間はその言葉から、骨折とかインフルエンザで高熱にうなされているような状態をなんとなく思い浮かべていましたが、そうでもないのかなと。
この他にもこのようなことはたくさんありました。非ネイティブとの会話でも流暢な(というかべらべらと喋ってるだけ?)人との会話もほとんど理解できませんでした。必死で聞いても聞き取れない中で相手が言いたいことをなんとか理解して、言いたいことを英語にして説明する、という英会話はとても疲れる脳内の作業でした。
なので、英語をそれほど流暢に話せない留学生との会話はほっとしました。お互い英語が早く話せないから会話のペースが合うんです。相手がえーっと、って考えている間が頭の良い休憩にもなりますし、相手が言いたいことを想像する時間もたっぷりあります。単語も表現も簡単な教科書的なものになるので理解もしやすい。なんとなくお互いに親近感もありました。
生の英語に近い映画、ドラマで学習をしておくべきだった
そんなこんなな生活の中で日本で洋画や海外ドラマを使った学習をしておくべきだったと強く後悔したものでした。試してみたことはあったのですが、なんとなく効率が悪いと思ってやめてしまったのです。
当時は映画やドラマから得られる効果を理解していなくて、英会話フレーズ集みたいなのを買ってきてたくさん覚えた方が言いたいことを伝えるのにいいと思っていました。そうすることで結果的に相手が言いたいことも分かるだろうと。
しかし、聞き取れなければ元も子もないわけでした。渡愛前にしていたリスニング学習は市販の教材に付いているCDとNHKラジオ中心で、ネイティブの話し方とはかけ離れたものでした。かけ離れた英語をいくら聞いてもリアルな英語には効果がないんですね。
フレーズ集で表現を覚える、映画やドラマはリスニング力向上のためとして続ける、この2つだけでも続けていればアイルランド滞在中の会話はもっと豊かで楽しいものだったはずです。残念。
ですが、おかげで英語学習を思い切って映画・ドラマを使ったもの中心へシフトできました。英語の勉強というと「机に向かって参考書」というイメージがありましたが、解放されました。「書を捨て街へ出よう、家では映画・ドラマ」という感じでしょうか。今ではもっと自由に学習しています。楽な方が効果もありました。
ホームステイや滞在を予定されている方は絶対に映画・ドラマ学習をやっておくべきです。会話では1つでも多く単語が聞き取れたら手がかりになりますので。
おすすめ英語学習方法
以下のリンクの記事は私がしている英語学習方法の一部です。こうした方法で1年でも半年でも1ヶ月でも勉強していたら、アイルランド滞在そのものまで大きく違っていたと今では思います。参考にしてみてください。
› 洋画・海外ドラマの英語学習効果を最大限に高める方法・コツまとめ
› オンライン英会話を活用してスピーキング英語学習環境を確保
› 動画とか無料英語学習サイトおすすめは?「YouTubeです」
› 英語字幕と日本語字幕を同時に画面表示する方法(パソコン・スマホ・テレビ)
▽洋画や海外ドラマを使ったおすすめ学習方法
洋画や海外ドラマで英語学習をするようになり数年、「こんなにシンプルで短く言えるんだ」というセリフに出会うものの、恥ずかしながらその法則が分からずにいました。英語の発想で文を組み立てる意識はしていたものの、どうしても反射的に[日本語 → 英語]の翻訳をしていました。
そんなとき、中山裕木子著「会話もメールも 英語は3語で伝わります」という本を読むと(正確にはオーディオブックのサンプルを聞くと)、目から鱗が落ちて SVO が鍵だと納得しました。
一番良いのは「 SVO で英文を作る」と決めておくと迷わなくなり余計な脳力を使わなくなるところです。さらに、言いたいことを組み立てるときの道が増えた感じがします。この方法に慣れると、同じ内容でも SVO で作る場合と be 動詞や受動態などで作る場合のニュアンスの違いを理解し、最適な文法を選択してより幅広く自由な英語表現ができるようになるはずです。
おまけ的に、SVO を意識する癖をつけると英語を聞く場面では内容を予測しやすくなるのでリスニング力向上にもなります。おまけとしては大きな効果です。
会話もメールも 英語は3語で伝わります [ 中山 裕木子 ]![]() | ||||
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