「超字幕」は日本語と英語の字幕を同時に表示できるだけの英語学習ソフト・アプリだと思っていました。
日英字幕の同時表示なら無料でできる方法があるので必要がなく、そもそも何となく良い印象がなかったのですが、語学に便利な機能が充実していることを知り、食わず嫌いもいけないと試してみることに(たまたま安かったし)。
↓日英の同時字幕のやり方をまとめた記事
› 英語字幕と日本語字幕を同時に画面表示する方法(パソコン・スマホ・テレビ)
すると、思わぬ形でリスニング力が急上昇したので、実感した効果や感想について書いておきます。有料なだけの価値はありました。
Windows 版を使用した感想です。iOS 版は使用したことがないので分かりませんが、使用感や機能の一部が異なっているかもしれません。
「超字幕」以外の語学ソフトも紹介しているので合わせて参考にしてみてください。
【超字幕 “終了” のお知らせ】
››「超字幕」FOX社タイトルのサービス終了について/2022年6月末
超字幕を販売しているソースネクストサイトの上記ページによると、2020年12月31日に FOX 社のタイトルが販売終了となりました。
サイトからは超字幕のページが削除されていることから、現在は新規ユーザーにとっては実質、超字幕自体が終了です。詳細は上記リンク先のページで確認してください。
今後、復活があるかもしれないのでこの記事は残しておきます。
ソースネクストの語学ソフトでは、ドラマで学習するという点で「ロゼッタストーン Dramatic 20」が超字幕と共通します。
記事更新:2021年2月18日

› 鬼滅の刃|英語吹替 YouTube 動画を対訳化&セリフ解説
鬼滅の刃の英語版 YouTube 動画から英語スクリプトを対訳にして英語表現や発音がどう聞こえるかなど詳しい解説をつけました。セリフから英語学習のポイントとなるものや分かりにくいものを取り上げ、なぜその意味になるのか言葉のニュアンスやイメージから解説して...( more )
Contents
1. 「超字幕」とは
「超字幕」は映画やドラマで英語学習できるソフト・アプリです。
- ソフト:Windows7以降
- アプリ:iOS8以降( iPhone/iPad )
DVD は使わず、映画やドラマが収録されたソフトを購入して視聴する形です。
( DVD 版ではインストールに利用します)
語学向けのソフトなので、語学に便利な以下のような機能があります。
※機能は一部です。
- リピート再生
- 速度調節
- 字幕表示:日英同時、英語のみ、日本語のみ、なし
- 前後の字幕も上下に表示
- 字幕文字サイズ調節
- お気に入り字幕登録・管理
(登録したフレーズから映画を再生することも可能) - 単語にカーソルを合わせて意味を表示
- オリジナル辞書
( iPhone/iPod touch でも確認できる) - リスニングゲーム
その他、詳しくは製品ページの「主な機能」を参考にしてみてください。動画での説明もあるので分かりやすいと思います。
›› 超字幕「主な機能」
2. 使用感と機能、感想
Windows 版の使用感について、良いところ微妙なところ、思ったところです。
また、機能についても一部詳しく書いておきます。
- 語学に便利な機能が充実で使いやすい
- 前後の字幕を確認できる
- 字幕の切り替わりが見づらい
(前後の字幕を表示させた場合) - 動画の読み込みが遅い
- 英語表現の解説があると良かった
- リスニングゲームがすごく良い
語学に便利な機能が充実で使いやすい
前項に書いた以外にも、フォントや画面サイズの調節ができたりと、細かい所まで設定できて使いやすいです。映画やドラマで英語学習するときに便利な機能は一通り揃っていると言えます。
前後の字幕を確認できる
字幕を画面の右に表示すると、現在の字幕に加えて上下に前後の字幕が表示されます。字幕の数はフォントサイズによりますが、前後に3〜5つ分です。前後の内容を確認したり、先読みするのに便利です。
字幕の切り替わりが見づらい
しかし、字幕が切り替わるところで位置がずれるので、一瞬字幕を見失ってしまうので、見づらいです。慣れると思いますが、どうしても気になるなら画面の下に表示することもできます。ただし、この場合、前後の字幕は表示されません。
動画の読み込みが遅い(環境による)
動画の読み込み中、画面には「数秒から数分かかることがあります」といったメッセージが表示されます。
