audiobook.jp では毎日オーディオブックがセールで値下げされて販売・配信されています。ただし、セールは予告されず、どのタイトルがいくらになるかや割引率はサイトを確認しないと分かりません。
そこで考えるのが「どうすればお得に購入できるか」ということだと思います。何が「得」かは人それぞれなので断言できませんが、この記事では「自分にとって本当にお得な利用方法」を考える参考となるように私なりに買い方をご紹介します。
さらに、高額になるほどお得な月額プランでは、どのプランを選ぶか迷ってしまいますが、目安となる選び方を合わせてご紹介します。
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1. 割引セールのパターン
まずはセールが行われるときのパターンと傾向を確認しておきます。
- セールは毎日、午後7時頃〜日付が変わるまで
- 割引されるタイトルの予告はない
- 割引率は40%オフや50%オフが多い
- 800円や500円とキリがよくなる割引率もある
(私が確認した最安値は500円)
(全てのタイトルが800円や500円に値下げされるかは分かりません) - 同じタイトルでも割引率は変動する
だいたい上記の通りです。
この他、著者ごとのまとめパックがあります。ただし、割引率は個別で割引された場合よりも低いです。
まとめパックの情報はメールで送られてくることがあります。audiobook.jp からのメールを受診するには「ユーザー情報編集」にある「おしらせをメールで受信する」にチェックを入れておきます。
月額プランに加入すると追加でポイントがもらえるキャンペーンをしているときには、新作情報などのメールの下の方でお知らせがあります。
2. 割引セールをお得に利用する方法
▽買う順位と購入するタイミングを決める
まずは興味や関心がある本、読んでみたい・聴いてみたい本を以下の3つに順位を付けて分けておきます。
- 今すぐ読みたい本
- 今すぐではないけどいつか読みたい本
- 買うほどではないけど何か気になる本
そして、以下のように購入するタイミングを決めておきます。
- 今すぐ読みたい本
→ 今すぐとっとと買う - 今すぐではないけどいつか読みたい本
→ 1の本がなくなったら買う、セールになったら買う - 買うほどではないけど何か気になる本
1と2の本がなくなったら買う、セールで最安値になったら買う
「今すぐ読みたい本」を今すぐ読みたいのにセールで安くなってからと我慢してしまっては、我慢している間の時間が「損」です。「本当の得があるのは本の中」と考えてセールのことは忘れます。
「今すぐではないけどいつか読みたい本」は、私は定価だと購入をためらってしまいますが、セールになっているとためらっている分を割引分がキャンセルしてくれるので迷うことなく、さらに得した気分で買うことができます。
「買うほどではないけど何か気になる本」はなかなかのくせ者です。買うほどでなければ買わなければいいとも思いますが、「買うつもりがなかった本が実は読んでみると自分にとってすごくためになる本だった」という経験があるからです。
「1と2の本がなくなったら買う」としていますが、実際には次から次に読みたい本が見つかり、永遠に3のままかもしれません。セールの最安値は、私が気づいた中では500円なので、この値段なら聴いて面白くなくても惜しくはないかと。
▽ほしいものリストに気になる本を入れておく
気になる本は「ほしいものリスト」に片っ端から入れておきます。ほしいものリストに入れている本がセールになると、ほしいものリスト内の本のタイトルの横にセール中であることを示すアイコンと割引率が表示されるので(2019年6月4日にほしいものリストがリニューアルされて割引率は表示されなくなりました)価格が割引後の金額に変更されて、定価がその横に表示されます。少々見にくいですが、どの本がセール対象かが分かります。価格は割引された価格が表示されます。
▽セールをチェックするタイミング
前項で「セールは毎日、午後7時頃〜日付が変わるまで」と書きましたが、セールの開始時間は日によるようです。
とはいえ、午後9時には始まっているようなので、それ以降にチェックすると確実かと思います。「毎日午後10時にチェックする」などと、自分がチェックしやすい時間に決めておくとよいでしょう。
