海外ドラマ「 This Is Us 36歳、これから」の会話で使える英語表現集

NHK にて放送されていた海外ドラマ「 This Is Us 36歳、これから」を見ながら会話で使う機会が多そうな表現や覚えておくと役立ちそうな表現を集めて追記していました。

ドラマには他にもこのような表現は多くあるので一部ではありますが、私なりに翻訳と解説もつけましたので英語学習の参考にしてみてください。

 

 

また、日本人としてはショックだと思われる表現( Nagasaki )はこちらで紹介しています。

 

スクリプトや英語字幕の入手先など本作で英語学習するための情報もまとめています。

 

配信情報

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■追記

第18話分を追記しました(2018/2/13)

 

第1話「誕生日」

【ホッチキス】

If this doesn’t work,
I might just have my stomach stapled and just be done with…
I was just I was picturing the stapler.

これ(グループカウンセリング)がうまくいかなかったら
胃をホッチキスで留めてそれで…
ホッチキスのイメージが浮かんだので…

ダイエットのグループカウンセリングでトビーが思わず言ってしまったひと言。

ホッチキスは stapler で動詞でも使えます。

例:

I’ll staple it.
ホッチキスで留めとくよ
(ホッチキスしとくよ)

Bind them together with a stapler.
ホッチキスで閉じといて

2つ目の picturing は名詞で picture ですね。こういった基本的な単語(名詞)を動詞で使うと便利ですし、英語を使いこなしてる実感がして心の中でほくそ笑むことができますね。

ちなみに、全てのセリフが英会話で使えそうなアニメ「けいおん!」に「わたしの恋はホッチキス」という曲があり、海外版の DVD の字幕では「 My Love Is A Stapler 」です(直訳ままです)。上記の例は字幕から引用しました。

 ›「けいおん!」は日常英会話フレーズの宝庫!日本のアニメで英語学習

 

【ばか騒ぎ/ふざける】

Do you want to fool around?
ばか騒ぎしたいの?/ふざけてるの?

「 want to 〜 」は「〜したい」と訳すとしっくりこない場合があります。カジュアルにお願いをするときや提案をするときにも使われますので、腑に落ちないときは確認してみることをおすすめします。

fool だけでもふざけるという意味はありますが、around がつくことであちらこちらでふざけ回っている感じになります。

例:

Stop fooling around.

Don’t fool around.

子供を叱るときに使う機会が多そうですね。

fool around には他にも「だらだらして時間を浪費する」や fool aroun with 〜 で「浮気をする」という意味もあります。

どちらも「あちこちでふざけ回った結果」とイメージすると分かりやすいと思います。ふざけ回ると時間を無駄にしますし、浮気されたら「ふざけんな」って感じですからね。「浮気している本人にとっても浮気は無駄」という発想もあるのかもしれないですね。

 

【意味あり】

Okay if I try and say something meaningful?
何か意味のあることを言ってもいいかな?

I don’t know if that was meaningful or senile, but I thought it ought to be said.
意味のあることか老人のたわ言かは分からないが  言われるべきことだと思う

産科医のおじいさんが3つ子の1人を失って悲しむジャックを励まそうとしたときに、前置きとして言ったセリフです。

mean が ful(いっぱい)で「意味のある、意義のある」といった意味になります。

senile と付けることで日本語の「老婆心かもしれないけど…」というニュアンスと同じになると思います。

 

第2話「ビッグ・スリー」(原題:The Big Three )

【超一流の】

The thing is your wife is, like, the gold standard of wives.
お前の奥さんは  妻として最高だよ

ジャックの同僚が彼を励まそうとして言ったセリフです。

「 the gold standard of 〜 」で「最高の〜」と表現できます。

似た表現で「 a heart of gold 」があり、「心優しい、思いやりがある人」と言った意味なのですが、私がその表現を覚えたてのころにネイティブの友達に「 You have a heart of gold. 」と言ったら「その言葉は私には重い」と謙遜されてしまいました。

ちなみに、アニメ「ワンピース」の映画のタイトルにもなっていますね。

 

【いちゃいちゃ(キスとセックス未満の間の使い分け)】

Look, we have had three lunches and four dinner dates.
We have made out seven times and heavy-petted twice.