パソコンの環境によって大きく違うと思いますが、私の環境( iMac Mid 2010, 3.6 GHz Intel Core i5, Memory 6GB, Boot Camp Windows7 32bit )では30秒くらいかかります。
動画の視聴だけでなく、リスニングゲームやお気に入り登録した字幕を確認するときにも同様です。
結構かかるので、別のソフトで学習中の映画を見ながら過ごします。リスニングゲームの復習ができるので、これはこれで良いなと思っています。
メモリを増設したり、起動ディスクを SSD にしたら「数秒」で済むのかもしれません。
英語表現の解説があると良かった
単語や熟語の意味は載っていますが、ニュアンスの解説まではありませんでした(作品によってはあるかもしれません)。自分で調べることもできますが、載せてくれていると捗ります。
これには超字幕とは別になりますが、スクリーンプレイという映画のセリフやト書き(シーンの解説)が英語と日本語で文字化された書籍シリーズがおすすめです。単語の意味だけでなく、そのシーンでのニュアンスの解説もあります。
超字幕のラインナップと同じ作品(「プラダを着た悪魔」など)もありますので、併用するとさらに学習効果を高められると思います。
↓スクリーンプレイのホームページ
https://www.screenplay.jp
ちなみに、スクリーンプレイには音声 CD などもありますが、映画の音声は下記リンクの方法で録音することもできますよ。
› PC 不要で洋画・海外ドラマの音声を録音からスマホで聞くまで
リスニングゲームがすごく良い
リスニングゲームがリスニング力向上にすごく良かったので、次項で詳しく説明します。
3. ゲーム感覚でリスニング力向上
購入前はリスニングゲーム(正しくは「超連続リスニング」)は意味がないと思っていましたが、間違えたところは覚えているので、本編を見直したときにそこに注目できるので、音にも単語にもより集中してリスニングができるという発見がありました。
効果も実感しました。リスニングゲームをやりまくった日に、たまたまテレビで海外ドラマを見たらいつもより英語が聞き取れすぎて、びっくりして、逆に内容に集中できないほどでした。毎週見ているドラマで、前回の放送からいつもと違う学習をしたのはこれだけなので、超字幕の学習効果と言えると思います。
ゲームの内容は、映画の順で字幕毎に映像と音声が再生され、1つの単語を穴埋めするものです。単語は毎回違うものに換わります。
字幕毎に集中してリスニングできるので、映画を見ながらだと聞き流してしまうようなことがありません。
本編を見るより、こればかりやっています。簡単な単語ほど聞き取れていなかったりするので、弱点探しにも良いですね。スペルの確認にもなります。
中には全く発音されていないものもあり、聞き取るのが不可能なものは文脈から推測するのですが、推測する力もリスニング力の一部だと思うので、こちらも鍛えられそうです。
無料トライアル版超連続リスニング
超字幕の主な機能のページでリスニングゲームを試すことができるので、参考にしてみてください。
›› 超字幕「主な機能」
リスニングゲーム学習の注意点
リスニング力には「音を聞き取る力」と「内容を理解する力」がありますが、超字幕のリスニングゲームで鍛えられる(鍛えやすい)のは主に前者だと思います。
そのため、リスニングゲームをするときはリスニング(英語の音)のみに集中して、日本語訳やスペルはあまり気にしない方が良いです。あれもこれもと同時にやろうとするとどっちつかずの非効率になると思うので(慣れている方は大丈夫だと思います)、「音を聞き取る力」を身に付けるためと割り切るのがおすすめです。
日本語訳(日本語字幕)やスペルは結果で表示されるので、その時に確認しましょう。
内容を理解する力を鍛えるために
リスニングゲームでは内容を理解する力を鍛えられない、というわけではありません。そのためには、音を拾えるようになってきた段階でスラッシュリーディングと呼ばれる方法を意識します。
まずはセリフを意味のまとまり毎に区切りながら聞いて、慣れてきたら区切り毎に意味を取っていきます。
このように段階的に難易度を上げていくとスムーズにリスニング力を上げることができると思います。
<スラッシュリーディング>
下記サイトの字幕は意味毎に区切られているのでスラッシュリーディングの参考にしてみてください。日本語との対訳にもなっています。会員登録をしなくても一部の動画は無料で見れますよ。
4. 「超字幕」の評判、批判的な感想( Amazon レビュー)
