鬼滅の刃|英語版アニメのフレーズ解説 第1話(前半)

アニメ「鬼滅の刃」の英語版から英語学習のポイントとなるようなセリフを取り上げて解説します。

アニメで英語学習をしていると日本の中学校で習うような単語が並んでいるのに分かりにくいセリフが少なくないですが、そのようなセリフほどしっかりと解説しています。

 

英語のセリフは字幕と音声で異なることが多いのでどちらも掲載しています。日本語のセリフも掲載しているので、どのように英訳されたかを考える面白さもあると思います。

 

 

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英語音声のセリフは私が聞き取って文字起こしをしたものですが、間違っているところがあれば教えていただけると幸いです。

 

 

00:00 – 00:58

 

1/3

00:29

<Sub> How did this happen?
<Aud> How in the world could something like this happen?

なんで  こんなことになったんだ

禰豆子をおんぶして歩く炭治郎のセリフです。

in the world は how を強調しています。How in the world ~? は日本語に置き換えると「一体なぜ」となります。in the world は「この世界で」なので「この世界で (起きるはずがない) 」と解釈できます。さらに「別の世界で (なら起きるかもしれない) 」「現実であるはずがない」とも解釈できます。

could は「可能性が低い」ことを表しています。助動詞は「可能性の度合い」によって使い分けられますが、これについては別のセリフで紹介します。

アニメでは実際に「この世界で起きる可能性が低いこと」が起きたあとなので状況からも理解してみてください。

 

 

2/3

00:34

<Sub> Nezuko, don’t die! Don’t die on me!
<Aud> Come on, Nezuko. I’ve got you. Don’t die on me!

禰豆子  死ぬなよ  死ぬな

▽ on me

on の原義は「‘接触’; …の上に, …にくっついて」(ウィズダム英和辞典 macOS 版)なので、Don’t die on me! を妹をおんぶしている状況から「俺にくっついて死ぬな (気持ち悪ぃだろ) 」と訳すと大問題です。

くっつくものには「根拠・理由」もあります。つまり英語版炭治郎(以下:Tanjirou )は[俺が理由で死ぬな → 俺のせいで死ぬな]と言っています。言い換えると「責任」が接触しています。

このシーンまででは視聴者には何が起きてこうなったのかは分かりません。映像と日本語音声からは炭治郎が瀕死の禰豆子を励ましているという情報のみですが、英語音声ではこれに加えて Tanjirou がその責任を感じていることが表現されています。

 

▽ come on

come on は私独自の解釈ですが、「 on の命令形」で「 on になれ」という意味です。off になっている相手に対して使います。come on は命令形以外にも様々な状況で使われますが、ほとんど全てこの解釈でクリアできます。

詳しくは下記リンク先の記事で最初に取り上げて解説しています。

 › アナと雪の女王|ありのままの英語表現&解説集 Chap. 1-4

 

▽ I’ve got you.

have got は have と同じ意味ですが、フランクな印象です。I’ve got you. は「あなたを持っている / 捕まえた」というイメージで、状況によってニュアンスがやや異なりますが、セリフでは状況から「俺がついてる」という日本語が当てはまります。

「捕まえた」というくらいに「そばにいる」イメージをするとより分かりやすいと思います。

ネイティブスピーカーへの質問サイト HiNative には「守るよ」「してあげるよ」「誰かが他の人を助ける時にはよく使われている」といった回答があります。

 ›› https://hinative.com/ja/questions/3479570

 

 

3/3

00:39

<Sub> I’m gonna save you no matter what!
<Aud> No matter what it takes, I’ll save you.

絶対  助けてやるからな

no matter ~ は「〜であろうとも」という意味で、no matter what では「何があっても」という意味です。

この表現はリズムとノリでの丸覚えがおすすめです。なぜこの意味になるのかは分かりませんが、matter の語源「建材」から no matter では[建材がない → それでも家を建てる]と連想できなくはないかと。そんな家、危なくて住みたくないですが。

 

what it takes は take の「持って行く」という意味から直訳は「それが持って行くもの」です。no matter と合わせると「それが何を持って行っても」というイメージです。it は今の状況を指していて、このシーンでは「禰豆子を助けるためにすること」です。

「禰豆子を助けるためなら何をなくしてもいい」という炭治郎の気持ちが表現されています。

 

00:58 – 04:00(炭治郎と家族の会話)

 

1/14

01:07

<Sub> Your face is covered in soot.
<Aud> Your face is all covered in soot.