私は日にもよりますが、だいたい午後9時から10時の間にセール対象の本を確認しておいて、購入は午後11時以降と決めています。割引されているものがあると衝動買いしてしまいそうになりますが、一度離れることで冷静になれるからです。他のことをしていても、もう一度ほしいものリストを見たときには(あるいは見なくても)買うか買わないかの判断ができています。
「セールの確認と購入をするタイミングをずらす」と買うか買わないかの決断する時間とエネルギーを節約できる気がするのも理由です。二度目の確認を忘れた場合は、今は買うタイミングではなかった、ということにしています。
無駄な買い物をしないためには次のルールを作っておくことも有効です。
▽積ん読は○○冊まで
セールだからと何冊も買い込んでいると、読書(読聴とした方がいいでしょうか)ペースが追いつかない場合には聴かない本がライブラリに溜まっていく積ん読の状態になります。デジタルコンテンツなので収納スペースは要りませんしリアルな本を積んだときの圧迫感はありませんが、精神的な重量感はあるかもしれません。
聴かない本が溜まっていると、そのまま永遠に聴かない本も中には出てくるかもしれません。そうなってしまうと「セールだからと得した気分で買ったのに実は損した」ということになります。
これを防ぐために「積ん読は〇〇冊まで」というルールを作っておきます。冊数は自分の読書ペースに合わせて最適な数を決めておきます。ペースが分かりにくい人は「3冊まで」にするのがおすすめです。3という数は心理学的に人が扱いやすい数だと言われているのが理由です。ただし、3冊だと気になる本がいくつもセールになっているとすぐにオーバーしてしまうかもしれません。その場合は5冊でもいいと思います。月に何十冊も聴くような人では10冊程度なら何を買ったか忘れてしまうこともないでしょう。
▽無駄に買わない
これまでにも少し書きましたが、セールだからと買い込み、聞かない本が出てしまうと損になります。無駄をなくし、その分で本当に聴きたい本を買うか、読書以外の別のことに使った方が得です。
そのために、これまでにご紹介した「セールの確認と購入をするタイミングをずらす」買い方と「積ん読は〇〇冊まで」と上限を作る方法を実践してみてください。
それでも、もし聴いていない本に気づいたときには他の本が聴きかけでもすぐにその本を聴くようにしてみてはいかがでしょうか。先ほども書きましたが「買うつもりがなかった本が実は読んでみると自分にとってすごくためになる本だった」という場合もあると思いますので。
▽とにかく安く買う
全てのオーディオブックを最安値で買うことが一番お得、と感じる人もいるでしょう。お金が大事でケチな感じがするかもしれませんが、お金は自分が時間をかけて得たものなので「安く買うことは時間の節約になる」とも言えます。
聴きたいときにすぐに買うのが時間の節約なのか、最安値まで待つのが時間の節約なのかは人それぞれでしょう。おそらく、読書が一番の趣味という人は前者に、読書はたまにという人は後者に当てはまる傾向があるのではないかと思います。
とにかく安く買いたいという人は、これまでにご紹介した方法で毎日セールをチェックして、最安値になったら買いましょう。1週間ほどチェックするとタイトル毎の最安値が分かるのではないかと思います。
< お得な買い方まとめ >
- 買う順位と購入するタイミングを決める
- ほしいものリストに気になる本を入れておく
- セールをチェックするタイミング
→ 午後9時以降が確実 - 積ん読は○○冊まで
- 無駄に買わない
→ セールの確認と購入をするタイミングをずらす
→ 積ん読の冊数に上限を作る - とにかく安く買う
→ タイトル毎の最安値を見極める
3. 月額プランのお得な選び方
月額プランは支払った金額をポイント(1ポイント=1円)として利用できるサービスです。
プランの金額に応じてボーナスポイントがもらえるので、1冊ずつ買うよりお得です。
↓audiobook.jp の月額プランの価格とボーナスポイント
画像は audiobook.jp
より引用。
最大で8,100ポイント分お得ですね。特にこれからオーディオブックを聴いてみようという人はどのプランを選んでいいのか迷ってしまうと思います。
まずは1冊か2冊、という場合には1,080円か2,160円のプランがいいのですが、ボーナスポイントを見ると5,400円のプランからがよりお得です。
プランを選ぶときの基準の例をいくつかご紹介します。
