英語音声 CD 付きの教材を効果的にやり切る方法+原因と対策

英語音声の CD が付属している学習教材や書籍を買ったものの、やり切れずに積ん読してしまっている場合もあると思います。

そこで、そのような教材をやり切るための方法を紹介します。しかも、ただやり切るだけでなく無理なく効果的にやり切る方法です。(気合は無用)

CD1枚当たり最短で10日ほど、長くて1ヶ月ほどで完了するやり方なので、きっとあなたもやり切れるはずです。ぜひ参考にしてください。

 

 

1. 英語教材を効果的にやり切る方法

次の6つの組み合わせが英語の音声教材を効果的にやり切る方法です。

 

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英語の音声教材を効果的にやり切る方法

  • 1トラック (曲) を7分程度にまとめてリピートで聞く
    (またはプレイリストを作ってまとめる)
  • 1トラックずつ数日毎に聞く
    (シャドーイングやリピーティングもする)
  • 慣れたら2倍速で聞く
  • 小型の携帯音楽プレイヤーを使う
  • 本は分からないときに確認する
  • CD は本から抜いておく

 

「単語集」についても同様ではありますが、こちらの記事が詳しいので参考にしてください。

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それでは「英語の音声教材を効果的にやり切る方法」の6つを紹介していきます。

 

1トラック (曲) を7分程度にまとめてリピートで聞く

音声 CD は1トラック(曲)が数十秒ほどのものが多いと思います。しかし、これではどれがどれだか分かりにくいし、リピート再生で繰り返し聞くにも短すぎて効率が悪いです。

そこで、1トラックを5〜10分程度にまとめます。こうすると、チャプター毎に繰り返し聞いたり、発音では「母音のみ、子音のみ」と練習したりできるので、効率よく学習することができます。

「1トラックを7分程度」は私がやりやすいと感じた長さで根拠はありませんが、自分にとって最適な長さを見つけるための目安としてみてください。

トラックをまとめる(統合する)には iTunes を利用します。

 

「トラックの統合」が分かりにくい場合は同様にプレイリストを作成してください。

 

1トラックずつ数日毎に聞く

音声を「1トラックを7分程度」にまとめたら1トラックずつリピート再生で聞いていきます。だいたい同じトラックを3日ほど聞くと内容が定着してくると思います。

「3日も同じのだと飽きる」という場合は1日毎に別のトラックを聞いても構いません。ただし、発音練習の場合は3日ほど同じのを続けた方が効果的というのが私の経験です。

人それぞれやりやすい日数はあると思いますが、まずは下記を参考にしてみてください。

 

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  • 1トラック3日ずつ or 1トラック1日ずつ
  • 発音と単語は1トラック3日ずつ
  • 長文は1トラック1日ずつ

✔︎ 発音のような「技術習得系」や単語のような「暗記系」は1トラック3日ずつ、長文のような「読解系」は1トラック1日ずつが良さそう。

 

CD1枚は最大で80分なので、1トラックを7分とすると1日当たり1トラック分の学習をすると11日ほどで完了します。3日1トラックでは約1ヶ月です。

こう考えると一気にやり切れそうな気がしたきたのではないでしょうか。

なお、学習の途中に「復習日」を入れたり学習の直後に総復習したりするとより効果的ですし、数ヶ月後にもう1度やるのも効果的です。

ただ聞くだけではなく…

英語音声を聞いているだけでは学習効果は低いし、聞いているつもりになって実際には聞いていないという状態に陥る可能性もあります。

学習効果を高めるためにはシャドーイングやリピーティングをするのが効果的です。

これについてはこれらの記事を参考にしてください。

 

 

慣れたら2倍速で聞く

復習する段階では2倍速で聞くと時短になるのでおすすめです。音声での学習に慣れている方であれば初めから2倍速でもよいでしょう。

「2倍速はキツい」という場合は1.5倍速でもかまいませんし、もっと速い方がいいという場合はさらに速くするとよいでしょう。

高速で再生すると前置詞や細かい音はほとんど聞こえなくなりますが、そのような部分は脳が補おうとして「クイズ化」するので学習効果が高まるはずです。

 

小型の携帯音楽プレイヤーを使う

「音楽はスマホで聞く」という方も多いと思いますが、英語学習用に小型の携帯音楽プレイヤーを使うのがおすすめです。

理由はすぐに聞けるからです。どのくらいすぐかというと、私が使っているものでは「最短で2回ボタンを押すだけ」なので1秒くらいです。

「ちょっとしたときにすぐに聞ける」というのは意外と便利なもので、出かける瞬間にさっと聞く準備ができるし、コーヒーを作るときのようなちょっとしたスキマ時間を学習化できます。これがスマホだと音声を再生するのが面倒で「まあいいか」と聞かなくなりがちだと思います。

こちらが私が使っているものです。

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レビュー記事も書いているので合わせて参考にしてみてください。

 

本は分からないときに確認する

本はなるべく開かず、分からないことがあったときに確認する程度にすると効率的だと思います。

分からない単語や熟語があっても文脈から想像するようにします。特に音声 CD に日本語訳が含まれている場合は「これがあの単語の意味か」と答え合わせをするようにします。

