洋画や海外ドラマの srt ファイルをダウンロードして、Aegisub で「字幕のタイミングを部分・全体的にずらして保存」しようとしただけなのに ass ファイルとして書き出される場合があるので、この原因と対処法について紹介します。
これに関連して以下のよくありそうなトラブルと対策も紹介します。
- srt ファイルを Aegisub で開けないときの対策
- 文字化けを直す方法
- ass ファイルで日本語が文字化けするときの対処法
1. 原因と対策
ダウンロードした字幕ファイルにカラーコードなどが含まれていると srt ファイルであっても Aegisub は ass ファイルとして書き出そうとします。
つまり、srt ファイルとして保存できないコードを削除すると srt ファイルとして保存できます。
対処法は以下の2つです。
Aegisub が srt を ass として書き出そうとするときの対策
- srt ファイルとしてエクスポート(そもそも srt ファイルなのに)
- srt ファイルから改行以外のコードを削除
対処法①:Aegisub で srt ファイルとしてエクスポートする
確実で手間が少ない方法は「Aegisub で srt ファイルとしてエクスポートする」です。
手順は以下。
Agsisub で srt ファイルとして書き出す方法
- メニューバーから[ File → Export As… ]
- [ Export ]画面が開く
- Text encoding が UTF-8 になっているのを確認
- [ Export ]をクリック
- 保存先を選択
- 下の方にある File type で[ SubRip ( *.srt ) ]を選択して保存する
これで srt ファイルとして保存されます。
なお、srt ファイルとして保存できないコードは全て削除されます。
このときファイル名の入力が面倒なのですが、macOS では保存先を選択する画面に表示されている既存のファイル名をクリックすると入力されるので便利です。
対処法②:srt ファイルから改行以外のコードを削除
対処法①でうまくいかない場合は手動で改行以外のコードを全て削除してから保存します。手動と言うと大変そうですが、Aegisub のテキスト置換機能を使えば簡単です。
なお、\N は改行コードなので削除する必要はありません。
言わずもがなですがタイムコードは削除しません。
Aegisub でテキストを置換する方法
テキストの置換は次の手順で行います。
- メニューバーから[編集 → Fine and Replace… ]
- [検索する文字列]に変換したい文字列を入力
- [置換後の文字列]に半角スペースなどを入力
- [ Replace all ]をクリック
[検索する文字列]には Aegisub で地図記号の工場のようなマークが表示されている字幕行をクリックしてテキスト入力欄で確認したコード(変換したい文字列)を入力します。
なお、斜体コードはバージョン3では削除しなくても srt ファイルとして保存できます。
[置換後の文字列]には、例えばコードを削除すると単語と単語の間がなくなってしまう場合に半角スペースを入力します。改行コードを削除する場合に必須です。
改行コードの削除は字幕ファイルの翻訳精度を上げるのに有効です。
カラーフォントが使われる部分
カラーフォントはオープニングとエンドロールの前後に使われることが多いです。字幕作成者や作成元の URL なので字幕行ごと削除してもかまいません。
Mac テキストエディットで開けない場合
srt ファイルを Aegisub では開けてもテキストエディットでは開けない場合があります。
この場合は srt ファイルを Aegisub で開いておいて「対処法①」を行うと開ける場合があります。
これでだめな場合は最新版の Aegisub を試すか、字幕サイトに他の字幕があればそちらを試します。
また、Aegisub で開いたときに字幕の最後の一行がごちゃごちゃした文字列の場合、これとこれに類似する部分を削除すると開ける場合があります。
2. Aegisub で srt ファイルが開けないときの対策
理由は分かりませんが、Aegisub で srt ファイルが開けないときにこれをしたら開ける、という方法を見つけたので紹介します。
これで全てのファイルが開けるようになるわけではありませんが、高確率で開けるようになるので、試してみる価値はあります。
テキストエディタで最後の字幕データを削除
テキストエディタで srt ファイルを開いて、一番最後の字幕データを確認します。
これがセリフ以外の意味不明な文字列だった場合、これとこれに類似する部分を全て削除します。削除後、保存して Aegisub で開けるかどうかを確認します。
逆にテキストエディタで開けない場合に Aegisub でこれをやると開ける場合があります。(前項目参照)
Jubler で開いて保存する
Jubler も Mac で使えるフリーの字幕作成ソフトです。これで開いて保存するだけで Aegisub でも開ける場合があります。
Windows では SubtitleWorkshop があるので試してみるとよいでしょう。
これらの方法で対訳字幕を作っているときに発見しました。
3. Aegisub で編集した srt ファイルの文字化けを直す方法
Aegisub で保存後に動画で字幕を確認する部分的に文字化けしていることがあります。
文字化けする文字を削除する
「♪」は文字化けしやすいので、気になる場合は対処法②で紹介したやり方やテキストエディタのテキスト置換機能で直します。不要な場合は削除するとよいでしょう。
Mac テキストエディットを使って一括修正
Mac のテキストエディットを使ってテキストを置換する方法は下記リンク先の記事で紹介しています。
メディアプレイヤーで日本語のフォントに設定する
日本語字幕の場合で、字幕ファイルに問題がない場合はプレイヤー側のフォント設定が英語になっていることが原因かもしれません。
