英語が出てこない聞き取れない!短期集中で突破する方法

1ヶ月後に留学や海外出張で英語がやばい、ような場合は短期集中で今の英語力を実用化するのが最善です。実用化する英語力は短期で底上げしやすく海外生活に必要な「スピーキング、発音、聞き取り」の3つです。

「英語力の実用化」とは、今の潜在的な英語力を活用できる状態にすることです。家中のヘソクリをかき集めてパーっと使える状態にするようなものです。(英語は使ってもなくならないし返ってきます)

この記事では「渡航まで1ヶ月」という期間にこれらの英語力を鍛えるべき理由とその鍛え方を紹介します。リモート会議などで今すぐという場合にもおすすめです。

 

 

1. 3つの英語力を鍛えるべき理由

インプットしても身に付かない、使えない

「スピーキング、発音、聞き取り」の3つの英語力を鍛えるべき理由は冒頭で述べましたが、「短期でインプット学習をしても身に付かないし実用レベルにならない」という理由もあります。(私の失敗談)

渡航前の1ヶ月間という日常生活に加えて滞在の準備で忙しい中、あれもこれもと学習すると渡航後に「あれだけ勉強したのに簡単な英語すら出てこない」と絶望感によるダメージで涙目になりかねません。なお、この時点で英語がほとんど身に付いていなかったことに気づきます。

足りない英語力を補おうと単語を覚えたくなる気持ちは分かりますが、渡航前の1ヶ月間で覚えようとするのはインクが出なくなったペンでメモするようなものです。

なかなか覚えられないし、覚えられたとしても実用レベルにはなりにくいと思います。

 

インプットは絶対に使う表現のみ

インプットをするなら自己紹介や初対面の会話で使う表現やホテルのチェックインで使う表現、レジ袋が要るか要らないかなど、絶対に使うであろう英語表現に限定するのがおすすめです。

とはいえ、メモしておいて事前に確認すればよいでしょう。

 

アウトプットを鍛えて実用化

絶対に使う表現以外のインプットは勇気を出して学習を保留し、会話の場面で実用的なアウトプット力を鍛えつつアンテナを大きくするイメージで3つの英語力を鍛えてみてください。

なお、スピーキングと発音がアウトプット、聞き取りがアンテナです。

 

2. 短期爆上げ!3つの英語力の鍛え方

①スピーキング力、②発音力、③聞き取り力、の3つの鍛え方を紹介します。

 

① スピーキング力の鍛え方

スピーキング力を短期集中で鍛える方法は次の2つです。

 

Memo

スピーキング力の鍛え方

  • 「死んでも SVO で表現する」と意識
  • 「小さな子供に説明する」を意識
  • とにかく話す(瞬発力を鍛える)

 

「死んでも SVO で表現する」と意識

スピーキングは「死んでも SVO で表現する」と意識するのがまずはコツです。

こうすると複雑なあみだくじであっても選択肢がチート的になくなりゴールが見えやすくなります。つまり、英文の組み立てで迷わなくなります。(疲れなくもなる)

さらに、他の文型を使わないのはもちろん、否定文、受動態、熟語、難しい構文も使いません。「使わなくていいの?」と思うかもしれませんが、むしろ SVO で表現する方が単純明快なので伝わります。

また、否定文や受動態を使わないことで相手に与える印象も変わります。良い意味で。

この SVO で表現する方法はこちらの本で紹介されています。

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まずはサンプルを audiobook.jp で聞いてみてください。これだけでも目から鱗なはずです。

audiobook.jp はオーディオブック(本の朗読音声)の販売サイトです。留学や海外出張前で忙しくても「耳の時間」はあると思います。通勤・通学・家事・運動しながら聞けるので私も利用しています。

さらに、トレーニングとして続編もおすすめです。

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こちらのオーディオブックはないので、白はオーディオブックで聞く(耳の時間に)、黄色は書籍で読む、と併用すれば効率的な学習ができます。

私は長年洋画や海外ドラマで勉強してきたものの、どうしても日本語から英語に翻訳してしまうため文章が長ったらしくなっていました。しかし、SVO を意識すると短くすっきりとした英語らしい文章が作れると感じています。(もっと早く知りたかった…)

なお、スピーキング力が上がるとライティング力も上がります。

 