▽1週間に何冊聴くか
まずは自分が1週間に何冊聴くかを考えます。1週間だと自分がオーディオブックを聴く時間や環境をイメージしやすいかと思います。
オーディオブックは1冊当たりだいたい5時間前後、長いものでは10時間を超えるものがあり「そんな時間はない」と思ってしまうかもしれませんが、ちょっとした時間に聴くようにすると意外とすぐに聴き終わります。
通勤・通学の間に聴くだけでなく、掃除をしながら、洗濯物を干したり畳んだりしながら、ウォーキングをしながら、プロテインを用意しながら(私の場合)など、無意識に自動的にできるような動作をしているときにも内容は頭に入るのでおすすめです。運動中は集中力が高まるという研究結果もあるそうです。家でじっくり聴くのもいいですが、オーディオブックを聴くときは散歩に出かけるようにすると、集中して聴けるだけでなく運動にもなりますね。なお、外を歩きながら聴くのは集中しすぎてしまうと危険なので安全第一で聴きましょう。
「 YouTube をいつもだらだらと見てしまうけど内容を覚えていない」という人はその時間をそっくりオーディオブックを聴く時間に置き換えると有意義です。
5時間のオーディオブックを1日1時間聴くとしたら、1週間では1冊を聴く時間は十分にあります。
効率良く聴く方法は下記リンクの記事でご紹介しているので、英語学習を含みますが参考にしてみてください。
▽1ヶ月で何冊聴くか
次に、月額プランなので、1ヶ月で何冊聴くかを考えます。
audiobook.jp のオーディオブックの価格帯は1,200円から2,500円ほどです。実際には1冊1,500円前後が多い印象なので、この金額を目安にします。
例えば、1週間に1冊だと1ヶ月では4冊です。1ヶ月当たりの合計金額は6,000円です。
1,500円 × 4冊 = 6,000円
5,400円(6,300ポイント)のプランが当てはまりますね。
▽6ヶ月で何冊聴くか
これからオーディオブックを初めてみようという人や、今まで読書の習慣がなかった人は「6ヶ月で何冊聴くか」で考えてみるのもおすすめです。
その理由は、月額プランで付与されるポイントの有効期限が6ヶ月だからです。6ヶ月間でポイントを使い切れば損にはなりません。
月に1冊とすると、6ヶ月では6冊なので、1冊1,500円とするとかかる費用は9,000円です。
9,000円にぴったりのプランはありませんが、5,400円と10,800円のプランが近いです。
1,500円 × 6冊 = 9,000円
月額5,400円(+900ポイント)→ 6,300ポイント
月額10,800円(+2,200ポイント)→ 13,000ポイント
5,400円のプランでは足りない分は追加で契約するか、1冊ずつ買うことになります。
10,800円のプランでは6冊の合計金額は超えますが、ボーナスポイント分がよりお得です。
この辺りのお得感は人それぞれだと思いますが、初めての場合は5,400円が無難ではあると思います。プラン内でも4冊は聴けます。
なお、「お金で買ったポイントが失効する」わけですが、ユーザーに対してその分の損失が出にくいように細かい金額設定のプランとボーナスポイントが用意されているのだと思います。
▽1冊800円と500円で計算してみる
「全ての本をセールで買ったら」というのも1つの基準になります。
5,400円のプランでは6,300ポイントなので、全ての本を800円で買う場合は7冊、500円で買う場合は12冊買うことができます。800円の場合は余りのポイントで500円の本を1冊買えますね。
< 月額プランのお得な選び方まとめ >
- 1週間に何冊聴くか
- 1ヶ月で何冊聴くか
- 6ヶ月で何冊聴くか
- 1冊800円と500円で計算してみる
初めての人は5,400円(6,300ポイント)のプランが無難かも。
< 月額プランはいつでも解約、再契約できる >
月額プランをやめたくなったときはいつでも解約できます。ポイントが足りなくなった場合は、一度解約してすぐに再契約するとポイントを補充できます。ポイントを買い直す感じですね。
残ったポイントは解約しても利用ができ、使用期限日までは使えます。
4. まとめ
< 割引セールのパターンと傾向 >
- セールは毎日、午後7時頃〜日付が変わるまで
- 割引されるタイトルの予告はない
- 割引率は40%オフや50%オフが多い