顔が真っ黒じゃないの

仕事を終えた炭治郎を見たお母さんのセリフです。

 

▽過去分詞形の捉え方

[ be 過去分詞]の形を見ると反射的に「されるられる」を当てはめて訳すかもしれませんが、その解釈は英語のまま理解することを目指すならやめた方がいいです。

be はイコールで[ A is B. ]は[ A = B ]という意味です。be ~ は「〜な状態」なので[ A = B な状態]とイメージします。

[ be 過去分詞]では「動詞の過去っぽい状態」をイメージします。セリフでは cover なのでイメージは「覆った状態」で、Your face is covered は[ Tanjirou の顔 = 覆った状態]と解釈します。

何で覆った状態か、は in soot なので「ススで」です。ちなみに、仮に covered がなかったとすると、Your face is in soot.(あなたの顔はススの中)となります。ススの中に顔を突っ込んだくらい「顔が真っ黒」なイメージです。あるいは、そのままだと窒息してしまいます(冗談です)。

 

[ be 過去分詞 = 動詞の過去っぽい状態]とする考え方は私の独自のもので、ややこしく感じると思いますが慣れると日本語に訳さなくてもイメージが浮かびます。

さらに、I’m surprised. のような「されるられる」が当てはまらないものもクリアできます。[私 = (今) 驚いた状態]というイメージです。

 

 

2/14

01:10

<Sub> Come over here.
<Aud> Let me clean you out.

こっちにおいで

▽ Come over here. の距離感

Come over here. は日本語音声の通り「こっちへ来て」という意味です。over を使わず Come here. と言う場合もありますが、Come here. は目の前の相手に使います。Come over here. は少し距離がある場合や呼んだ人との間に「越える」という over のイメージがある場合に使います。

当たり前だと思うかもしれませんが、微妙な感覚なので実際に使われている場面を見たときに確認してみてください。

 

clean out(英辞郎 on the WEB )

clean out は「すっかり掃除する, 一掃する, ~を空 [空っぽ] にする, 追い出す」という意味です。out の[内から外へ → 消失・完了]という用法から、clean out では「きれいにし終える」というイメージになります。

よく使われる help out も同様のイメージです。ただし、out をつけるのは「口癖」や「歯切れがいいからじゃないか?」と思う場合がよくあります。Let me clean you. や I’ll help you. と言うよりも最後に out をつけた方が収まりがいい感じがします。あくまで私の印象です。

 

 

3/14

01:18

<Sub> Well, I want everyone to eat their fill on New Year’s, so I’m gonna sell as much charcoal as I can.
<Aud> I want us to have a good New Year’s Celebration for everyone can eat as much as they want, so I sell all the charcoal I can.

正月になったら  みんなに  腹いっぱい食べさせてやりたいし
少しでも炭を売ってくるよ

▽ eat their fill

eat their fill は「彼らにお腹いっぱい食べさせる」という意味です。eat が使役動詞のように使われています。この表現は辞書にもありました。

Dictionary

名詞
1 〖one’s ~〗十分な量
▸ eat [drink] one’s fill
好きなだけ食べる[飲む].

fill:ウィズダム英和辞典 macOS 版

ついでに、fill は動詞では「いっぱいにする」という意味です。シャンプーなどの詰め替えを refill と言いますが、接頭辞 re- がついて「再びいっぱいにするもの」という意味です。

 

▽ I want 人 to ~

I want 人 to ~ は「人に〜してほしい」という意味です。私はなんだか捉えにくかったので「私は人が欲しい、〜する」のように解釈していました。語順通りなので捉えやすくなりました。同じように感じている人は参考にしてください。

 

▽ ~ as ~ as

as はふんわりとイコールにして説明を付け足す感じです。as は私が最も捉えにくい英単語ですがこの解釈が今のところベターです。

何と何がイコールで、どのような関係なのかを考えるとイメージがつかめてくると思います。

下記リンク先の記事でも取り上げています。

 › 鬼滅の刃|英語吹替 YouTube 動画を対訳化&セリフ解説

 

 

4/14

01:34

<Sub> I’m going with you!
<Aud> I’m coming with you!

