「今年こそ英語やるぞ」と意気込んだことが何度もある方や、これから洋画で英語学習を始めてみたい方に「まずはこれから」というおすすめの方法を紹介します。最も簡単にできる英語学習を習慣化する方法でもあると考えているのでぜひ参考にしてください。
また、英語学習におすすめの洋画、海外ドラマ、日本アニメを1作品ずつと、アニメで英語学習できるサービスも紹介します。
とりあえず、こんなコツもあります。
誰が見てもわかる、誰が考えてもわかる本当に馬鹿みたいなところから始めるんだ。そしてその馬鹿みたいなところにたっぷりと時間をかけるんだ。
村上春樹「ねじまき鳥クロニクル 予言する鳥編」
大学受験から英検、TOEIC、ビジネス英会話まで!

1. 洋画を「勉強している」と思い込んで見る
まず最もおすすめ、というかこれだけでもいいと私が考えているのが「『これは英語学習だ』と思い込んで洋画を見る」という方法です。
「そんなわけ…」と思うかもしれませんが、意外と自分を騙しやすいし習慣を作りやすいはずなのでおすすめです。私もいつもそう思って見ています。勉強しているかどうかは気持ちや気分次第なのです。
この項では「洋画で英語学習を習慣化するための視聴方法」と「英語学習におすすめの洋画、海外ドラマ、日本アニメ」を紹介します。
習慣化するための視聴方法
「英語で見るのつらい」という方も多いかもしれませんが、まずは日本語音声でも大丈夫です。
次のようにします。
- 洋画で英語学習を習慣化する方法
- 「これは英語学習だ」と思い込む
- 日本語音声+英語字幕で見る
(英語音声+日本語字幕でも OK ) - 英語字幕は見なくても表示させていればいい
- 視聴時間は1日に10分から20分程度
「日本語音声で英語学習になるの?」と思うかもしれませんが、目的は習慣化なので「まずは映画のストーリーを頭に入れているんだ (これも学習の一部) 」と思い込み、思いながら観賞します。
英語字幕を表示させるのは学習している気分になりやすいのが理由です。
日本語音声での視聴に飽きたら英語音声で視聴します。字幕は日本語でも英語でも OK です。
STEP UP
上記の方法は紹介しておいて言うのもなんですが、しなくても問題ありません。
「もっと英語学習っぽいことがしたい」という方には、洋画を[英語音声+英語字幕]で再生して「リスニングしながら発話されている部分の字幕を目で追うだけ」というゲームをおすすめします。
要するに「字幕を見ながらセリフを聞き取る」という内容ですが、これが初心者には意外と難しいと思います。
詳しいやり方はこちらを参考にしてください。

洋画を見ることが習慣になるだけでは?
この吹き出しのように思った方は鋭いです。習慣化のためとはいえ、やっているのは洋画を見ることだけなので当然ですよね。
しかしながら、英語学習をしていると思い込んで洋画を見ていると「これはどういう意味だろう?」「聞き取れないけど何て言ってるんだろう?」と気になることが出てくると思いますが、これです、この症状が出始めたらもはや見るだけではなくなっているのです。
実は、当ブログには洋画を入り口として、そこから英語学習に繋がる道をいくつも用意しています。それらを実践していただくことで「洋画を見るだけ」が「学習化する」と考えています。
おすすめ洋画、海外ドラマ、日本アニメ
学習の目的は習慣化なのでどんな作品でも良いのですが、せっかくなら日常やビジネスで使う表現が多いものを選ぶと「英語やってる感」に浸れます。
また、「ブログでおすすめされてたやつ」と思って見るとやってる感が増すはずですし、その選択をして実践したという事実は英語学習のためにあなたが起こした行動なので習慣化に一歩近づきます。
というわけで、洋画、海外ドラマ、日本アニメからおすすめを1作品ずつ紹介します。
洋画「 The Intern / マイ・インターン」
洋画ではビジネスシーンが多く英語学習者に人気の「 The Intern 」がおすすめです。当ブログの映画ジャンル記事では「ハリー・ポッター」と一二を争う閲覧数です。
時間が止まっているような映画ではなくテンポ感がいいので、飽きずに視聴できるのもおすすめする理由です。
フレーズ解説と発音解説あります!
映画を見ていると「これどういう意味だろう?」「全く聞き取れんが何て言ってるんだ?」といったセリフが出てくると思いますが、それはもはやあなたが自発的に英語を学習したくなった証拠です。
当ブログではこの映画の英語フレーズや発音の聞こえ方を解説する記事を書いています。
こちらの記事にリンクをまとめているので参考にしてください。

