時は金ということで、英語を効果的で効率よく学べる映画やドラマ選び方をご紹介します。
「選ぶ前に学習目的を確認する」ことと、「学習目的に合わせた作品を選ぶ」ことが大事です。
「英会話のリスニング」が目的の場合は一癖ありますのでしっかり解説しています。ぜひご覧ください。
Contents
おすすめ記事
› 動画とか無料英語学習サイトおすすめは?「YouTubeです」
› 英会話に必須!英語リスニング力をネイティブレベルへ導くおすすめ海外ドラマ7選

› 鬼滅の刃|英語吹替 YouTube 動画を対訳化&セリフ解説
鬼滅の刃の英語版 YouTube 動画から英語スクリプトを対訳にして英語表現や発音がどう聞こえるかなど詳しい解説をつけました。セリフから英語学習のポイントとなるものや分かりにくいものを取り上げ、なぜその意味になるのか言葉のニュアンスやイメージから解説して...( more )
1.学習目的を確認
ここでいう学習目的は「英語を勉強する」といった漠然としたものではなく、具体的な「伸ばしたい英語力」のことです。
まずは映画やドラマを選ぶ前に、ご自身の目的を確認してみましょう。
ざっとまとめると以下のようになると思います。
- リスニング(会話、映画、試験など)
- 発音(ネイティブらしい自然な発音、きちんとした正しい発音など)
- 英会話(語彙、表現、リスニング、スピーキングなど)
- ライティング(ビジネス、メール、コラムなど)
- リーディング(速読、精読など)
- 専門用語(医療、法律、IT、など)
- 受験(英検、TOEICなど)
※一部に映画、ドラマからは得にくい英語力が含まれています
人によって目的(伸ばしたい英語力)は様々だと思いますので、ご自身が英語を使う場面を思い浮かべてみてください。あるいは必要だと感じている英語力を確認してみてください。
それがあなたの学習目的です。その目的にあった映画やドラマを選ぶことで効率・効果的な学習ができるのです。
2.洋画、海外ドラマの選び方(目的別)
目的がはっきりしたら、どんな作品を選べばよいか分かると思います。
「医療関係なので医療に関する語彙を身につけたい」というのであれば、医療モノの映画やドラマを見ればいいわけです。
医療関係の単語集などで学習しつつ、合間の息抜きに映画やドラマを繰り返し鑑賞すると、単語集に載っている語句が出てくるとすぐに覚えられると思います。
その他の例
法律用語 → 法廷モノ
イギリス人の発音 → イギリスの映画・ドラマ
TOEIC → ビジネスシーンや語彙が多い映画・ドラマ
3.洋画、海外ドラマの選び方(英会話リスニング)
英会話のリスニングに関しては注意が必要です。
英会話リスニング → コメディドラマ( △ )
↑のように選んでしまいがちですが、英会話のリスニングにおいてはコメディドラマには不十分なところがあります。
コメディは発音がはっきりしている
コメディドラマでもリスニング力の向上は期待できます。しかし、コメディはその性格上、はっきりと発音される傾向が強いんです。
コメディドラマに限らず、多くの映画やドラマの英語は、ネイティブのカジュアルな日常会話よりもはっきりと発音されます。視聴者が分かりやすいように、当然のことですよね。
はっきりと発音される映画やドラマばかりでリスニングを続けていると、いつまでたってもネイティブのカジュアルな会話は聞き取れない、ということにもなりかねないのです。(似た経験あり)
なので、カジュアル発音(不明瞭な発音)の映画やドラマを見つけて、それを使って英語の学習をしよう、というわけですね。
なんかこの人ぼそぼそして聞き取りづらいなあ、もっとはっきり喋ってよ、と思う役の人に出会ったら、ラッキーです。出演者みんなそうだったら、大当たりです。
関連記事
› 英会話に必須!英語リスニング力をネイティブレベルへ導くおすすめ海外ドラマ4選
4.英語学習用の洋画・海外ドラマ探しが大変
目的を絞れば絞るほど、自分の英語学習に合った映画やドラマは見つかりにくくなってしまいます。
