「単語は分かるのになぜこの意味になるの?」というセリフが洋画や海外ドラマで英語学習をしていると頻出するので、そんなときに私が使っている書籍と無料のウェブサービスを紹介します。
また、「自分が同じことを英語で言おうとすると長ったらしくなる」というセリフもあると思うので、その解決策も紹介します。
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1. おすすめ書籍
下記リストの2冊が私が洋画での英語学習に使っている書籍です。
おすすめ書籍
- 英語語義イメージ辞典
- NHK新感覚☆キーワードで英会話 イメージでわかる単語帳
- 会話もメールも 英語は3語で伝わります
英語語義イメージ辞典
英語学習をしていると「日本の一家に一冊」と思ってしまうくらい有用なのが「英語語義イメージ辞典」です。
辞典なので市販の英語学習書籍に比べるとお高いですが、ありとあらゆる意味で使われる get の解説だけで698円の価値はあると思いますし、「結果にコミット」で一世を風靡した commit の解説も目から眼球が落ちるほどに納得します。
commit は辞書を引くと「 (犯罪などを) 犯す」とあり「自殺をする」という文脈で使うし「約束をする」という意味も載っているので1つ1つ覚えるのは大変ですが、この辞典で紹介されている1つのイメージでクリアできます。
ただし、図での解説はないので慣れるまではイメージが掴みにくいかもしれません。私は同じ著者の「図解 英語基本語義辞典」も持っていますが、特に afford は分かりやすかったです。
ちなみに、「図解 英語基本語義辞典」は絶版と復刊を繰り返して出版社を転々としているようで、私は国際語学社のものを持っています。
NHK新感覚☆キーワードで英会話 イメージでわかる単語帳
イメージ系の単語本を買いあさっていたときに当たりだったのが「NHK新感覚☆キーワードで英会話 イメージでわかる単語帳」です。
イメージというのは表現や解説の仕方に相性があるのか、数冊買ってみたイメージ系単語本の中でもこちらが私には分かりやすいと感じました。
また、get と take の違いも「テストで A の成績を取った」という文脈を例に解説されており、「なるほど!」と納得しかなかったので一発で覚えました。
今では中古しかないようですが安いのでお買い得だと思います。私も古本で買いました。
イメージ解説がある辞書は?
先に紹介した2冊を合わせたような辞書が「コンパスローズ英和辞典」です。辞典なので単語の収録数が多いですしイメージのイラスト解説もあります。
新しく辞書を購入する際は検討してみてください。
会話もメールも 英語は3語で伝わります

「ネイティブスピーカーのようにシンプルに表現できない」と感じているのであれば「会話もメールも 英語は3語で伝わります」を読めば特効薬にもなり得る解決策が見つかるはずです。
著者の言う3語は SVO を使うという手法なのですが、これを洋画のセリフに当てはめてみると「そういうことか!」と納得しますし、スピーキングやライティングの参考になります。
さらに、同じ内容を能動態( SVO )と受動態で表現した場合などの文法によるニュアンスの違いも解説されているので参考になります。これが分かると、洋画を見ていて「ここで受動態が使われているのはこういうことかも?!」とより深い学習ができるようになります。
また、私は英文を作成する際に、まずは無料なのに超絶優秀な翻訳サービスの DeepL で日本語を英語に翻訳したあとで SVO 化しています。こうすると自分の力だけでは到底書けないシンプルな英文になるので助かっています。
この本の著者にも DeepL にも本当に感謝しています。
イメージで英文法をクリアするなら?
単語だけでなく英文法もネイティブスピーカーのイメージでクリアできます。
そのためのおすすめ本はこちら。

私がこの本で学習した方法はこちらの記事で紹介しているので参考にしてみてください。
なお、同じ著者の文法書に「一億人の英文法 すべての日本人に贈る「話すため」の英文法」があるので併用するのもおすすめです。とはいえ、こちらはあくまで文法書なのでイメージ感覚を習得するためのトレーニングとしては「英語のバイエル」がおすすめです。
日本アニメもおすすめです!

2. 無料ウェブサービス
洋画のセリフは丸ごと、あるいは部分的に Google などの検索エンジンで検索すると解説がヒットすることがあります。
また、熟語や句動詞は辞書を引くよりもネットで検索する方が便利だと思います。
その際にヒットしやすい質問サイトと辞書サイトを紹介します。
- 検索エンジン
- Google など
- 質問サイト
- 辞書サイト
- 英辞郎 on the WEB(句動詞や慣用句に便利)
- Cambridge Dictionary(英米の発音確認もできる)
- Urban Dictionary(現代的な表現が多い)
いずれもサイト内で検索することもできます。
どうしても分からない場合は質問サイトで質問してみるとよいでしょう。
なお、当ブログでも洋画のフレーズ解説記事を公開しています。英語学習者に人気の洋画「 The Intern / マイ・インターン」などがあるので Phrase から学習してみてください。
3. 無料自動翻訳サービス
無料ながら高精度かつ自然な自動翻訳サービスの DeepL も洋画での英語学習におすすめです。
意訳をすることもあるので日本語の字幕や吹替音声ではニュアンスが分かりにくいセリフでも「なるほど!」と分かることがあります。(意訳しすぎて間違えることもあります)
なお、ブラウザ上でも使えますし、アプリをスマホやパソコンにインストールしても使えます。
英語の語順で理解する力を鍛えると?
突然ですが、英語を聞いたままの順で理解する力を鍛えると以下のメリットがあります。
- 英語の理解速度が上がる
→ リスニングで「単語は聞き取れるし意味も分かるのに内容が分からない」が解消する
→ 長文読解力が上がる - 試験のスコアが上がる
(英検、TOEIC、大学入試など英語系全般) - 英会話の基礎となる
→「単語を繋いで何とか」から「文節を繋いで難なく」となる
そのため、英語の語順で理解する力は英語の習得に必須だと私は思っています。
この力を効果的に鍛えるには、そのための工夫が満載な英語教材「スーパーエルマー」がおすすめです。
こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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