なあ  俺たち3回ランチして  4回ディナーした
7回いちゃついて  それ以上は2回した

セックスなしの関係に痺れを切らしたトビーがケイトに言ったセリフです。

「 make out 」と「 heavy-petting 」はどちらも「いちゃいちゃ」を意味しますが、違いを整理すると以下になります。

make out → キスやハグのみ
heavy-petting → make out 以上セックス未満

人によって捉え方は違うかもしれませんが、この解釈で間違いはないと思います。

 

第3話「秘密」(原題:Kyle )

【茫然とする】
【絆を作る】

I mean, she’s a little dazed, I guess?
She’s not bonding with the babies.

彼女はちょっと茫然としているんだ
子供達と絆を作れずにいる

めまいがするときは「 I feel dizzy. 」と言いますので、ぼうっとした状態の in a daze と似た響きで覚えやすいと思います。

bond は接着剤の商標ボンドがあるように接着の意味があるので、絆という意味もイメージしやすいですね。

 

【チャンネルを変える/切り替える】

And you took your grief, and you channeled it into action.
君は悲しみを乗り越え  行動力に変えた

テレビでお馴染みのチャンネルですが、「悲しみを行動に変える」などと言いたいときにも使えます。

「 failure(失敗)を行動に」と言い換えたりできますね。

 

【スペース】

You willed yourself forward with positivity,
but Rebecca has just She’s gonna have to do this in her own way,
and you’re just gonna have to give her the space to do it.

君はポジティブさを持って前を向くことを決意したが
彼女は彼女自身のやり方でやらなければならない
だから君はそのためのスペースを彼女に与えなければならない

長いセリフなので and 以前はカットしてもいいかなと思いましたが、will の使い方が参考になると思うので載せました。

ここのスペースは日本語と同じですが、クローゼットや車のトランク、飛行機の overhead compartment(手荷物入れ)では room を使います。

 

【話半分に聞く】

Of course, I voted for Nixon,
so you got to take everything I say with a grain of salt.

ニクソンに投票した私の話だからね
当然  私が言うことは全て眉唾で聞いてくれ

ジャック夫婦の主治医のセリフです。初回から格言めいたことを言う前後でこうしたことを言って押し付けがましくならないようにしています。

take 〜 with a grain of salt で「話半分に聞く」「眉唾で」といった意味になります。直訳すると「一粒の塩をつまみ取る」ですので、ごく僅かでもアドバイスとして受け取ってもらえたら、という意図があると思います。

 

【脇役、2番目】

I can’t play second banana to your brother.
俺には君のもう一人の兄弟はできない

top banana で舞台の主役を意味するので、2番目、脇役、という意味になります。調べると「舞台の報酬としてバナナが与えられたことから」といった背景がありましたので、本当なら古くからある表現のようですね。

banana にはこの他にも「 go bananas 」で「激怒する」「頭がおかしくなる」といった意味があります。動物園でバナナに興奮するお猿さんを思い浮かべると腑に落ちやすいと思いますが、実際にはバナナが与えられることはないようです。

 

【十分な時間】

I don’t know what you were looking for with all this, or even if you do,
but I do know you don’t have a whole lot of time.

あなたが何をしたいかは知らないけど
それをするための時間がないのは確かよ

ランダルの妻が癌を患う義父に言ったセリフ。

a lot of time だと多くの時間という意味ですが、whole で多くの時間から「したいことをする時間」を区切ったニュアンスになるかと思います。ちなみに、ホールケーキの whole ですね。

 

第4話「プール」(原題:The Pool )

【遊びに行く】

The kids are gonna run off,
you’re gonna finish that book you’ve been trying to read for two years.

子供たちは遊びに行きたがってるし
君は2年間読みかけの本を終わらせればいい

run off は多くの場面で使われますが、ここでは「どこか外へ行って遊ぶ」という意味です。

 

【いいね、そうしよう】

– Afterwards, we’ll swing by the pharmacy,
get those medications that the doctor wrote for you.
– そしたら  薬局にちょっと寄って  処方箋の薬をもらおう

– Sounds like a plan.
– いいね

「 Sounds like a plan 」は直訳すると「計画っぽく聞こえる」ですが、相手の提案が a plan として成立していると認め、好意的に受け入れて「そうしよう」というニュアンスになります。

 

【こっちが聞きたいよ】

– Does it work?
– 効き目あるの?