当ブログではこれ以上ないと言うくらいありとあらゆる洋画での学習方法を紹介しています。
こちらの記事にまとめているので参考にしてください。
海外ドラマ「 Suits / スーツ」

海外ドラマでは「 Suits 」が日常英会話やビジネス英語の学習におすすめです。このドラマで学習しようとしたものの「面白くてついつい続きを見てしまう笑笑」という声を聞きますが、習慣づくりのためなので、それでいいんです。
「人気の海外ドラマは長い」というイメージの通り、9シーズン134話もあり、1日に1話見ても4ヶ月以上かかるので習慣化には十分ではないでしょうか。
発音解説あります!
Suits では発音解説のみ記事を書いており、リンクはこちらの記事にまとめています。

記事では海外ドラマでの学習方法もありとあらゆるものを紹介しているので参考にしてみてください。
アニメ「現実主義勇者の王国再建記 / How a Realist Hero Rebuilt the Kingdom 」
アニメでは「現実主義勇者の王国再建記」がおすすめです。ビジネスシーンはありませんが、会議や交渉シーンではフォーマルな表現が頻出しますし、日常会話、政治、経済、都市計画、食文化などに関する語彙を幅広く学べます。(国王風な堅めの英語も出てきます)
あらすじは「現代日本に暮らすごく普通の青年が中世ヨーロッパのような異世界に勇者として召喚され、現代の知識や価値観とマキャベリの『君主論』を元に危機的な王国を再建していく」というもの。
アニメではありますが、国作りや政治的な駆け引き、社会問題の解決は子供ではなく大人が楽しめる内容だと思うので、学生だけでなく社会人にもおすすめです。
英語版の DVD/Blu-ray はまだ未発売のようですがマンガはありました。(2022年2月1日時点)

原作ノベルの英語版もありますが、表紙イラストのテイストが異なるので見分けやすいです。
「現実主義勇者の王国再建記」は FOD PREMIUM で配信されている(2022年2月1日時点)ので英語版マンガで確認しながら見る方法はあります。
「まずは日本語で見てみたい」という場合はおすすめですが、英語版マンガで確認しながら見る方法は面倒だと思うので見るならアメリカの Hulu か Funimation がおすすめです。
[日本語音声+英語字幕]の視聴もできますし、英語吹替版( CC 字幕付き)も最新話を追いかけるように配信されています。
海外の動画配信サイトの利用方法はこちらの記事を参考にしてください。

日本アニメで英語学習する方法
日本アニメで英語学習する方法は「鬼滅の刃」で紹介しているので参考にしてください。

マキャベリってヤバいやつじゃ?
マキャベリアニズムは心理学でいうダークトライアドの一角なので何となくやばいというイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
しかし、本当にそうなのでしょうか。このアニメを見ると「使い方次第」と感じます。まずはアニメが参考文献としている「リーダーの掟 超訳 君主論」を読んでみたいと私は思っています。