(花子)私も行く!

町へ行く炭治郎について行きたいと言う花子のセリフです。

 

▽ go と come の使い分け

英語の字幕と音声で go と come が使い分けられています。go と come のイメージを整理します。

go:話題の場所から離れていく
come:話題の場所に近づいていく

字幕( go )では「家」が話題の場所となっているので「家から離れて町へ行く」イメージ、音声( come )では「町」が話題の場所となっているので「町に近づいていく」イメージです。

セリフでは「話題の場所」というよりは「 Hanako の頭の中のイメージ」が家にあるか町にあるかで使い分けられています。字幕と音声で異なるのは、おそらく字幕では字数を少なくするためだと考えられます。

 

 

5/14

01:44

<Sub> You may not.
<Aud> No way.

ダメ

茂と花子に行ってはいけないと言い聞かせる母のセリフです。

 

may には「許可」のニュアンスがあるので、このシーンのように親が子供に言う場面や、上司が部下に対して使います。上から目線になるので、目上に使うと場が凍りつく可能性大です。

no way は[道がない → ありえない → ダメ]のように連想できます。「ありえない」という意味でも使います。

 

 

6/14

01:45

<Sub> Since he can’t use the cart today, he won’t be able to give you a ride when you’re tired.
<Aud> He is not going be able to use the cart today, which means he can’t give you a ride when you get tired.

今日は荷車を引いていけないから
乗せてもらって  休んだりできないのよ

長文な上に Sub と Aud で絶妙に表現が異なるので取り上げました。

 

▽ give a ride

give a ride は[乗せることを与える → 乗せてあげる]です。

 

▽ get のイメージ

get のイメージは「これまでなかった状態になる / これまでなかったものを得る」です。このイメージは政村秀実 (著)「英語語義イメージ辞典」(リンク先は Amazon )の引用です。英単語をイメージで捉えるために私がよく使っている書籍でおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。あると安心です。

get tired では「 (疲れてなかった状態から) 疲れた状態になる」です。[ get 過去分詞]の形にも be 過去分詞の形と同様に「過去っぽい状態」のイメージがあります。

 

 

7/14

02:18

<Sub> And Hanako, I’ll read for you when I’m back.
<Aud> And Hanako, I’ll read for you when I get home later.

花子も  帰ったら 本読んでやるからな

▽ read をイメージ

日本語のセリフから read books としそうですが、read には「読書する」「読んで聞かせる」という意味があります。これは自動詞としての使い方です。read books は他動詞の使い方です。

意味を1つ1つ覚えたり自動詞と他動詞の使い分けを意識したりするのは大変ですが、内容をイメージすると分かりやすいです。「 I’ll read for you / あなたのために読む」という内容から「炭治郎が花子に読んであげている場面」をイメージすると言葉にはない book が浮かんでくるはずです。

read は「読む」と覚えますが、それだけでは意味が完全に一致しない例として取り上げました。go や come もそうですが、基本的な動詞ほど使い方やイメージが直訳な日本語と異なる場合があります。基本的な単語(特に動詞や前置詞)ほど辞書で調べることをおすすめします。

 

▽ get の音

英語音声の get は、私には did と聞こえてしまいますが Google ドキュメントの音声入力は get としましたし、文脈からも get としました。

 › 英語の文字起こしを音声入力で自動化する方法・コツ( Google ドキュメント)

 

なお、Google ドキュメントの音声入力は、音声を解析するだけでなく文法や語彙と照合して文字起こしをするようです。

 

8/14

02:23

<Sub> Thank you so much, Tanjirou.
<Aud> Thank you for doing this, Tanjirou.