イギリスの発音が気になったら各地の訛りを求めて、コックニーとかスコティッシュとか、細かくなっていってしまいます。(これに関しては You Tube の方がいいかも)
その点、専門用語を身につけたい人は選びやすそうですが、何度も繰り返し見れる作品となると、ぐっと少なくなってしまうかもしれません。苦手な登場人物がいると、見るのがストレスになって嫌になってしまったり。
先ほど英会話のリスニングに効果的と紹介した、カジュアル発音の映画やドラマを探そうと思っても、実はなかなかないんですよね。
そもそも、映画もドラマも見てみるまでどんな発音なのか分からないですよね。YouTube などで予告編を見るとだいたいのところは分かりますが、慣れていないと、はっきり発音かカジュアル発音か分かりづらいと思います。
自分に合った映画やドラマを探うちにそれ自体が目的になって、本末転倒な英語学習の迷子になってしまうかもしれません。(私のこと)
そういったこともあり、当ブログは「映画やドラマを英語学習の観点から紹介」しているわけですね。
下記カテゴリーリンクから目的に合った映画やドラマを探してみてください。
カテゴリーリンク
› Selections(洋画・海外ドラマを特徴ごとにまとめて紹介)
› Dramas(海外ドラマを1作品ずつ紹介)
› Movies(洋画を1作品ずつ紹介)
5.まとめ(楽しく学習したい方は・・・)
- 映画やドラマを選ぶ前に目的(伸ばしたい英語学習)を確認する
- 目的(伸ばしたい英語学習)によって映画・ドラマを選ぶ
- 映画やドラマが見つからないときは当ブログを参考にしてください
ちなみに、学習効果よりもとにかく楽しくやりたい、という方はお好きな作品を選んでもちっとも問題ありません。「好きこそ物の上手なれ」です。
参考になりましたら「学習目的」を意識してみてくださいね。
▽洋画や海外ドラマを使ったおすすめ学習方法
洋画や海外ドラマで英語学習をするようになり数年、「こんなにシンプルで短く言えるんだ」というセリフに出会うものの、恥ずかしながらその法則が分からずにいました。英語の発想で文を組み立てる意識はしていたものの、どうしても反射的に[日本語 → 英語]の翻訳をしていました。
そんなとき、中山裕木子著「会話もメールも 英語は3語で伝わります」という本を読むと(正確にはオーディオブックのサンプルを聞くと)、目から鱗が落ちて SVO が鍵だと納得しました。
一番良いのは「 SVO で英文を作る」と決めておくと迷わなくなり余計な脳力を使わなくなるところです。さらに、言いたいことを組み立てるときの道が増えた感じがします。この方法に慣れると、同じ内容でも SVO で作る場合と be 動詞や受動態などで作る場合のニュアンスの違いを理解し、最適な文法を選択してより幅広く自由な英語表現ができるようになるはずです。
おまけ的に、SVO を意識する癖をつけると英語を聞く場面では内容を予測しやすくなるのでリスニング力向上にもなります。おまけとしては大きな効果です。
会話もメールも 英語は3語で伝わります [ 中山 裕木子 ]![]() | ||||
|
オーディオブックは audiobook.jp にて無料で一部をサンプルとして聞けるので、ぜひ聞いてみてください。英語学習にお金を使わないスタイルの私ですが、月額プランのボーナスで購入したのでカウントしていません。。
↓サンプル視聴先
オーディオブックは通勤や通学のスキマ時間や、家事などをしながら聞くのがおすすめです。時間がなくても「1日1トラックを繰り返し聞く」と頭に入りやすいです。倍速版もあり、慣れるとこちらの方が集中して聞けるし、復習に便利で時短にもなるのでおすすめです。
おすすめ記事
› 英語字幕と日本語字幕を同時に画面表示する方法(パソコン・スマホ・テレビ)
› 動画とか無料英語学習サイトおすすめは?「YouTubeです」
› 英会話に必須!英語リスニング力をネイティブレベルへ導くおすすめ海外ドラマ4選