意訳と直訳の違いで…
Amazon のレビューには批判的な感想がありますが、その多くが「訳が違う」というものです。
そんなことがあるのか思いよく読んでみると、「意訳と直訳の違い」のことでした。超字幕では DVD などの日本語字幕をそのまま使っているため、意訳と直訳の間で悶々とされているようです。
私としては、直訳だと意味やニュアンスが分からないことも多いので DVD の字幕で良かったです。
そもそも、英語は直訳すると変な日本語になる場合がほとんどなので、映画としておかしなことにもなっちゃいます。
DVD の字幕に加え、直訳字幕もついていたら面白いし、批判的なレビューもなかったのでしょうか(著作権法の翻訳権の関係で DVD の字幕を使用しているのだと思われます)。
ちなみに、直訳的な字幕は「英語字幕ファイルを日本語化する方法( Google 翻訳 )」で作れます。もちろん超字幕では見れませんが、メディアプレイヤーで DVD などを再生して表示したりテキストエディタでテキストを確認できます。
意訳≒直訳の変換能力を鍛える
意訳と直訳の変換をスムーズにできる能力は英語学習に必須で、英会話や TOEIC の場面でも必要だと思うので、DVD 字幕だとこれを鍛えるトレーニングにもなります。
慣れないうちは難しく感じられるかもしれませんが、慣れると意訳の方が分かりやすくなりますし、なるべく短い文字数で表現する制約で作られる DVD 字幕の妙に感動することもあります。
分からないところは自分で
「訳されていない部分がある(意訳のため)」「イディオムが分からない」といったレビューもありましたが、そういったところは私は長く映画などで学習するうちに自分で調べることが普通になっていたので、全く気になっていなかったです。
ですが、言われてみると「有料ソフトなので単語の意味だけじゃなくてイディオムも載せてよ」とは思いますね。
ちなみに、イディオムはネットで調べるのが便利ですが、日本語のサイトで見つからないときは英語のサイトで調べると見つかることがあります。
効率よく学習したい方には「2. 使用感と機能、感想」にて紹介したスクリーンプレイを併用するのもおすすめです。
意訳と直訳の例
余談ですが、意訳と直訳の分かりやすい例を挙げておきます。
Oh, my God!
直訳:おお 私の神よ!
意訳:マジかよ!、死んだ?、浮気を?
「おお、私の神よ」と直訳すると、驚きや落胆を表しているとしてもちょっと日本人には感覚的に入ってきにくいかと思います。「マジかよ」と意訳した方が自然ですし(場面によります)、字数が少なく読みやすいです。
文脈から「死んだ?」「浮気を?」などと具体的な訳になっている場合もあります。具体的にすると何について驚いたり落胆しているのかが分かるので、内容を理解しやすくする効果もありますね。
5. 注意点:バックアップは購入時に
過去に、コンテンツ提供元との契約終了に伴い、一部のタイトルが提供終了となったことがあり、インストールしている端末以外では利用できなくなったようです(端末からデータを移せるのではと思いますが、端末毎にライセンスの承認があったのかもしれません)。
多分このことで私の超字幕に対するイメージが良くなかったように思います。発売元のソースネクストもホームページやメールでアナウンスしていたとは思いますが、購入者全員に伝えるのは難しかったのかもしれません。
提供終了までにダウンロードとバックアップでその後も他の端末で利用できたようですが、知らない間に終了していたら怒ります。バックアップは購入時にしておくと良さそうですね。
追記:最近の提供終了(2018年7月)
2018年6月にワーナー社154タイトルの販売・提供終了となりました。2ヶ月前にはアナウンスされていたので、期間としては十分だったと思います。
Windows 版ではその後もダウンロードしたファイルがあれば他のパソコンでも利用できますし、iOS 版では他の端末へのダウンロードができなくなりましたがインストールしている端末での利用は継続できます。
詳しくは下記リンクのソースネクストサイトのページを確認してください。
›› http://www.sourcenext.com/product/chj/info/warner_end/?i=mail_upg&utm_source=sn&utm_medium=em_sup
6. おすすめ作品