中学英語を使いこなす

「今の英語力の実用化」の基礎となるのは中学英語です。つまり、中学英語を使いこなせる状態になるのが実用化への最初のステップです。

そこでおすすめなのが「死んでも SVO で表現する」なのですが、「 SV は出てきても O が出ない」「そもそも S が出ない (滝汗) 」という場合は無理があるので非効率になってしまいます。

この場合は中学英語の「使い方」を動画で学べる英会話教材「 JJ ENGLISH エクササイズ 」を検討してみてください。スマホなら動画と音声でいつでもどこでも学べるので効果的に活用できます。

正直、「英語の基礎から上は無料で十分学習できる」と私は考えているのでこの手の教材は不要だと感じていますが、短期集中で英語力を伸ばすなら必要だとも感じています。なぜなら、そのためには目的に合わせた内容を体系的に学習する必要があるからです。

「1,500円前後の学習書籍を買っては積ん読」という黒歴史がある私も、動画と音声で学べる「 JJ ENGLISH エクササイズ 」ならもっと時間もかからず経済的だったような気がしています。

 

また、オフィスでの会話に特化した初心者向け教材「6週間チャレンジ!スラスラ話せるオフィス英会話 」もあります。海外出張を控えた状況では必要に迫られている内容ですし、実際に現地で使う場面を想定しやすいので表現を覚えやすそうです。

上達理論に基づき適切なステップで学習を続けるための工夫がされているとのことで、市販の教材や自己流で失敗しがちな方ほどチャレンジする価値がありそうです。

 

今の英語力や英語を使う場面によっては SVO だけでは対応しづらいと考えたので通販教材を2つ紹介しました。

目的と優先順位を明確にして、必要に感じたら取り入れてみてください。

 

「小さな子供に説明する」と意識

小さな子供へ何かを説明するときに難しい言葉を使う人はいないと思います。言葉を噛み砕いて、子供が知っている言葉を使って分かりやすく説明するはずです。

これを英語で話すときにも意識すると言葉がシンプルになるので英文を組み立てやすくなりますし、伝わりやすくなります。SVO の意識と合わせて実践してみてください。

普段から日本語で難しい言葉遣いをしている方ほど効果を感じるはずです。なお、日本語が苦手な外国人に対しても優しい方法です。

 

とにかく話す(瞬発力を鍛える)

スピーキングの天才でもなければ、アウトプット力を鍛えていないといざ話そうとしたときに「英語が出てこない」という症状が出ます。サッカーの試合を大量に見たからといってボールを思い通りに蹴ることができないのと同じです。ピアノや逆上がりも同様です。

ボールを思い通りに蹴るためには「技術力」を鍛える必要がありますが、英語のスピーキングも技術です。会話ではパスをテンポよく回す必要があるので、私はこれを「瞬発力」と定義しています。

スピーキングの瞬発力を鍛える方法として最も有効なのはとにかく話すことですが、そのためには当然ながら話す機会を作る必要があります。

 

Memo

手軽に話す機会を作る方法

  • オンライン英会話サービスを利用する
  • VR SNS を利用する

 

オンライン英会話サービスを活用する

最も手軽に話す機会を得るならオンライン英会話サービスの利用がおすすめです。

オンライン英会話サービスはたくさんありますが、瞬発力を短期集中で鍛えるならレッスン回数無制限でコスパ抜群の ネイティブキャンプ がおすすめです。

予約不要、24時間いつでも受講可能、5分でも OK、という電話感覚なので瞬発力を鍛えるという目的に一致するのがおすすめする理由です。

 

Memo

おすすめオンライン英会話サービス(短期集中で瞬発力アップに)

ネイティブキャンプ(レッスン受け放題)

  • 予約不要で1回5分でも OK(電話感覚)
  • とにかく話して瞬発力を鍛えるのにおすすめ
  • コスパ抜群

 ※7日間の無料トライアルがあります。

 

VR SNS で会話( VR ゴーグル不要)

VRChat のような VR SNS を利用すると外国人が多いので英語で会話する機会を得られます。なお、VR ゴーグルはなくても利用できます。

実は、私は利用をためらい、1人で外国(未開の地)に行くような気持ちになり片足でお風呂の温度をチェックしているような状況ですが、VR SNS への興味もあり前向きに利用を検討しています。

