実は簡単!難解な洋画リスニングで英語を聞き取る方法

洋画の英語をカンタンに聞き取る方法を紹介します。意外と知識として知るだけでその瞬間から聞き取れるものもありますよ。

続ければ「英語が聞き取れる自分」になれるので、ぜひチャレンジしてほしいと思います。

 

Summary of This Article

  • 字幕通りではなく音通りに聞き取る
  • 発音の基礎を身につける
  • 意味まで分かるのは難しいが攻略はできる

 

 

1. 簡単に音通りに聞き取る方法

洋画の英語を簡単に音通りに聞き取るには以下の方法があります。

 

簡単に音通りに聞き取る方法

① 低速再生で聞く

② 字幕部分のみを繰り返し聞く

③ 発音の解説記事を参考にする

④ 私のレッスンを受講する

 

① 低速再生で聞く

0.5〜0.8倍の低速(通常よりも遅いスピード)で再生すると聞き取れない部分がどのように発音されているか丸分かりします。

洋画を低速再生するには以下の方法があります。

 

洋画を低速再生する方法

  • パソコンで VLC を使う 
  • 動画配信サービスで視聴(スマホも OK )
  • 録音してアプリなどで聞く 

 

パソコンで VLC を使う 

パソコンでは DVD を再生する際に無料のメディアプレイヤー VLC を使うのがおすすめです。ショートカットキーで3秒戻したり、AB リピートを併用したりすると便利。

 

動画配信サービスで視聴(スマホも OK )

低速で再生できる動画配信サービスには U-NEXT と YouTube があり、スマホでも利用できます。

Netflix では、パソコンのみですが Language Learning with Netflix & YouTube™ という Google Chrome の拡張機能を使うと再生速度の調節ができます。字幕のリピート再生やデュアル字幕(日英同時)もできます。なお、これらの機能は全て無料です。

 

録音してアプリなどで聞く

洋画を録音して速度調節ができるアプリで聞きます。無料アプリでは VLC や NHK の 語学プレーヤー(スマホのみ)がおすすめです。

どちらもアプリに音楽ファイルを追加すると再生できます。AB リピートなどの機能を併用するのもよいでしょう。

洋画の録音はスマホだけでもケーブルがあればできます。

 

② 字幕部分のみを繰り返し聞く

セリフを1つずつ、字幕部分のみを再生して繰り返し聞くのも発音が分かりやすい方法です。

意外に字幕部分のみの再生はやりづらいですが、以下の方法なら簡単です。

 

字幕部分のみを繰り返し聞く方法

  • 字幕作成ソフトを使う
  • LLN を使う
  • VLC の[3秒戻し]や[ AB リピート]を使う

 

字幕作成ソフトを使う

字幕作成ソフトを使うと字幕部分のみの再生が簡単にできます。しかも、聞き取れない部分のみを再生することも簡単です。

 

LLN を使う

先ほど紹介した Language Learning with Netflix & YouTube™ では、ショートカットキーで再生中の字幕部分をリピート再生したり、サイドバーに表示した字幕を1クリックで再生したりできます。

低速再生もできるので併用するのもおすすめです。

 

VLC の[3秒戻し]や[ AB リピート]を使う

「字幕部分のみ」ではありませんが、VLC の[3秒戻し]のショートカットキーを使うと繰り返し再生しやすいです。3秒で足りない場合は連打します。

[ AB リピート]なら字幕部分のみの再生はできますが、始点と終点でショートカットキーを入力する必要があります。これが私には面倒なので[3秒戻し]を使っています。

 

低速再生もできるので併用するのもおすすめです。

 

③ 発音の解説記事を参考にする

「洋画の発音がカタカナとかで解説されてたらいいのに」と思ったことはないでしょうか。

そのような解説はこれらの記事でしています。

 

音の省略や連結も解説しているので、どれか1つでもやり切れば次章で紹介するような発音の分析がご自身でできるようになると思います。

 

④ 私のレッスンを受講する

これまで自力で洋画の英語を聞き取るための方法を紹介しましたが「いきなり自力は無理そう」や「効率よく成長したい」と考える方もいると思います。

そこで、私でよければ洋画の発音の聞こえ方を解説するレッスンを提供いたします。洋画はお好みのもので OK。海外ドラマや日本アニメ英語版でも学習できます。

詳細は Lesson で案内しているのでご確認ください。

 