英語のフォントに設定していると日本語の字幕は文字化けします。
VLC プレイヤーでのフォントの設定方法はこちらを参考にしてください。
4. ass ファイルで日本語が文字化けするときの対処法
ass ファイルについてですが、長くもないのでついでに「 ass ファイルを動画をメディアプレイヤーで再生したときに日本語字幕が文字化けするときの対処方法」を書いておきます。
Aegisub のメニューバーからスタイルマネージャーを開き、右側の Current script 枠内で変更したい(文字化けする)スタイルを選びダブルクリック、日本語のフォント( Hiragino Kaku Gothic ProN など)を選択して「 OK 」、あとは保存して完了です。
これをしても文字化けする場合は他の日本語のフォントを試してみてください。
私は VLC プレイヤーを使っていますが、このケースでは特に VLC の設定はしなくてもいいようです。もし文字化けする場合は VLC の字幕の設定でデフォルトエンコーディングを UTF-8 に、フォントを HirakakuPro-W6 にしてみてください。この設定は srt ファイルに有効なようで、ass には関係なさそうですが。なお、設定後は VLC を再起動する必要があります。
詳しいやり方はこれらを参考にしてください。
字幕を動画に焼き付ける問題
Aegisub ではテレビや YouTube のような字幕やテロップを作れますが、字幕を作ったら字幕を付けた私的な動画を DVD にしたり YouTube で公開したりしたい場合があると思います。
しかし、Aegisub で作れるのはもちろん字幕ファイルであって動画ファイルではありません。そのため字幕を動画に焼き付ける必要があります。
字幕を焼き付けるとは、字幕を画像として映像の上に貼り付けることです。テレビ画面(動画)にシール(字幕)を貼る行為、と例えると分かりやすいかもしれません。なお、そのためこれをすると字幕の非表示はできません。
この「動画に字幕を焼き付ける」作業を私は以前したことがあるのですが、少々というか、結構な問題でした。
無料で動画に字幕を焼き付ける方法
動画に字幕を焼き付ける方法は、無料ではまず FFmpeg を使う方法がありますが、これは私はよく分からず挫折しました。簡単らしいのですが。。
そこで Windows 用のフリーソフトを使ったのですが画質も音質も劣化して残念でした。ソフト名は忘れてしまい探しても見つからないので紹介は諦めましたが、私が使った感触ではおすすめはできないものでした。
無料の動画作成ソフトで字幕を付けた方がいいかも
動画編集ソフトでも字幕は付けれます。Windows ではマイクロソフト社の Movie Maker が無料で使えます。
Mac では iMovie がありますが字幕を付ける機能はありません。タイトルを付ける機能で代用はできますが自由度が低く字幕としてはいまいちで使いづらいです。
自動で字幕作成できる動画編集ソフトが便利
とにかく無料でがんばる私ですが、有料ソフトの便利さの誘惑に負けることもあります。字幕やテロップの作成や、それらを動画に焼き付けて書き出すのは基本機能だからです。とはいえサブスクしかない高額ソフトには手が出ません。
私と同じような方には Windows 用の動画編集ソフト「 VideoStudio Pro 2023 」がおすすめです。カラオケ字幕なんかも作れますし(使い方は検索すると出てくる)、「音声テキスト変換機能」で字幕作成を自動化でき、効率良く行えるからです。英語や日本語などに対応していて、精度は検証記事を見ると100%正確とはいかないまでもなかなか正確でした。
Corel の 公式サイト では30日間無料の体験版を利用できるので気になった方はまずは試してみるとよいでしょう。
▽ 購入はソースネクストがおすすめ
VideoStudio Pro 2023 は Amazon でも販売されていますが、購入はソースネクストサイトがおすすめです。50%オフ以上になる割引セールを月イチくらいでしているのが理由です。体験版を利用しながらセールを待つとよいでしょう。(情報入手はメルマガ登録がおすすめ)
›› VideoStudio Pro 2023(ソースネクスト商品ページ)
Mac ユーザーは?
とはいえ私は Mac ユーザーなので Filmora かなという感じです。

購入は時期にもよりそうですがポイント分で楽天がお得な印象です。
英語ができない犯人は?
英語に苦手意識がある人は多いと思いますが、その犯人を特定できていますか?
英会話でいうと犯人は…
- 喋る練習をしない自分
- 興味がない方向で、効果がない方法でやらされていた自分
ちょっと厳しい言い方になったかもしれませんが、こんなシンプルなことを教えない人こそ犯人だと私は思います。
犯人は分かった。ではどうするか?
私も遊び感覚で使っている「スピーク」という AI 英会話アプリを使うと解決します。
スピークを使うと…
- とにかく喋る練習をさせられる
- 興味がある方向で、効果がある方法でやれる
- 強力な AI 学習サポーターがいる
AI 相手だからこそ、いつでも喋る練習ができる、分からないことを何でも聞ける、恥ずかしくない、といったメリットもあります。
スピークで解決する詳しい理由は下記の記事で述べているので、英語に苦手意識を持っていた方はぜひ参考にしてほしいと思います。
初心者向けとしていますが、スピークの実力や概要を知るのにちょうどいいかなと思います。

まずは無料で AI 英会話アプリ「スピーク」を使ってみる(公式サイト)
なお、私も洋画や海外ドラマ、日本アニメ英語版を素材としたオンラインレッスンを提供しています。お好きな作品でレッスンできるので、勉強感なく、おしゃべり感覚で楽しく英語学習を続けられると思います。
「中学英語も怪しい…」という方も、英語仲間として基礎からお支えします。安心してお任せください。
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