Aegisub で字幕の色を変更する方法

Aegisub では字幕の色を自由に変更することができます。少し分かりにくい印象があるかもしれませんが、設定する箇所とやることは意外とシンプルです。

カラオケ字幕で色を指定する方法も合わせて紹介します。

 

字幕の色を指定するには次の2つの方法があるので、どちらも説明します。

  • 字幕行毎に字幕の色を指定する
  • スタイルで字幕を一括指定する

 

英語学習ブログなので、字幕の色を英語学習に利用するアイデアも紹介します。

 

なお、私は Aegisub をあまり調べずに触って覚えたので、各部の名称が正しくない場合があるかもしれません。ご容赦くださいませ。

 

 

 

 

1. 字幕の色の4つの構成要素

 

まずは基本的なところの確認です。

字幕の色は次の4つの部分で構成されます。

 

プライマリ:字幕の芯の色(カラオケ字幕で色が変わった後の色)

セカンダリ:カラオケ字幕で色が変わる前の芯の色

縁取り:字幕の縁取りの色

影:字幕の影の色

 

プライマリとセカンダリが少し分かりにくいかもしれませんが、カラオケ字幕の表示される順番で言うと、まずはセカンダリの色で字幕が表示されて、歌の進行に合わせてプライマリの色に変化します。

カラオケ字幕を作るのでなければ、セカンダリは使用しません。

 

 

2. 字幕行毎に字幕の色を指定する 

 

ここでは字幕行毎に、字幕の色を全て同じ色にする方法と、部分的に異なる色にする方法を説明します。

 

字幕の色はどちらの場合もテキスト入力欄にカラーコードを入力して変更するのですが、まずは字幕の色を選ぶ方法から説明します。

 

 

字幕の色の選び方

 

字幕の色を選ぶには、まずはメイン画面で下の画像の枠を付けたところ(テキスト入力欄のすぐ上)にある4つの [ AB ] ボタンをクリックして、セレクトカラーウィンドウを開きます。

 [ AB ] ボタンは左から、プライマリ、セカンダリ、縁取り、影、の順で並んでいます。

設定方法はそれぞれ共通です。

 

 

 

 [ AB ] ボタンをクリックしたら下の画像のようにセレクトカラーウィンドウが開きます。

 

 

 

使うのは、主に次の4つかと思います。簡単に説明します。

  • カラープレビュー
  • HTML
  • カラーパレット
  • Alpha

 

加えて、分かりにくいかなと思うプライマリのデフォルトカラーにするところと、[ Color spectrum ] で色を探す方法を説明します。

 

 

▽カラープレビュー

現在の字幕の色と違う色を選択するとその色が表示される。

カラープレビューに表示した色が良いと思って字幕を動画に表示してみたら、「なんかイメージと違う」という場合がよくあります(私の場合)。

 

▽ HTML

カラーコードを入力して字幕の色を指定する。

カラーコードはウェブサイト「原色大辞典」で探せます。

また、画像からそのカラーコードを自動で識別してくれるウェブサービス「PEKO STEP 」も便利です。適当な画像がない場合はスクリーンショットして用意します。

 

▽カラーパレット

表示されている色をクリックするとその色を選択した状態になる。

パレット以外の色を使用する(選択して [ OK ] をクリックする)と、その色がパレットに追加される。

パレットがいっぱいになりさらに追加すると古いもの(使わないもの)は消える。

 

▽ Alpha

字幕の透過度を指定。

最大値(255)にすると字幕が縁取りと影のみになる(字幕の芯が透明になる)。この設定はアニメのカラオケ字幕でセカンダリに使用すると見た目が良いと思います。

数値を変更するには、画像の矢印を付けたところの上部にあるスライダーをドラッグして変更するか、[ HTML: ] の下にある [ Alpha: ] に数値を入力します。

 

▽プライマリのデフォルトカラーにする

これはよく使うと言うか、うっかりクリックするとびっくりするかもしれないので説明します。

クリックすると、プライマリのデフォルトカラーになります。つまり白になります。字幕の色を部分的に異なる色するときにクリックしやすいですね。字幕の色を作り直したいときにも使えます。

