英語音声を倍速で聞くとリスニングや発音の改善に効果的なので、私が体感したその効果をご紹介します。
倍速音声は、パソコンやスマホ、ウォークマン(一部のモデル)、CDラジオなどで手軽に実現できますよ。
倍速音声を使った学習方法は下記リンクの記事を参考にしてみてください。
※効果は個人的に感じたもので、保証するものではありません。
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1. 英語倍速音声リスニングの効果(1.5〜3倍速)
英語を実際のスピードより速い、1.5〜3倍速でリスニングすると以下のような効果があります。
- 通常スピードの英語がゆっくりに感じられる
- 聞き取れなかった箇所が聞き取れる
- 時間を短縮できる
1.5〜3倍速で、3〜5回ほど繰り返し聞いた後で通常スピードを聞くと、すごくゆっくりに感じます。不思議な感覚ですね。そのため、聞き取れなかった箇所を余裕を持って聞くことができます。
ゆっくりに感じられるのは一時的ですが、一度聞き取れると通常スピードでも聞き取れますし、繰り返し倍速リスニングをすることで速い音声に慣れてくると、通常スピードが普段からゆっくりに感じるようになります。
あくまで私の感覚ですが、聞き取れないからと再生速度を落すよりも、上げた方が聞き取りに効果的でした。
また、時間を短縮できるとはいえ、リスニングには効果がありましたが、表現は覚えづらかったです。覚える前に次から次に音声を聞くからかもしれません。
とはいえ、最近はしていないので、リスニングに余裕ができた今なら効率よく覚えられるかも。
1.5〜3倍速リスニングの落とし穴
1.5〜3倍速リスニングだけでなく、英語のリスニング学習全般に言えることなのですが、学習に取り入れる英語音声によっては倍速再生をしても効果薄いか、場合によってはないことがあります。
「英語音声の選び方」と「落とし穴」を確認しておくと効果的な学習ができます。
自分の身に付けたい英語力にとって最適な音声を見つけるための参考にしてみてください。
2. 英語倍速音声リスニングの効果(0.75倍速)
英語を実際のスピードより遅い、0.75倍速でリスニングすると以下のような効果があります。(0.75としたのは、これ以下だと不自然な音声になりすぎてしまうためです)
- 英語の細かな音声変化が分かる
- 発音改善(シャドーイング併用)
0.75倍速、つまり、通常よりも遅いの音声を聞くと、細かな音声変化が分かるので、シャドーイング(音声と同時、またはやや遅れて発音するトレーニング)をすると発音改善に効果があります。
ただし、機械的で不自然な音声なので、きちんとした発音ではないというデメリットはあるので、あまりおすすめではありませんし、私もトレーニングに取り入れてはいません。
なお、リスニングにも効果がありそうですが、前述したように私には効果があまり感じられませんでした。
超低速音声が収録された教材で発音改善
下の書籍では、機械ではなくナレーターによる低速音声(スローモーションな感じ)が収録されています。これを利用することで私の発音は劇的に改善されましたので、合わせて紹介しておきます。
本書で学習を始めて数日後、無意識に発音したら英語らしくなっていたことに自分でも驚きました。
実際にしていたトレーニング方法(本書には書かれていない方法)は、
›【 iTunes 】英語学習書に付属の CD を語学に効果的な形で読み込む方法
で紹介しています。
3. まとめ(学習効果を高めるために)
英語を倍速でリスニングすると以下の効果があります。
- 1.5〜3倍速:リスニングに効果
- 0.75倍速:発音改善に効果
映画やドラマでは、そもそもはっきりと発音されていないことも稀にあるので、どうしても聞き取れないときはそこにこだわるより、そんなものだと思って、他の聞き取りづらいところを次々と聞いていく方が上達は早いと思います。
倍速音声での学習効果を高めるために
「英語の倍速音声リスニングの効果的なやり方」と「効果的な英語音声の選び方」は下記リンクの記事を参考にしてみてください。
↓倍速再生できるウォークマン(現行モデルは非対応)
↓倍速再生やABリピートできるCDラジオ
↓倍速再生ができる動画配信サービス
›› U-NEXT
▽洋画や海外ドラマを使ったおすすめ学習方法
洋画や海外ドラマで英語学習をするようになり数年、「こんなにシンプルで短く言えるんだ」というセリフに出会うものの、恥ずかしながらその法則が分からずにいました。英語の発想で文を組み立てる意識はしていたものの、どうしても反射的に[日本語 → 英語]の翻訳をしていました。
そんなとき、中山裕木子著「会話もメールも 英語は3語で伝わります」という本を読むと(正確にはオーディオブックのサンプルを聞くと)、目から鱗が落ちて SVO が鍵だと納得しました。
一番良いのは「 SVO で英文を作る」と決めておくと迷わなくなり余計な脳力を使わなくなるところです。さらに、言いたいことを組み立てるときの道が増えた感じがします。この方法に慣れると、同じ内容でも SVO で作る場合と be 動詞や受動態などで作る場合のニュアンスの違いを理解し、最適な文法を選択してより幅広く自由な英語表現ができるようになるはずです。
おまけ的に、SVO を意識する癖をつけると英語を聞く場面では内容を予測しやすくなるのでリスニング力向上にもなります。おまけとしては大きな効果です。
会話もメールも 英語は3語で伝わります [ 中山 裕木子 ]![]() | ||||
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オーディオブックは audiobook.jp にて無料で一部をサンプルとして聞けるので、ぜひ聞いてみてください。英語学習にお金を使わないスタイルの私ですが、月額プランのボーナスで購入したのでカウントしていません。。
↓サンプル視聴先
オーディオブックは通勤や通学のスキマ時間や、家事などをしながら聞くのがおすすめです。時間がなくても「1日1トラックを繰り返し聞く」と頭に入りやすいです。倍速版もあり、慣れるとこちらの方が集中して聞けるし、復習に便利で時短にもなるのでおすすめです。
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