超字幕のラインナップの中で一つおすすめは、当ブログでも紹介している映画「He’s Just Not That into You/そんな彼なら捨てちゃえば?」(超字幕はこちら)です。
※現在はこのタイトルの販売は終了していますが情報として残しています。
2009年公開の映画で、スマホ直前の時代でちょっと古いですが、恋愛に関する表現を中心に日常会話を学べます。私が買ってみたのもこの映画のものです。
映画の中でもカジュアルな発音なのでリスニングは難しめだと思います。使われている単語は簡単でも不明瞭でほとんど発音されていない部分も多いので、ネイティブ同士の普通の会話の発音を聞き取れるようになりたい方におすすめです。
少し注意なのが、この作品、一部の英語字幕がセリフと一致していません。DVD でもネットでダウンロードした字幕でも(ネットにあるスクリプトでも)そうでした。超字幕でも同じ字幕を使っているようで、所々、字幕より多くセリフを言っていたり、違う表現になっていたりします。早口で長文のセリフでその傾向です。
ただし、おかげで字幕部分だけを聞き取るトレーニングにもなりますし、間違い探しのようなこともできます。まずは字幕があるところを聞き取れるようになって、余裕があれば字幕がない部分にチャレンジしても良いと思います。
その他、超字幕のラインナップでおすすめは、映画「プラダを着た悪魔」や、ビジネスでキマる表現から挨拶のあとのスモール・トーク、さらには家で待つ妻への言葉まで学べるドラマ「 White Collar/ホワイト・カラー」です。主役のニール役の方の発声は力みがないながらも深くはっきりしているので、男性はもちろん女性も参考にするとより英語らしい発音ができるようになると思います。
超字幕のラインナップ
›› タイトル一覧
関連記事
› 恋バナ英語が学べる洋画「He’s Just Not That into You/そんな彼なら捨てちゃえば?」
7. 「超字幕」をセールでお得に購入する方法
▽〇〇円均一セール
超字幕を販売しているソースネクストでは、製品毎にお得なキャンペーンをしょっちゅうしていて、超字幕もときどき割引や〇〇円均一セールがありましたが、2018年6月にワーナー社のタイトルが販売終了となってからはありません。
↑2019年3月25日から新タイトル発売で久しぶりに開催されました。
›› ソースネクスト
キャンペーンの開催時期は不明なので、ソースネクストのホームページをこまめにチェックするか、ユーザー登録とメルマガのチェックをしておくのがおすすめです(当ブログでも超字幕についてはお知らせしています)。
ちなみに、語学関連ソフト登録者限定の優待割引キャンペーンでは大幅な割引価格で購入できる語学ソフトもあるので、超字幕を1つ購入して登録しておくと超字幕以外の語学ソフトをお得に購入できる可能性があります。
▽割引券を利用
セール以外ではソースネクスト製品を購入するともらえる1,000円の割引券を利用するの方法があります(誕生日月にもらえる割引券もあります)。
割引券が使えるかどうかは、割引券を持っている状態で製品をカートに入れて確認してみてください。割引券を持っていないと割引券対象製品であっても「割引券:適用対象外」と表示されてしまうようです。
割引券は毎回もらえるかは分かりませんが、私は毎回もらっている印象で、期間限定で100円以下になったソフトでももらえたのはびっくりでした。ただし期限があるので、超字幕を1つ買ってさらにもう1つ買うか、何か他のソフトを買ったついでに超字幕を買うのが良いかもしれません。
語学以外にもはがき作成ソフトやセキュリティソフトといった便利なソフトを多く販売していて、これらの割引キャンペーンでは Amazon よりも大幅に安くなることもあるので、そういったときに買うとよりお得です。ちなみに私も Mac 定番のライティングソフトの Toast(Blu-ray対応版)を手頃な値段で入手できました( App Store では不安でした)。Toast のメーカー COREL のプロ級の製作ができる写真・動画編集、描画ツールソフトなどもかなりお得ですよ。
▽くじやマイルで
「毎日ジャンジャン宝くじ」(略して「毎ジャン」)というクジが開催されています。毎日クジを引くとマイルや割引券、豪華賞品が当たるというもの。さらに、クジを引く度にポイントが貯まり、貯めたポイントはマイルに交換できて、マイルは割引券に引き換えできます。私も50マイルや500円の割引券がときどき当たります。
8. ソースネクストの語学ソフトと言えば…
ソースネクストでは多くの英語学習ソフトを販売しています。