- 800円や500円とキリがよくなる割引率もある
(私が確認した最安値は500円)
(全てのタイトルが800円や500円に値下げされるかは分かりません) - 同じタイトルでも割引率は変動する
< お得な買い方まとめ >
- 買う順位と購入するタイミングを決める
- ほしいものリストに気になる本を入れておく
- セールをチェックするタイミング
→ 午後9時以降が確実 - 積ん読は○○冊まで
- 無駄に買わない
→ セールの確認と購入をするタイミングをずらす
→ 積ん読の冊数に上限を作る - とにかく安く買う
→ タイトル毎の最安値を見極める
< 月額プランのお得な選び方まとめ >
- 1週間に何冊聴くか
- 1ヶ月で何冊聴くか
- 6ヶ月で何冊聴くか
- 1冊800円と500円で計算してみる
初めての人は5,400円(6,300ポイント)のプランが無難かも。
5. おわりに(英語学習にも順位づけを)
audiobook.jp で自分なりに購入するときの条件をあらかじめ決めておくと迷いがなくなります。買うか買わないかの決断するための時間とエネルギーを節約して、充実したオーディオブック生活の参考になれば幸いです。
前回「洋書の英語負担を軽くするオーディオブック学習・活用法」という記事を書いたので流れでこの記事を書きましたが、英語学習と直接の関係がない内容になりました。
ですが、この記事で書いたような順位づけは英語学習にも必要です、とこの場でこじつけます。自分に足りない英語力を上げるためにあれもこれもと同時にやるのではなく、リストを作り、優先順位を付けて、順番に行うのが効果的です。順位が付けられない場合は一番やりやすそうなものから取りかかるのがおすすめです。
聴き放題プランを2ヶ月無料で試す方法
「まずは試しに使ってみたい」という人には1ヶ月無料の「聴き放題プラン」がおすすめですが、今なら下記リンクからの登録で2ヶ月無料で試せます。
›› https://audiobook.jp/referral/unlimited-1908/kkXae5jC
2019年9月22日 (日) 23:59 まで。
月額プランと異なりパソコンや MP3 プレイヤーでの再生はできませんが、スマホアプリにダウンロードして聞くことができます。
登録はアプリからではなく、上記のリンクから行ってください。
そうしていただけると、2ヶ月無料で試せるだけでなく、私に2,000ポイントが入ります。
お互いお得に知識を得ましょう。
▽洋画や海外ドラマを使ったおすすめ学習方法
洋画や海外ドラマで英語学習をするようになり数年、「こんなにシンプルで短く言えるんだ」というセリフに出会うものの、恥ずかしながらその法則が分からずにいました。英語の発想で文を組み立てる意識はしていたものの、どうしても反射的に[日本語 → 英語]の翻訳をしていました。
そんなとき、中山裕木子著「会話もメールも 英語は3語で伝わります」という本を読むと(正確にはオーディオブックのサンプルを聞くと)、目から鱗が落ちて SVO が鍵だと納得しました。
一番良いのは「 SVO で英文を作る」と決めておくと迷わなくなり余計な脳力を使わなくなるところです。さらに、言いたいことを組み立てるときの道が増えた感じがします。この方法に慣れると、同じ内容でも SVO で作る場合と be 動詞や受動態などで作る場合のニュアンスの違いを理解し、最適な文法を選択してより幅広く自由な英語表現ができるようになるはずです。
おまけ的に、SVO を意識する癖をつけると英語を聞く場面では内容を予測しやすくなるのでリスニング力向上にもなります。おまけとしては大きな効果です。
会話もメールも 英語は3語で伝わります [ 中山 裕木子 ]![]() | ||||
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オーディオブックは audiobook.jp にて無料で一部をサンプルとして聞けるので、ぜひ聞いてみてください。英語学習にお金を使わないスタイルの私ですが、月額プランのボーナスで購入したのでカウントしていません。。
↓サンプル視聴先
オーディオブックは通勤や通学のスキマ時間や、家事などをしながら聞くのがおすすめです。時間がなくても「1日1トラックを繰り返し聞く」と頭に入りやすいです。倍速版もあり、慣れるとこちらの方が集中して聞けるし、復習に便利で時短にもなるのでおすすめです。