3. おすすめ英語学習サービス
EEvideo という英語学習サービスでは下の画像のような字幕付きの動画で学習できます。
この画像は EEviede が使用を許可しています。
英語字幕はセリフと同じで日本語訳が付いているし、スラッシュリーディングの手法で意味のまとまり毎に区切られているのが特徴です。
そのため、見ているだけでも「英語の語順のまま理解する癖」が付き、英語の理解力が上がりそうです。字幕は英語と日本語のどちらかやオフにもできるので、段階的な学習もできます。
EEvideo には以下の特徴があります。
EEvideo の特徴
- 字幕が意味のまとまり毎に区切られている
- 日本アニメでは「進撃の巨人」と「はなかっぱ」がある
- 古い映画やディズニーアニメ、ニュース、ドキュメンタリーの動画がレベル別にラインナップ
- ただの字幕よりも学習効果は圧倒的に効果が高い
- 30日間500円
(英語学習の習慣づくりにもおすすめ) - 一部の動画は無料(登録不要)
「進撃の巨人」で学習できて30日間500円!
「進撃の巨人」は13話まで配信中で、「はなかっぱ」は10話まで配信中なので(2022年3月3日時点、以降は順次公開予定)、これから英語学習を始める方の習慣づくりとしてもおすすめです。
30日間500円は嬉しいですよね。すでに Netflix など他の動画配信サービスを利用中の方はそちらを1ヶ月解約すればお釣りがくるし、Netflix に使っていた時間を EEvideo に当てればそのまま英語学習の時間になります。
習慣化だけでなく英語力アップの効果も期待できるので、「これなら習慣化余裕!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一部の動画は無料(登録不要)
EEvideo では一部の動画を登録しなくても無料で視聴できるので、まずはそれらをお試しください。
無料の動画ではニュースやドキュメンタリーだけでなく古いディズニーアニメ映画もあります。
2. 習慣化のための小技集
英語学習を習慣化するための小技をまとめました。
- 英語学習を習慣化するための小技
- 英語は「簡単ではないが難しくもない」と思い込む(苦手意識の排除)
→「今できないのはこれからやるから」でも OK - スマホやパソコンの言語を英語に設定
- すぐ学習できる状態にしておく
- 移動中や家事中に英語音声を聞く
- 高額教材を買ってしまう(大技?)
→ 学習量が多く、効果的な方法で学習できる工夫がされている
→ 市販の安い教材だと「まあいいか」と積ん読しがち - オンライン英会話を始める(技あり?)
「移動中や家事中に英語音声を聞く」は洋画などの音声を聞くと楽しいです。YouTube で自分が好きなことを英語で検索して動画を「聞く」のもおすすめです。(例えばダンス、料理、アニメなど)
洋画の場合は動画配信サービスを利用すればスマホで音だけ聞くこともできるので手軽です。U-NEXT や Hulu など、端末にダウンロードしてオフライン再生できるサービスもあるので、いつでもどこでも通信料を気にせずに楽しめます(英語学習を)。
とはいえ、外出先ではバッテリーの消耗が気になると思うので録音して聞くのがおすすめです。
録音についてはこれらの記事を参考にしてください。
3. 習慣化に必要な期間は?
今回、習慣化に必要な期間を改めて調べてみたのですが、私の結論は「人による」です。「18日〜254日 (平均66日) 」とか「1ヶ月〜6ヶ月」とか言われているので。
そもそも期間に幅がありすぎるし、平均値は中央値ではないため当てになりません。「ビル・ゲイツがバーに入って来たらその場にいる全員が億万長者になる」という古いジョークと同じです。
とはいえ、今回私が紹介した方法では2週間くらいで「英語やってる感」が出てくると思います。この感覚を習慣化とは言えないかもしれませんが、まずはこの感じからです。やがてこれが「英語続いてる感」に変わり、習慣完了に繋がると考えています。
人によるので「平均的な期間で習慣化できない」と落ち込む暇は不要です。この記事で紹介した簡単な方法を実践してみてください。
習慣化に必要なものは?
最後にちょっと真面目な話を(いや、今までも真面目ですが)。習慣化に必要なものは「明確な目的」だと私は考えています。あるいは「危機感」です。
私は英語学習を独学で始めて12年くらいですが、当時は「明確な目的」があったものです。(遠い目)
また、筋トレを5年半くらい続けていますが(運動自体も12年くらいかな)、こちらは健康上の「危機感」がきっかけでした。危機感というか、恐怖でしたね。
人によって何がきっかけになるかは分かりませんが、この記事を始め私のブログがあなたのきっかけになれば嬉しいです。
英語の語順で理解する力を鍛えると?
突然ですが、英語を聞いたままの順で理解する力を鍛えると以下のメリットがあります。
- 英語の理解速度が上がる
→ リスニングで「単語は聞き取れるし意味も分かるのに内容が分からない」が解消する
→ 長文読解力が上がる - 試験のスコアが上がる
(英検、TOEIC、大学入試など英語系全般) - 英会話の基礎となる
→「単語を繋いで何とか」から「文節を繋いで難なく」となる
そのため、英語の語順で理解する力は英語の習得に必須だと私は思っています。
この力を効果的に鍛えるには、そのための工夫が満載な英語教材「スーパーエルマー」がおすすめです。
こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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