最近では、「超字幕」よりも「ロゼッタストーン」に力を入れて販売している印象です。
写真を見て適切な表現を発音(発音の判定もしてくれる)して進んでいくので、ゲーム感覚でできるのが特徴です。
私は10年ほど前に使ったことがありまして、もどかしい感じと他の学習をした方がよさそうという理由でやめてしまいましたが、10年前ですからね、現在は別物くらい違うかも(当時は75,000円くらいした記憶が…)。
現在はレベル別やビジネスなどバリエーションが増えて、1本あたり数千円で販売されているのでかなりお安くなりましたね(割引キャンペーン中だととてもお買い得ですよ)。TOEIC 向けやキクタンもあります。
▽効果保証サービス
ロゼッタストーンには購入して効果を期待できそうにない場合に、30日以内なら返金される「効果保証サービス」があります。安心して購入できますし、お試し感覚で使えますね。
さらに Windows 用「ロゼッタストーン Dramatic 20」があります。
こちらは「リーダーズ・ダイジェスト English20」として販売されていたソフト(ソースネクストでも販売されていました)で、その権利をソースネクストが獲得したとのこと。元々は雑誌「リーダーズ・ダイジェスト」のチームが開発したプログラムです。
こちらもロゼッタストーン同様に発音を判定してくれる機能付き。オリジナルドラマを用いた会話中心のレッスンを1日20分×360回学習する構成です。日常、旅行、ビジネスで頻出の英会話表現がマスターできるとのこと。
特単シリーズ(単語)
単語を覚えるためのソフトではゲーム感覚の「特単」シリーズがあります。TOEIC やビジネス英語表現などレベル別・目的別にラインナップされています。こちらはときどき9本セットの大幅割引がありますよ。
English Factory シリーズ(頻出表現)
英語の頻出表現をタイピングで覚えるソフト「 English Factory 」には、映画のえいご、旅のえいご、きょうの英語、と3種類がラインナップされています。「厳選されたリアルなフレーズを豊富に収録」とのことで、ロゼッタストーンや特単シリーズと同様にゲーム感覚で学習できると思います。
翻訳ソフト
「本格翻訳10」という翻訳ソフトもあります。Officeファイル( Word など)やウェブページを見たまま翻訳、複数のファイルを一括で翻訳、といった便利機能を搭載しています。上位版の Platinum では様々な分野の専門辞書を搭載してより自然な翻訳ができるとのこと。
私は通常版を英語字幕の日本語化に使ってみたことがあり、使用した感想は下記リンクの記事に書いています。
› 英語字幕ファイルを日本語化する方法( Google 翻訳 )
ラジオの語学番組を録画
語学ソフトではありませんが、NHKラジオの語学番組で英語学習をされている方に便利なソフト「ネットラジオレコーダー8」があります。
インターネットラジオを録画するための機能が豊富なソフトで、番組表から録音・予約ができる他、時間と曜日を指定しての予約録音(スリープ状態からも可能)もできます。2つの番組の同時録画もできますよ。
日本語と英語の同時字幕を手軽に
こちらも語学ソフトではありませんが、パソコンの画面を録画できる「 B’s 動画レコーダー 5」を使って日本語字幕のついた動画を録画して、その動画に英語字幕を表示すると日英同時字幕を手軽に実現できます。
静止画のキャプチャ(画像として保存)もできるので字幕を表示させたまま保存しておくとメモになります。これはフリーのメディアプレイヤーの VLC でも簡単にできますよ。
語学不要??の音声翻訳デバイスも
ソースネクストでは74言語を相互に翻訳できる手のひらサイズの翻訳機・通訳機「 POCKETALK(ポケトーク) 」も販売されています。
自分は日本語で、相手は英語で話しかけるだけでいいので、これ1台で会話が成り立つとのこと。
英語学習をがんばろうとしている方にはがっかりかもしれませんが、毎回正しく翻訳してくれるのかという疑問はありますし、意図せず差別的な表現に翻訳されてしまったらという不安もあります。
<学習ツールとして利用>
ですが、翻訳ミスは英語がそこそこ分かると自分でチェックできますし、英会話初心者だと補助として持っていると安心だと思いますし、「こう言えばいいんだ」という発見にもなると思うので、学習ツールとして利用するのもありかもしれないですね。辞書替わりにも使えるので、Facebook とかで友達とメールをやり取りするときのカンニング?にも使えたり。英語で話しかけて日本語に翻訳させると、発音チェックにも使えるでしょうか。