うっかりクリックしてしまった場合は、キャンセルしてやり直すと良いでしょう。

 

▽ Color spectrum で色を探す

 [ Spectrum mode ] はデフォルトで [ HSV/H] が選択されているのですが、このモードで色を探す方法を大まかに説明します。

画像左の四角い大きなグラデーションの枠内では、すぐ右隣にある細長いグラデーション枠のスライダーもしくはカラーパレットで選択した色に、白と黒を混ぜた色を探せます。

大グラデーション枠内をクリックすると、大グラデーション枠内のその位置に [ + ] のような記号が付き、その位置の色がカラープレビューに表示されます。マウスをクリックして動かしても同様です。

デフォルトではカラーパレットには画像の通りにベーシックな色が置かれているので、これを元に色を探すこともできます。

さらに、細長いグラデーション枠のスライダーを動かすと [ HSL color ] と  [ HSV color ] 枠内の [ Hue ] の数値が変化します。数値を見ながら徐々に範囲を狭くしていくとイメージに近い色を見つけやすいと思います。

なお、このときカラープレビューに表示される色は、大グラデーション枠内の [ + ] のような記号がある位置の色です。

 

 

字幕の色を全て同じ色にする方法

 

 [AB] ボタンでセレクトカラーウィンドウを開き、右下のカラーパレットで色を選択して OK すると字幕の色が変更されるのですが、その前に、テキスト入力欄を確認します。

字幕の色を全て同じ色にする場合、テキスト入力欄のカーソルが一番左に持ってきておく必要があります。

 

カーソルを動かすには、テキスト入力欄をクリックして、さらにテキストの一番左をクリックするか、パソコンのキーボードの [ ← ] を使います。

 

その状態でセレクトカラーウィンドウで OK すると、テキスト入力欄に選択した色のカラーコードが追加されます。

プライマリのカラーパレットでデフォルトの赤を選択すると、画像の例では次の通りになります。

 

{\c&H0000FF&}テキスト入力欄

 

これで動画ビューでプレビューを確認したり、保存してメディアプレイヤーで動画を再生して表示すると「テキスト入力欄」のように表示されます。

 

 

字幕の色を部分的に異なる色にする方法

 

上記の例で、例えば「入力欄」の部分を白にしたいとします。その場合はテキスト入力欄で「入」の手前にカーソルを持ってきて白を選択して OK します。

テキスト入力欄にカラーコードが追加され、次の通りになります。

 

{\c&H0000FF&}テキスト{\c&HFFFFFF&}入力欄

 

プレビューやメディアプレイヤーでは「テキスト入力欄」のように表示されます。

白字は見えないので背景を黒にしました。

 

カラーコードを入れると入れたところから後ろのテキストの色が変わる、と理解できます。

 

 

2. スタイルで字幕を一括指定する

 

前項のやり方では字幕を1行ずつ指定できるのですが、字幕行を一度に全部変更したい場合に不便です。

また、何行かまとめて変更したい場合や、場面によって使い分けたい場合もあると思いますが、その場合も同様です。

具体的には次のような場合です。

  • 複数の話者がいる動画で、話者によって色分けしたい
  • 補足情報を追加してそれと分かるようにしたい
  • デュエットのカラオケ字幕を作る際に、パート毎に色分けしたい

 

このような場合は、スタイルで指定する方法を使います。

スタイルは「字幕の見た目」と解釈すると分かりやすいかもしれません。

字幕の色の他にも、テキストサイズ、フォント、太字、斜体、表示位置、角度(縦横斜め)などが指定できます。

 

作成したスタイルを字幕行の全体に指定したり部分的に指定したりすることで、一括で複数行の字幕の色を変更できます。

 

 

スタイルの作成と編集

 

スタイルはスタイルマネージャーから新規作成できます。スタイルの編集はスタイルエディタで行います。

スタイルエディタの使い方は下記リンクの記事を参考にしてください。

 › Aegisub|スタイルの作成方法と字幕に適用する方法

 

この記事では作成したスタイルを字幕に適用する方法も合わせて紹介しています。

 