2. 字幕通りに聞き取れない原因

洋画の英語が字幕通りに聞き取れない原因を確認しておきましょう。

以下のものがあります。

 

字幕どおりに聞き取れない原因

  • 文字通りに聞き取ろうとしている
  • 音の省略や繋がりを知らない
  • 英語の音を知らない

 

文字通りに聞き取ろうとしている

例えば、洋画では I’m going to は「アマナ」のように発音される場面が多いですが、「アイムゴーイングトゥー」だと思っていると字幕通りに聞き取れないと一生悩みます。

これは「あざっす」を「ありがとうございます」と聞き取ろうとしているのと同じです。当然ですが、これは日本人だけでなく全地球人に無理です。

文字通りではなく「音通り」に聞き取るようにしましょう。

 

I’m gonna のアマナ化

I’m going to は、実は同じ意味の I’m gonna(アイムガナ)が「アマナ化」しています。話者が I’m gonna と言っていたとしても字幕では I’m going to と表記されることがあります。[アムゴナ → アガナ → アマナ → アマ]のように省略度が高くなっていきます。

今「アムゴナ、アガナ、アマナ、アマ」と早口で10回言ってみてください。次に洋画を見たら必ず聞き取れるというか、アマナが脳内に飛び込んでくるはずです。

なお、英語の発音をカタカナで表現しましたが、実際の音は異なります。

 

音の省略や繋がりを知らない

I’m going to は「アマナ」のような音だと知るとその瞬間から聞き取れます。これは知識ですが、分析によって聞き取ることもできます。

例えばこんな感じです。

take a look at that
テイカ  ルッカッ ダァ

グレーが音の省略、マゼンタが音の連結を表しています。

このように英語は音が省略されたり繋がったりすると知っていると自分なりに分析して聞き取れるようになります。

なお、take a look at that は映画「 The Intern / マイ・インターン」に頻出します。これを知った今では、この映画を何となく見ているだけでテイカルッカが耳に飛び込んでくる体験をすると思います。

 

英語の音を知らない

先述した2つの聞き取れない原因は英語の音を知らないことに起因しています。

英語の音を知るためにも、次章から紹介する方法を実践してほしいと思います。

 

3. 英語が聞き取れる自分になる方法

英語が聞き取れる自分になるための1番の近道は、発音の基礎を習得することです。

発音を習得すると省略や連結の分析だけでなく母音や子音の聞き分けもできるようにもなります。もちろん発音自体を習得するので一石二鳥でもあります。

遠回りのようで、実は最も効率がいい方法です。

 

3週間から1ヶ月で習得できる

「英語の発音を習得」というと気が遠くなるかもしれませんが、基礎であれば3週間から1ヶ月ほどで習得できます。

発音は基礎さえ習得すれば、あとは自転車を乗りこなすように上達していきます。

英語の発音を習得するには、こちらの本がおすすめです。

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ネイティブスピーカーが吹き込んだ超低速の音声に合わせてモノマネするだけです。

私がやり込んだ方法をこちらの記事で紹介しているので合わせて参考にしてみてください。

 

 

4. 意味まで分かる方法

これまでに紹介してきた方法は「英語の音を聞き取る」ための方法です。英語の音を聞き取って意味(内容)を理解するには「語順理解力」と「イメージ力」が必要です。

洋画や海外ドラマは早口なので日本語の語順に直していると理解が追いつかなくなります。そのため英語の語順のままで理解する力が必要です。

また、日本人が学校で習わない英語表現やひねりのあるセリフが多いので「聞き取れても理解できない」現象が起きやすいです。中でも、中学校で習うような簡単な単語が並んでいるのに意味が分からないセリフが一番難しいと思います。これには単語の「イメージ力」を鍛える必要があります。

語順理解力とイメージ力の鍛え方はこちらの記事で紹介しているので参考にしてみてください。

 

なお、スラングも分からないものですが、ネットで検索して意味を確認するか、そのシーンの雰囲気でなんとなく分かるくらいで大丈夫です。

 

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