ありがとね  炭治郎

炭治郎に感謝の気持ちを伝える母のセリフです。

母はこのセリフの前にも炭治郎に感謝を伝えていました。

01:26
<Sub> Thank you.
<Aud> How thoughtful.
ありがとう

1度目は炭治郎が「正月にみんなに腹一杯食べさせてやりたい」と言った後で、2度目はわがままを言う弟と妹に言い聞かせた後でした。

<Aud> では Thank you for doing this. と、Tanjirou がしてくれたことに対して具体的に感謝を伝えています。

余談ですが、このシーンの母の顔(表情)が見えないカメラワークの意図を考えてしまいます。

 

 

9/14

02:27

<Sub> Okay, I’ll be heading out now.
<Aud> Time for me to head out.

じゃあ  行ってくる

head out は「出発する」という意味です。

out を辞書(ウィズダム英和辞典 macOS 版)で確認すると「out (of) の原義は「内から外へ」で, 現代英語では「外へ[に]」の意を基本として…」とあります。

head は「頭」という意味なので、out と合わせると「頭を (家の) 内から外へ」というイメージで、「出発する」という意味に繋がります。

 

 

10/14

02:37

<Sub> I was hoping we could do it together.
<Aud> But I was kind of hoping we could do that together this time.

一緒にやると思ったのにさ

炭治郎と薪割りをするつもりだった竹雄のセリフです。

 

▽ kind of

英語音声の kind of は内容をぼかす場合の使い方で「ちょっと, 〜な感じ, 的な」といった日本語が当てはまります。直接的な言い方をするのが照れ臭い Takeo の気持ちを表しています。アニメでは炭治郎から目を背けたあとで言っている様子からも竹雄の照れ臭い気持ちを読み取れます。

「カインダ」のように発音されていますが、会話では一般的です。さらに省略されて「カイノ, カイナ」のように発音されることもあります。

 

▽英語音声の could

英語音声の could は発音されていないので聞き取れませんが、we と do の間に無音の部分があります。これを再現するには could を発音するつもりで飲み込むのがコツです。感じが出ます。

 

 

11/14

02:43

<Sub> What’s with that all of a sudden?
<Aud> Knock it off, would you?

なんだよ  急に!

炭治郎によしよしされて照れる竹雄のセリフです。

knock off は「中断する, やめる」という意味です。knock は「ノックする」と日本語にもなっていますが、その音を合図に中断したりやめたりするイメージでしょうか。off の原義は「〜から離れて」なので「ノックを合図に仕事から離れる」と解釈してもよさそうです。

Takeo はこのあとのセリフで I told you to cut it out! と言っていますが、この cut out も口語で「やめて, 邪魔しないで」という意味で使われます。

 

 

12/14

02:59

<Sub> Be safe, okay?
<Aud> Be safe and see when you get back.

気をつけてね〜!

Be safe and see の並びに戸惑うかもしれませんが、略されている主語 + will と and が繋いでいる内容を考えると分かります。

Be safe. は「気をつけて」という意味のあいさつ表現ですが、主語 + will を補完すると You will be safe. となります。

see に You will を補完すると You will see となり意味は「あなたは会う」ですが、この see のあとに me を勝手に入れて You will see me. とすると分かりやすいと思います。

また、See you again/soon.(またね)というあいさつ表現がありますが、これは I will see you again/soon. から主語と will が略されています。このことから、Be safe and see の see は See you again/soon. のことだと考えても you と I が入れ替わるだけで内容は同じなので現実的な問題はないです。

 

 

13/14

03:10

<Sub> I was putting Rokuta down for a nap, or he’d make a scene when you leave.
<Aud> I have to go Rokuta down for a nap now, otherwise he would throw a fit.

