FluentWorlds 感想|英会話アプリのつもりが発音矯正ギプス

「発音矯正される感」が凄かった「3Dバーチャル世界で英会話が学べる」というアプリ FluentWorlds (フルーエント・ワールズ)の使用感や効果的な使い方を紹介します。

パソコンとスマホでいつでも学習できる、アウトプット練習になりそう、レビューで評判が良かったなどの理由で購入してみました。

ネイティブレベルの発音を目指す方や、リスニング力を上げてインプットを自動化したい方におすすめです。

 

FluentWordls

 ※公式サイトでは7日間のフリートライアルに申し込みできます。
 ※「挨拶」と「イントロダクション」はアプリを入れるだけで受講できます。

 

 

1. 特長

FluentWorlds の特長は販売しているソースネクストのサイトが分かりやすいです。

英会話学習ソフト「FluentWorlds」|ソースネクスト
本製品は、会話シーンに沿って英会話を学べるソフトです。バーチャル空間のセントラル・パークやシリンコンバレー、ラスベガスの街を散策しながら、ゲーム感覚で英会話を身につけられます。55のシーンでさまざまなフレーズを学び、3,000語の単語を身につけられます。発音判定機能を搭載し、会話力を高められます。

 

ざっとまとめておきます。

 

Memo

FluentWorlds の特長

  • 55のシーンに沿って、フレーズを学べる
    → 空港、ホテル、病院、公園、ガソリンスタンドなど
    → 3つのレベル (初・中・上) で全171レッスン収録
    → 約1年分の学習量 (学習ペースによります)
  • ゲーム感覚で学べる
  • 3,000以上の単語を学べる
  • 発音判定機能で発音を強化できる
    → 完成度に応じて単語毎に緑、黄、赤で表示
     (単語を一音毎に緑と赤でも判定)
    → お手本と自分の発音を聞き比べできる

 

3Dキャラは動くし、ニューヨークのセントラルパークなど実際のスポットが再現されているので臨場感や旅行気分を味わえます。

他には次のような機能や特徴があります。

 

Memo

  • 通知機能
     → 設定した時間に学習をリマインド
  • 回答は4択
  • タップまたは発音で回答
     → タップなら声を出しにくい状況でも学習できる
  • 辞書 (英英)

ロゼッタストーンでも発音判定できるけど…

英会話学習アプリの ロゼッタストーン にも発音判定機能があります。両者のその機能を比較した感想を記事にしたので合わせて参考にしてみてください。

FluentWorld の発音レッスンをより詳しく紹介する内容でもあります。

ロゼッタストーン vs. FluentWorlds!英語の発音改善に使うならどっち?
英会話学習アプリのロゼッタストーンと FluentWorlds(フルーエント・ワールズ)にはどちらも英語の発音を分析して判定する機能があるので両者を比較と検証してみました。 この内容の評判やレビューはあまりないと思うので参考になるはずです...

 

2. 学習効果と使用感

FluentWorlds の「ある」と感じた学習効果と使用感を紹介します。

最大の学習効果は「発音矯正」だと感じています。

 

Memo

  • FluentWorlds の学習効果
  • 発音判定が厳しい
    → いつもの5倍くらいはっきりと発音するのがコツ
    → 結果的に発音が矯正される
    → 選択問題では厳しくない (激甘?)
  • 疑似体験効果
    → リアルで戸惑いにくくなる
    → 仮想でも場面とセットなので英語を覚えやすい
  • FluentWorlds の使用感
  • 上級でも単語や文法は簡単 (主に中学レベル)
  • シーン選択時、クリックしたまま上下にスクロールがやや面倒
    (パソコンの場合)
  • 学習記録が保存されない?
    (スマホの場合)

 

学習効果

FluentWorlds 最大の学習効果は「発音改善」だと思います。ここでは「英語の発音ネイティブレベルになれそう」と感じた「発音矯正感」について詳しく紹介します。

これは FluentWorlds の「発音レッスン」での印象です。

 

Memo

FluentWorlds で発音矯正される理由

  • 発音判定が厳しい(選択問題では激甘?)
  • 単語毎と1音毎に判定(悪い部分が分かりやすい) 
  • お手本と自分の発音をすぐに聞き比べできるのがいい
  • お手本通りのスピードで発音しなくてもいい

 

なお、「発音ネイティブレベルじゃなくてもいい」という人もいるかもしれませんが、上を目指すとレベルは上がりやすいし、リスニング力が上がるので「インプット自動化」に繋がります。

「発音をやらないのは試合のときだけボールを蹴るサッカー」のようなものなので、目指すことをおすすめします。

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それでは「FluentWorlds で発音矯正される理由」について紹介します。

 

発音判定が厳しい(選択問題では激甘?)

発音にはそこそこ自信があったのですが、発音レッスンでの判定が厳しいので合格をもらおうとすると「発音が矯正されていく感じ」がします。いつもの5倍ははっきりと発音しないと私の場合は合格できません。(下手なだけと言えばそれまでですが汗)

そのため、これでもかとはっきり発音するくらいでようやくお手本に近づきます。ついつい向きになって何度も発音してしまうので、おかげで発音が矯正されると感じています。

ちなみにこんな感じで判定されます。

一方、4択の会話レッスンの選択問題では言い間違えても合格することがあります。選択問題では厳密に発音を判定していないようです。

学習をサクサク進められるという点では初心者にちょうど良さそうなレベルです。

 

単語毎と1音毎に判定(悪い部分が分かりやすい)