– You tell me. I was wearing this shirt the night I met your mom.
– 君が教えてくれ  このシャツを着ていた夜にママと出会ったんだ

ジャックが魔法のTシャツの効果を娘ケイトに聞かれたときに「 You tell me. 」と返しました。「こっちが聞きたいくらいだよ」「知らないから教えてよ」といった意味で使われる表現ですが、ジャックはその効果を知っています。ここではケイトにTシャツを着せようとしているジャックの気持ちから「君も試してみて(感想を聞かせて)」という意味も込められているようです。

 

第5話「スーパーボウルの夜」(原題:The Game Plan )

【セリフを覚えて演技する】

I’m gonna memorize my lines and get off book.
これからセリフを覚えて完璧にするんだ

off book はセリフを覚えるだけでなく、覚えたセリフで演技をするところまでを含む表現なので「完璧にする」と訳してみました。ケヴィンは子供達に「 I know my lines. 」と説明していますが、スクリプトの中身を本から出して形にする、とイメージすると分りやすいと思います。

役者でもないと使う機会はなさそうですが、似た表現の off the books は「記録から消されて」が元の意味なので、法律などが廃止されたり、除名されたりするときに使われます。税金逃れのために「帳簿外で」となったり、「非公式で」となったりもします。

こちらは脱税や横領のニュースでよく出てきそうですね。合わせて覚えておくと記憶に残りやすいかと思います。

 

【ミント】

Also, some Altoids.
ミントもちょうだい

Altoids は商品名です。ドラマに出てくるほど、あちらでは一般的なのでしょうか。

 

【なめらかな】

Voice like silk.
シルクみたいになめらかな声だね

「 be as smooth as silk 」と同じ意味ですが、短く言うこともできます。

 

【向いている】

I’m not cut out for theater.
俺は演劇には向いてない

cut out for は、服を作るために裁断された布をイメージすると分りやすいです。当然、切られた布は服を作るのにぴったりです。ここから「向いている」「適している」となります。

 

【授かる】

I was conceived in a bathroom during the Super Bowl.
私はスーパーボウルの最中にバスルームでできた子供なの

conceive は con(完全に) + ceive((体内に)取り入れる) から「妊娠する・思い浮かべる」が元の意味です。

「子供を授かる」という意味では以下の表現もあるので、合わせて確認しておきましょう。

・be given a child
・be blessed with a child

 

第6話「レッスン」(原題:Career Days )

【軌道に乗る】

I know it’s risky, but once I get things up and running,
I can spend more time with my kids.

リスクがあるのは分かってる  だけど  一度軌道に乗れば
子供たちとの時間が増える

会社からの独立を考えているジャックのセリフです。

get things up は「物事が上がった状態に至る」と解釈できるので、ここでは「独立して利益が上がった状態に至る」となります。

また、この run は「経営する」という意味になる表現です。レストランや会社が走っているイメージですね。

get things up と get running の合わせ技で、「軌道に乗る」としてみました。

分かりづらい場合は、打ち上げられた人工衛星が予定されていた軌道に乗って周回しているところを想像するとイメージしやすいかと思います。

 

【中年の危機】【耐えられない】

This early midlife crisis is so you, I can’t stand it.
こんなにも早い中年の危機なんて  あなたらしすぎて  耐えられないわ

midlife crisis で「中年の危機」です。middle aged crisis の方がドラマなどでは見かける気がします。

また、「 I can’t stand it. 」は、「立っていられない」→「耐えられない」となる表現です。

 

【激アツ】

– And it’s gonna be lit.
– That’s not how you use “lit,” right? – No.

– 激アツくなりそうだぜ  これは
– 「激アツ」の使い方間違ってるよね?  – うん

ランダル親子の会話。最初のセリフがランダルで、次が妻、最後は娘です。

lit は light の過去・過去分詞形で「火をつける」という意味があります。NHK の放送では「激アツ」としていたようで、辞書では相当する意味を見つけられませんでしたが、「火がついたように熱い」→「激アツ」としたのだと思います。

正確なニュアンスは私には分かりかねますが、スラングとしての使い方なので、友達同士で冗談ぽく使ってみると面白いかもしれないですね。

 

【並はずれた】

You are an exceptional young man.
お前には並外れた才能がある

exceptional は前置詞の except で「〜を除いて/以外は」という意味がお馴染みかもしれませんが、名詞で exception、形容詞で exceptional と活用できます。

exceptional では「普通の才能の外」と解釈すると分りやすいと思いますし、紙に「普通」と書いて丸で囲み、丸の中から外側への矢印を加えるとイメージしやすいと思います。

 

【気持ちは分かる】

I know what you’re going through.
気持ちは分かる

go through にはいくつか意味があり、ここでは「経験する」ですが、悪いことや時期、困難を経験すると言うときに使われます。辛い時期を通り抜ける感覚です。

「 I know what you feel. 」とも言えますが、自分も同じような経験している、より分かっている、というニュアンスが出る表現かと思います。

 

第7話「世界一の洗濯機」(原題:The Best Washing Machine in the Whole World )

【興奮する】

– I’m actually, I’m turned on by this washing machine.
– Well, I can show you turned on.