 

作成したスタイルを Aegisub に保存する

 

作成したスタイルは Aegisub 自体に保存できます。今後、字幕ファイルを新規作成する際に同じスタイルを使いたい場合は、そのまま使えるので手間が省けて便利です。

やり方は下記リンクの記事を参考にしてください。

 › Aegisub|スタイルマネージャーの使い方

 

スタイルマネージャー使い方を全て紹介しています。使い方を覚えると Aegisub がより一層便利に使えるので、ぜひ活用してみてください。

 

 

3. 英語学習に

 

洋画や海外ドラマで字幕を見やすい色に変更するとストレスなく学習できますし(映像と字幕のどちらも眩しくも暗くもない、と感じる輝度が見やすいとされています)、アニメで学習する場合にはカラーにすると映像との相性が良く感じて気分良く学習できると思います。

セリフの覚えたい単語や表現の字幕を薄い字にして穴埋め問題のようにすると、見返したときに覚えているかどうか確認できますし、自然とその部分を集中してリスニングするようになると思います。

 

他にも、アイデア次第で色々できることはあると思います。

下記リンクの記事では字幕にメモをする方法を紹介しています。合わせて参考にしてみてください。

 › 英語学習向けメモ字幕の作り方( Aegisub 使い方)

 

 

 YouTube などにアップロードするには

字幕を動画に焼き付ける問題

Aegisub ではテレビや YouTube のような字幕やテロップを作れますが、字幕を作ったら、字幕を付けた私的な動画を DVD にしたり YouTube で公開したりしたい場合があると思います。

しかし、Aegisub で作るのはもちろん字幕ファイルであって動画ファイルではありません。そこで、字幕を動画に焼き付ける必要があります。

字幕を焼き付けるとは、字幕を画像として映像の上に貼り付けることです。テレビ画面(動画)にシール(字幕)を貼る行為、と例えると分かりやすいかもしれません。そのため字幕の非表示はできません。

この「動画に字幕を焼き付ける」作業を私は以前したことがあるのですが、少々というか、結構な問題でした。

 

 

無料で動画に字幕を焼き付ける方法

動画に字幕を焼き付ける方法は、無料ではまず FFmpeg を使う方法がありますが、これは私はよく分からず挫折しました。簡単らしいのですが。。

そこで Windows 用のフリーソフトを使ったのですが、画質も音質も劣化して残念でした。ソフト名は忘れてしまい探しても見つからないので紹介は諦めましたが、私が使った感触ではあまりおすすめできるものではありませんでした。

 

 

無料の動画作成ソフトで字幕を付けた方がいいかも

動画編集ソフトでも字幕は付けれます。Windows ではマイクロソフト社の Movie Maker が無料で使えます。

Mac では iMovie があるのですが、字幕を付けるためにはいまいちなようです。

 

 

やっぱり有料の動画編集ソフトが便利そう

とにかく無料でがんばる私ですが、有料ソフトの誘惑に負けることもあります。字幕やテロップ付きの動画が作れるソフトでは Windows 用の動画編集ソフト「 VEGAS Movie Studio 」が良さそうです。

私は使ったことがないのですが、カラオケ字幕の作り方を YouTube で見ると使いやすく、動作が軽そうでした。カラオケ屋さんのようなカラオケ字幕でした。

画面を流れるような字幕も作れるようです。Blu-ray に書き出すこともできるので、同価格帯の他社製品と比べると機能的に一歩リードしている印象がありました。私が買うならこれですね。

 

▽購入はソースネクストがおすすめ

Amazon でも購入できますが、ソースネクストでの購入がおすすめです。VEGAS 製品はよく割引キャンペーンをしている印象がありますし(情報はメルマガ登録がおすすめ)、2019年11月に始まった「ソースネクストeポイント」では対象商品で10%のポイントが還元されます。

ポイントはソースネクスト製品の購入だけでなく、Gポイント経由で Amazon ギフト券など他社ポイントに交換できます。「 VEGAS Movie Studio 」も対象なのでお得に購入できます。

 

 

 


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