発音レッスンでは先の画像のようにまずは文章で単語毎に判定されるのですが、そこで合格を諦めると赤判定になった単語を練習することになります。この練習では単語の音を個別に分析して判定してくれるので自分の発音のダメなところが分かります。

恥ずかしながら、San Francisco の San を何度言っても正しく認識されないことがありました。イライラを通り越して「なぜ?」となり、判定を確認したら San の a を間違えていました。(そこかい!って感じでした滝汗)

場合によっては n がはっきりと発音できていなかったかもしれませんが、音声認識力、高すぎです。

なお、sandwich でも同じことをやらかしました。

このように悪い部分が一目瞭然です。

さらに…

発音記号が6つから7つになりました。

いくつかの正解パターンがあり、それに合わせて分析しているようです。これ、すごくないですか。

6つの方は d が省略されたパターンです。

なお、赤判定される単語はどんなに下手に発音しても1つのみですが、この流れで学習するためだと考えられます。赤判定されるのは文章の中で最も発音が悪かった単語か、このレッスンで学習するターゲットの音が含まれる単語が選ばれるようです。

 

お手本と自分の発音をすぐに聞き比べできるのがいい

San Francisco や sandwich のようにあまりにも合格をもらえない単語があったので初めは音声認識エンジンが悪いのかと疑ってしまいましたが(自分の発音を棚に上げて)、アプリに録音された自分の発音を聞くと想像を絶するほど低くてぼんやりとした声でした。(誰?って感じです)

このとき「すぐにお手本の音声と自分の発音を聞き比べできる」のがとてもいいです。自分の発音をアプリが録音しているので、ボタンをタップするだけで手軽に聞くことができます。

発音練習では「自分の発音を聞くことが大事」とは分かっていても面倒なのでついつい「自分はできている」と私は思いがちなので、現実を見せて(聞かせて)くれるので助かります。

ちょっとしたことだと思う方もいるかもしれませんが、私の場合は英語学習では不便だと何かとやらなくなりがちなのでこういう便利さが学習を加速してくれると感じています。

なお、お手本を再生するとアバターの口もそれらしく動くので参考にできます。

 

お手本通りのスピードで発音しなくてもいい

発音矯正感ではありませんが、FluentWorlds の発音レッスンでは文章を「お手本通りのスピードで発音しなくてもいい」という特徴があります。

お手本はナチュラルスピードで音が省略されたり連結されたりしているので、イントネーションも含めてお手本通りに発音するのはなかなか難しいと思います。

とはいえ、お手本通りではなく、一語ずつはっきりとゆっくりと発音しても合格をもらえます。これは先ほど画像で紹介したようにいくつかの正解パターンがあり、正しい発音に当てはまれば合格となる仕組みだと考えられます。正解は一つではないところがリアルで良いと思っています。

 

使用感

FluentWorlds の使用感では、使い方が分かりにくい、操作性が悪い、アプリが重い、という印象はありません。

音声認識にはスマホ本体の性能も関係しそうですが、iPhone 12 mini を使用しているのでスマホの性能は問題ないはずです。

 

ただし、スマホでは学習記録が保存されないので、どこまで学習を進めたかが分かりにくいです。「同期」という項目があるのでしてみたのですが、これをしても保存されません。

何かやり方があるのかもしれませんが、分からないので前回やったところまでを覚えておいて、そこから続きをするというやり方で使っています。

FluentWorlds の発音判定が厳しすぎる場合は?

FluentWorlds の発音レッスンでは判定が厳しいので基本的な発音ができていないと合格しづらいかもしれません。

そんな場合はこちらの学習書籍がおすすめです。

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プロのナレーターによる超低速の発音を真似するだけで、私は口から英語らしい発音が自然と出るようになりました。

母音のみ数日練習、子音のみ数日練習、というように練習すると効果的だったのでお試しください。

詳しいやり方はこちらの記事で紹介しているので参考にしてみてください。

 

英会話学習ソフト「FluentWorlds」|ソースネクスト
本製品は、会話シーンに沿って英会話を学べるソフトです。バーチャル空間のセントラル・パークやシリンコンバレー、ラスベガスの街を散策しながら、ゲーム感覚で英会話を身につけられます。55のシーンでさまざまなフレーズを学び、3,000語の単語を身につけられます。発音判定機能を搭載し、会話力を高められます。

 

3. 効果的な学習方法

FluentWorlds の学習効果を高める方法をいくつか思いついたので紹介します。

 

Memo

FluentWorlds の学習効果を最大化する方法

  • 言語を英語に設定する
  • 4択の画面をスクショする
    → まとめて見返すと復習しやすい
  • 通知を学習しやすい時間に設定する
  • なるべく早く発音で回答する
  • 英文を見ない

 

特に「なるべく早く発音で回答する」は実際の会話の場面での反射神経を鍛えるために有効だと感じています。

会話ではテンポが大事ですが、「相手(3Dバーチャルさん)が言い終わったらすぐに返す」と意識して練習するとリアルで丁度いいテンポ感になるはずです。

 

スラッシュリーディングをするとお得

FluentWorlds はネイティブレベルの発音を目指す方におすすめですが、発音を習得すると英語の4技能全てのブースターを得た状態になると私は考えています。さらに、スラッシュリーディングをすると、そのブースター効果がブーストされるので英語学習を加速できます。

「ちょっと何言ってるか分からない」と思うので、詳しくはこちらの記事をお読みいただきたいです。

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この記事は「発音とスラッシュリーディングを習得すると英語学習が最速化する」という内容です。

スラッシュリーディングは英語の語順で意味を理解するためのトレーニングなので、私は英語の理解力アップに必須だと考えています。

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