– 実は  この洗濯機に興奮しちゃうの
– だったら俺が本当の興奮ってものを教えてやる

このドラマでは初回のベッドシーンにも「 turn on 」が出てきた記憶があります。洗濯機に例えると、オフ(普通)の状態からスイッチを回転( turn )させてオン(興奮状態)にした、となりますでしょうか。

オンになってぐるぐる回っている洗濯機(は興奮状態)までイメージすると、記憶に残り覚えやすいかと思います。

ちなみに、ドラマでは回転式のスイッチだった気がします。

 

【私の責任で】

Can’t have you going out in the night scoring drugs on my account.
私の責任で夜中にドラッグを買いに行かせる訳にはいかないわ

account は口座という意味がお馴染みかと思いますが、語源は「計算する」です。そこから on one’s account で「誰々の都合で」という意味になります。口座の残高を計算して、少ないときには都合が悪くなりがちなので、イメージしやすいかと思います。

自分の口座から支払いをするとなると責任が生じることから「私の責任で」と訳してみました。このセリフでは「ドラッグを買いに行かせる行為」が支払いに当たりますね。

I feel bad they have to crowd themselves on my account.

というセリフもありました。

 

【こっそり抜け出す】

I just wanted to apologize for ducking out of the meeting.
ミーティングを抜け出したことを謝りたかったの

ダイエットの会を抜け出したケイトがトビーに謝るときのセリフです。

duck は動詞で「頭や体をひょいと下げる」という意味があります。カモやアヒルの頭や首を思い浮かべると分かりやすいですね。映画などでの銃撃シーンで「伏せろ」という意味で使われていたような気もします。

身を屈めて out する様子から「こっそり抜け出す」というニュアンスになりますが、くだけた表現ですので友達同士での使用が無難です。

 

【自分を追い込む】【いかれる】

Depriving myself, makes me absolutely nuts.
自分を追い込んでばかりいると  完全にいかれちまうんだ

deprive A of B の形で「 A から B を奪う」という意味ですが、奪った結果、奪われた状態に追い込むわけですから、「自分を追い込む」と訳してみました。

CM で有名になった commit と同じニュアンスです。約束をすると、約束を果たさなければならない状況に追い込まれます。suicide と相性が良いのも自殺に追い込まれるからですね。

nut は木の実ですが、お腹が減っているときに木の実を食べようとしたけど殻がなかなか割れなくてイライラして気が変になってしまったことからなのか、気がふれたときの表現が多いです。

drive me nuts も「気が変になる」「頭がおかしくなる」というときに使われます。drive の原義は「前に駆り立てる」なので、スペルも deprive と似ているので、合わせて覚えておくと記憶に残りやすいかと思います。

 

【ひいきする】

Mom did favor me.
ママは確かに俺を贔屓してた

favor の原義は好意です。好意が強くなると贔屓しがちです。

 

【今日は色々あったな/疲れたな】

It’s been a day.
これが俺たちの1日か

ケヴィンとランダルは疎遠でしたが、大人になって、初めて1日中2人で一緒にいて、子どもの頃の話をしたり、ケンカしたりと盛りだくさんでした。

様々な意味に取れる表現ですが、ドラマの内容から「これが俺たちの1日か」と振り返って確認するような印象がありました。

ちなみに、「 It’s been a long day. 」と long を付けて言うこともあります。「長い1日だった」。「忙しい1日だった」という意味になります。

 

第8話「感謝祭」(原題:Pilgrim Rick )

【油断しちゃだめ】

We have to stay vigilant.

ダイエットセミナーのメンバーのセリフ。感謝祭は食べ物の誘惑がいっぱいだから気をつけましょう、というニュアンスで他のメンバーに呼びかけていました。

vigilant は「危険などに備えて」という状態から「(たえず)警戒している」「用心深い」という意味です。ちょっと耳慣れない単語かと思いますので、careful と言い換えると簡単だと思います。

似た表現には「 Don’t let your guard down. 」がありますね。

 

【出かける】

That’s why you need to get your ass on the road.
だから出かけなくちゃいけないのね

スラングですが、「 get one’s ass on the road 」で「出かける」「出発する」という意味になります。お尻を道路に着けるということなので、車のシートに座ったイメージでしょうか。カジュアルなので使う場面は仲の良い友達同士に限られますが、面白そうなので使ってみたいですね。「ネイティブから何