映画やドラマで英語学習をしていると「もっと字幕を長く表示させたい」と誰もが?思うもの。
字幕ファイルによってできないものもありますが、長いもので0.1〜0.2秒ほども長くできます。たったそれだけかと思われるかもしれませんが、表示してみるとかなり違うのでおすすめです。
Aegisub という無料の字幕作成ソフトを使うと簡単にできるので、その方法をご紹介します。
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1. Aegisub とは
Mac 用の字幕の作成・編集ができるフリーソフト。動作はやや不安定ですが、慣れるとかわいいものです。アイコン以外は。
※本記事の環境は、Mac OS 10.7.5、Aegisub 2.1.9 ですが、他の OS やバージョンでも操作は同じです。
2. Aegisub で字幕の個々の表示開始・終了時間の差を確認
字幕ファイルを Aegisub で開いたら(画像は Aegisub を開いただけの状態)、下の画像の赤枠(字幕ファイルを開くとずらっと縦に並んでいます)を「 End 」→「 次の Start 」の順で見ていきます。
この時間の差の分を長くすることができます。
※両者の時間がかぶっているものはできません
(一応できますが画面上で字幕がかぶるようになる)
一つ一つ設定することもできますが、大変なので一括で設定したいところです。
その為に字幕の全てに共通する時間の差を確認します。
合間なく会話するところを見るのがコツです。そうした部分をいくつか見るとだいたいのところが分かります。
3. Aegisub で字幕の表示終了時間のみを長くする方法
字幕の全てに共通する時間の差を確認したら、メニューバーの Timing から Shift Timing を選択するか、ショートカット「 ⌘ I 」で下の画像の画面を開きます。
字幕の終了時間のみをシフトして長くする設定
画像のように設定します。Times の項目(緑枠)で「 End times only 」を選択します。
こうすると字幕の表示の終了時間のみが変更されます。つまり、ここを Forward することで字幕の表示時間を長くできるわけですね。
Time には先ほど確認した時間の数値を入力します(画像では2秒になってますが、そんなに長くできるものは余程セリフが少ないもの以外はないですね・・・)。
字幕の表示時間がかぶっていないか確認
OK をしたら字幕の表示時間がかぶっていないか確認します。
最初から最後まで ↓ キーで字幕をざっと見ていきます。かぶっている箇所は赤く表示されるので、やり直したりして調節します。
※Start と End の時間が同じでも問題ありません。End の数値が Start より大きくなると赤く表示されます。
確認して問題なければ「 ⌘ S 」で保存します。
4. おわりに
他にも Aegisub の使い方や語学ソフトとしての活用方法を記事にしています。
記事は下記のカテゴリーリンクからご覧ください。
› Aegisub
字幕を動画に焼き付ける問題
Aegisub ではテレビや YouTube のような字幕やテロップを作れますが、字幕を作ったら字幕を付けた私的な動画を DVD にしたり YouTube で公開したりしたい場合があると思います。
しかし、Aegisub で作れるのはもちろん字幕ファイルであって動画ファイルではありません。そのため字幕を動画に焼き付ける必要があります。
字幕を焼き付けるとは、字幕を画像として映像の上に貼り付けることです。テレビ画面(動画)にシール(字幕)を貼る行為、と例えると分かりやすいかもしれません。なお、そのためこれをすると字幕の非表示はできません。
この「動画に字幕を焼き付ける」作業を私は以前したことがあるのですが、少々というか、結構な問題でした。
無料で動画に字幕を焼き付ける方法
動画に字幕を焼き付ける方法は、無料ではまず FFmpeg を使う方法がありますが、これは私はよく分からず挫折しました。簡単らしいのですが。。
そこで Windows 用のフリーソフトを使ったのですが画質も音質も劣化して残念でした。ソフト名は忘れてしまい探しても見つからないので紹介は諦めましたが、私が使った感触ではおすすめはできないものでした。
無料の動画作成ソフトで字幕を付けた方がいいかも
動画編集ソフトでも字幕は付けれます。Windows ではマイクロソフト社の Movie Maker が無料で使えます。
Mac では iMovie がありますが字幕を付ける機能はありません。タイトルを付ける機能で代用はできますが自由度が低く字幕としてはいまいちで使いづらいです。
自動で字幕作成できる動画編集ソフトが便利
とにかく無料でがんばる私ですが、有料ソフトの便利さの誘惑に負けることもあります。とはいえサブスクしかない高額ソフトには手が出ません。
私と同じような方には Windows 用の動画編集ソフト「 VideoStudio Pro 2022 」がおすすめです。理由はこのバージョンからの新機能「音声テキスト変換機能」で字幕作成を効率良く行えるからです。英語や日本語などに対応していて、精度は100%正確とはいかないまでもなかなか正確なようです。
公式サイト では30日間無料の体験版を利用できるので気になった方はまずは試してみるとよいでしょう。
▽購入はソースネクストがおすすめ
VideoStudio Pro 2022 は Amazon でも販売されていますが、購入はソースネクストサイトがおすすめです。50%引き以上になる割引セールを月イチくらいでしているのが理由です。体験版を利用しながらセールを待つとよいでしょう。(情報入手はメルマガ登録がおすすめ)
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Mac ユーザーは?
とはいえ私は Mac ユーザーでサブスクするほど動画編集をしないので Filmora かなという感じです。

購入は時期にもよりそうですがポイント分で楽天がお得な印象です。
字幕通りに聞き取るには?
洋画の英語を聞き取るのは意外と簡単です。洋画が聞き取れるようになると受験英語のリスニングが楽になりますし、ニュースだけでなくネイティブスピーカーとの会話も聞き取れます。
初心者も、まずは洋画を1本聞き取れるようになってみてはいかがでしょうか。
こちらの記事でその方法を紹介しているので参考にしてみてください。
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