詳しい人によると VR ゴーグルはこちらのコスパが良くておすすめだそうです。

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さらに、動画配信サイトで映画をかなりの没入感で見れるようなので長期滞在のアイテムとしても活躍してくれそうです。洋画や日本アニメで英語学習するときにも使えば楽しそうです。

 

Summary

スピーキング力の鍛え方

  • 「死んでも SVO で表現する」と意識
    → おすすめ書籍参照
  • とにかく話す(瞬発力を鍛える)
    → オンライン英会話を活用する
    → VR SNS で会話する

 

▽瞬発力を鍛えておくメリット

私も海外生活で「英語が出てこない」を経験しましたが、1日が終わる頃にはモノクロのあしたのジョーのように燃え尽きていました。頭が真っ白でボーっとして、何も考えられないような状態でした。

SVO と会話で瞬発力を鍛えておくと私のように燃え尽きたジョー化することなく充実した海外生活を送り楽しめるはずなので、ぜひとも取り入れてみてください。

 

② 発音力

「英語の発音は何年もかけて身に付けるもの」と思っている方も多いかもしれませんが、実は短期間で「英語らしい」発音を身に付けるのは難しくありません。

英語らしい発音を身に付けるとは、特に意識しなくても英語を喋ればそれらしい発音が自然に口から出る、くらいのレベルになることです。

相手からすると「日本人感はあるけど普通に分かる」くらいのレベルです。

 

発音力の鍛え方

発音の基礎を身に付けるにはこちらがおすすめです。

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CD 音声を聞きながら数字とアルファベットの発音を真似するだけでも私の発音は一気に英語らしくなりました。

1日5分か10分でもいいので、3日毎に母音のみ、子音のみ、というように音別に集中してトレーニングするのがおすすめの方法です。

移動中でもマスクをして小声なら周囲にバレないはずなので、ぜひ取り入れてください。

 

発音力を鍛えると「聞き取り力」も上がる、伝わる

面倒なのが理由で「発音練習はしなくてもいい (したくない) 」という人が多い印象を私は持っています。しかし、発音力を鍛えると聞き取り力も上がるので積極的に鍛えるべきだと考えています。

さらに、当然ながら英語らしい発音ができると相手に伝わりやすくなるメリットもあります。相手からするとカタカナ発音は理解に苦しむのでストレスです。「伝わればいい」と自己流の発音をゴリ押ししてくる人とは仕事をしたくないでしょう。(余程のビジネス上のメリットがない限り)

おもてなしの気持ちで伝わる発音を心がけましょう。

 

③ 聞き取り力

「聞き取り力」とは「英語の単語や音のまとまりを聞き分ける力」であると私は定義しています。言い換えると「英語の音声から単語や音節を切り出す力」です。

例えるなら、高速で流れてくる回転寿司のネタを言い当てるような力です。高速になればなるほど判別が難しくなりますし、そもそもネタを知らなければ言い当てることは不可能です。とはいえ、ネタさえ知っていれば分かることもあります。

具体的には、「テイカルッカダ」のように発音された場合に take a look at that と認識できるような力を「聞き取り力」としています。

リスニング力と言うと「英語を聞いて意味が理解できる力」をイメージするかもしれませんが、ここで言うのはあくまで単語や音節を聞き取る力です。これはこれで難しく思うかもしれませんが、寿司ネタと同じように英語の音を知ればこの力も短期集中で上げられます。

 

「聞き取り力」の鍛え方

「聞き取り力」の鍛え方として最もおすすめなのは洋画や海外ドラマでのリスニングです。発音がネイティブスピーカーの普通の喋りに近く、字幕で内容を確認できるのが理由です。

当ブログでは洋画や海外ドラマの発音解説を記事にしているので参考にしていただけるのも理由です。そのため「いきなり洋画なんて無理」ではありません。「発音がどう聞こえるか」を主にカタカナで解説しているので簡単に突破できるはずです。

なお、聞き取り力を鍛える場合はセリフの意味を考えずに音だけに集中すると効果的だと私は考えています。あくまで英語の音をキャッチするトレーニングとして行うことをおすすめします。

発音解説記事はこちら。

 

先ほど紹介した take a look at は「マイ・インターン」で頻出です。

イギリスやオーストラリアに行く場合は「ハリー・ポッター」がおすすめです。

 

さらに、記事で紹介しているセリフを録音して聞くとより効果的です。