六太を寝かしつけてたんだ  大騒ぎするから

Rokuta が put down (Sub) されたり go down (Aud) されたりしています。どちらも「寝かしつける」という意味で使われています。ボクシングで倒れたり疲れて動けなくなったりすることを日本では「ダウンする」と言いますが、そのイメージと同様です。

さらに Rokuta は make a scene (Sub) や throw a fit (Aud) の状態になると Nezuko に想像されていますが、どちらも「大騒ぎをする」という意味です。 make a scene の scene は映画などのドラマティックなシーンのイメージから分かると思います。 throw a fit は直訳「興奮を投げる」のイメージそのままです。

 

 

14/14

03:36

<Sub> But life could change suddenly like the weather.
<Aud> Life can change though, as sudden as the weather.

でも  人生には  空模様があるからな

suddenly like the weather は「天気のように突然」、as sudden as the weather は「天気と同じくらい突然」という感じです。表現のバリエーションとして参考に。

 

04:00 – 05:03(炭治郎と町の人の会話)

 

 

1/6

04:10

<Sub> I can’t believe you came down from the mountain on a day like this.
<Aud> You came down the mountain on a day like today.

こんな日に山を下りてきたのかい?

町に来た炭治郎に声をかけるおばさんのセリフです。

on a day like today は「今日みたいな日に」という意味の定型です。

mountain の発音にも注目で、おばさんは t を飲み込むように発音しており、全体では「マウゥン」のように発音しています。mountain だけでなく、他の単語でも語中と語尾の t はこのように飲み込むようにして発音されるのが一般的です。ただし、語中でもアクセントが t にある場合は発音されます。

 

 

2/6

04:15

<Sub> You might catch a cold, you know?
<Aud> You could catch a cold.

字幕と音声で might と could が使い分けられています。助動詞は可能性の度合いによって使い分けられます(意味によっても使い分けられます)。

可能性を表す助動詞(可能性が高い順)

 1. must(98-100%)
 2. will(95-100%)
 3. would(90-95%)
 4. should / ought to(70-90%)
 5. can(50-70%)
 6. may(30-50%)
 7. might(25-50%)
 8. could(20-40%)

引用元:新里式  英語超学習法
 ›› https://ameblo.jp/shinzato-english/entry-11580743803.html

ネイティブスピーカーの間でも数値は若干異なるようですが、実用には問題ないようです。

いっぱい出てきてややこしい場合は、could と might はセリフのように可能性が低い( Tanjirou は風邪を引きにくそう)、will は名詞で「意思」という意味なので「意思がある=可能性が高い」、他は50%くらい、としてざっくりと3つに分けておくとよいでしょう。助動詞を見かけるたびに「どのくらいの可能性かな」と考えるようにすると慣れていきます。

 

ちなみに、私は might と could の順位を反対に覚えていて、今回確認のために調べてびっくりしました。

セリフで使い分けられている理由は分かりませんが、could の方が使用頻度が高い、口語で言いやすい、といったことがあるのかもしれません。使用頻度について気になった場合は「助動詞 使用頻度」などど検索してみてください。

 

 

3/6

04:24

<Sub> Can I have some charcoal?
<Aud> I’ll take some more.

(男A)炭を売ってくれ

おばさんに炭を勧める炭治郎に声をかける男Aのセリフです。

some は「いくらか, 少し」という意味で、some more では「もうちょっとだけ」というような意味です。「サモォオ」のように発音されています。

 

 

4/6

04:40

<Sub, Aud> I’ve been accused of breaking this plate!

皿を割った犯人にされてんだよ  俺

現在完了形のニュアンスがよく分かるセリフです。「 (割れた皿が見つかってから) 俺はずっと犯人扱いされている」という感覚です。

仮に I’m accused ~! と[ be 過去分詞]の形が使われていたら「 (今この瞬間) 俺は犯人扱いされている」という感覚です。

微妙な違いですが現在完了の方が「俺」の信頼感のなさが強調される感じがします。

 

なお、現在完了形でも先に紹介した be 過去分詞の「動詞の過去っぽい状態」という捉え方は同様で、現在完了では「同士の過去っぽい状態が続いている」と捉えます。

 

 

5/6

04:54

<Sub> Oh my, so it was a cat?