ただし、文法を確認する、発音の仕方を確認する、という場合は先に本で確認する方が効率的だと思います。

なお、ほとんど聞き取れない場合は本を見ながら聞くとよいでしょう。「聞き取れなくても集中して聞いていればだんだんと聞き取れるようになる」とも言いますが、あくまで知っている単語やゆっくりと発音されている場合に限ると思います。

その場合は発音練習をする方が効率的だと私は考えています。発音を習得すると知らない単語でも聞き取れるし音で覚えられるからです。「政治家のお食事券 (汚職事件) 」のように知っている音に置き換えて覚えることもあります。

 

CD は本から抜いておく

「たったそんなことか」と思うかもしれませんが、CD を本から抜いておくとページを開きやすくなるのでおすすめです。ページがめくりにくくて本を開くこと自体を面倒に感じれば、それだけで意欲が低下します。

「小型の携帯音楽プレイヤーを使う」と共通する理由ですが、英語学習に直接関係のないことで意欲が低下すると損でしかないので煩わしさはなるべく排除しましょう。

なお、抜いた CD は不織布などの CD ケースにまとめて保管するとよいでしょう。百均でも売っていますよ。

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2. やり切れない理由&克服策

学習教材や書籍をやり切れない理由について、私なりに考えたので克服するための参考としてみてください。

 

やり切れない理由

以下の4つが「学習教材や書籍をやり切れない理由」だと思います。

 

Memo

学習教材や書籍をやり切れない理由

  • 内容が学習目的と合っていない
  • 効果を実感できない
  • 一度にあれもこれもとやろうとしている
  • 安い

 

他にも「つまらない」という身も蓋もない理由もあると思います。例文などの内容に興味を持てないとつまらなくなりがちですが、明確な目的を持って選ぶと回避できると思います。

上記3つの「やり切れない理由」について1つ1つ考察したので頭の中を整理してみてください。

 

内容が学習目的と合っていない

学習をしていると「何か違う」と感じて途中でやめてしまったことはないでしょうか。これは教材の内容が学習目的と合っていなかったことが原因ではないかと考えられます。

とはいえ、明確な目的を持って選んだとしても「学習しづらい教材」はあるのでその場合は仕方がないかなとも思います。立ち読みで全てを確認するわけにはいかないですからね。買ってみたら例文がやたらとネガティブな内容なのに気づいたり、ナレーターの演技が合わなかったりすることもあります。

そういう場合は無理にその教材で学習するのはストレスなので、別のものを買い直して学習する方がいい気がします。

 

効果を実感できない

「内容が学習目的と合っていない」ゆえに「効果を実感できない」ということもありますが、特に単語集では相性があるので自分に合ったものを見つけることも大事だと思います。

ちなみに、私は赤シートがついている単語集が苦手です。見出し語が薄い赤字なので視覚的に覚えにくいようです。

単語集についてはこちらの記事でおすすめを紹介しているので参考にしてみてください。

 

一度にあれもこれもとやろうとしている

英語学習となると「文法と単語やらなきゃ、リスニングも会話も…」とやることがたくさんあります。全てをやろうとする姿勢は素晴らしいですが、それゆえ全てが中途半端になったり面倒になって学習自体をやめてしまったりしては時間もお金も無駄になって元も子もありません。

また、全てを同時にやり続けられたとしても効率は良くないと思っています。学習の目的を1つか2つに絞って短期習得を目指すと結果的に効率は良いと思います。

例えば「この2週間は発音だけ」のようにします。他の学習は一切せず、発音練習のみをします。こうすると2週間後には発音がかなり改善されているはずです。その後は発音を意識しながらシャドーイングやリピーティングをすると発音力を強化しながら読解力やリスニング力が鍛えられます。

一度に複数の教材をやろうとしてしまっている場合は、まずは目的を絞って1冊やり切ることを目標にしてみてください。

「目的が絞れない」という場合は先に述べたようにような流れがあるので発音がおすすめです。

 

安い

「安い」の定義は人それぞれだと思いますが、一般の学習書籍はだいたい1冊1,500円くらいなので「まあいいか」となりがちかもしれません。

一方、通販教材では2万円くらいするので途中でやめてしまうと損失が大きくなります。「損するからやり切る」という話ではなく(そういう心理もあると思います)、購入時のモチベーションも大きいでしょうから、最後までやり切って英語を身に付けようとするのではないでしょうか。

さらに、一般の学習書籍ではどうしても「ひとまとめにした学習」ができないのが途中でやめてしまう原因になっているかもしれません。

一般学習書籍よりも高額ですが、通販教材では文法、発音、語彙などがひとまとめになっているし、学習は教材が指示する通りに進めればいいので迷うことはないでしょう。「これだけやればいい」というシンプルさがあるし、ゴールが明確なのもやり切りやすい理由になると思います。

 

克服策

克服策は先ほど挙げた「学習教材や書籍をやり切れない理由」の逆をやればいいのですが、それはそれで難しいと思います。

 

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学習教材や書籍をやり切るために

  • 学習目的に合った内容の教材を選ぶ
  • 効果を実感できる教材を選ぶ
  • 目的を1つに絞って学習する
  • 高い教材を選ぶ (?)

 

「高い教材を選ぶ」は、あくまで逆向きにひっくり返しただけです。教材をやり切るために高い教材を選ぶのは本末転倒です。選ぶ場合は他の克服策に当てはまるものを選びましょう。

私が効果を実感したおすすめの教材をこちらの記事で紹介しています。

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