<海外のホテルで本領発揮?>
海外のホテルに滞在すると英語以外にも言葉が飛び交うので、持っていると会話を楽しめそうです。私はアイルランドのホステルのロビーで2人のイタリア人と拙い英語で楽しく話していたら、いつの間にかスペイン人もいっぱい集まって、彼らの言葉になって(会話が成立する程度に違う言語らしい)、話に入れなくなったというちょっと寂しい思いをしたことがあります。しばらくして、始めに話していた方が私の気持ちを察した表情を見せてくれました。POCKETALK によってそういう経験ができなくなるのも、寂しい気もしますね。
9. Amazon 等でも販売中
すでに供給は終了しているようですが、タイトルによっては Amazon などで DVD / USB 版を購入できる場合があります。
10. 超字幕風の学習ができる無料ソフト
字幕作成ソフト
語学向けソフトではありませんが、フリーの Aegisub という字幕作成ソフトを使うと、超字幕のように字幕を表示したまま視聴したり、字幕の音声を1つずつ聞いたり、さらには音声を抽出することもできます。
字幕作成ソフトというと難しく感じるかもしれませんが、基本的なことはパソコンに慣れた方だと直感で操作できるくらいシンプルです。
今のところ下記リンクが語学向けの Aegisub の使い方の記事です。
› どんなに細かい英語の音も字幕作成ソフトを使って聞き取る方法
› 英語学習向けメモ字幕の作り方( Aegisub 使い方)
下記リンクの記事も合わせると日英同時字幕での視聴もできます。
› 英語字幕と日本語字幕を同時に画面表示する方法(パソコン・スマホ・テレビ)
超字幕風の字幕も作れる
やり方によっては、超字幕風の字幕(前後の字幕が上下に表示されて、セリフに合わせて切り替わる)も作れます。ですが、はっきり言って、それをする時間を英語学習に充てるか、超字幕を買った方がマシです。
字幕を作ることも学習になるのですが、実際に作ってみたところ、これに関してはコピペがメインになるので、セリフを読んだり聞いたりすることがありません。
試しに作ってみたものは映画「 The Intern/マイ・インターン 」の英語字幕で、冒頭3分ほど(キリがいいところでやめました)のものです。アップロードしておきますので、字幕の作り方に興味のある方は参考にしてみてください。

The Intern en choujimakish sample
ちなみに「 The Intern 」の英語解説記事は当ブログの映画記事で1番人気です。
› 大人の嗜み&ビジネス英語を学べる洋画「 The Intern/マイ・インターン 」
11. おわりに(こんな方におすすめ)
- 映画やドラマで英語学習しているけど限界を感じる方
- ついつい見るだけになってしまう方
- 映画・ドラマレベルのリスニング力を身につけたい方
- しっかり学習したい方
- 楽しく英語学習したい方
- ゲーム感覚で英語学習したい方
- パソコンの前に座ると根が張る方
リンクまとめ
›› 超字幕
›› 超字幕「主な機能」
›› 超字幕「タイトル一覧」
›› ロゼッタストーン
›› 特単
›› ネットラジオレコーダー7
▽洋画や海外ドラマを使ったおすすめ学習方法
洋画や海外ドラマで英語学習をするようになり数年、「こんなにシンプルで短く言えるんだ」というセリフに出会うものの、恥ずかしながらその法則が分からずにいました。英語の発想で文を組み立てる意識はしていたものの、どうしても反射的に[日本語 → 英語]の翻訳をしていました。
そんなとき、中山裕木子著「会話もメールも 英語は3語で伝わります」という本を読むと(正確にはオーディオブックのサンプルを聞くと)、目から鱗が落ちて SVO が鍵だと納得しました。
一番良いのは「 SVO で英文を作る」と決めておくと迷わなくなり余計な脳力を使わなくなるところです。さらに、言いたいことを組み立てるときの道が増えた感じがします。この方法に慣れると、同じ内容でも SVO で作る場合と be 動詞や受動態などで作る場合のニュアンスの違いを理解し、最適な文法を選択してより幅広く自由な英語表現ができるようになるはずです。
おまけ的に、SVO を意識する癖をつけると英語を聞く場面では内容を予測しやすくなるのでリスニング力向上にもなります。おまけとしては大きな効果です。
会話もメールも 英語は3語で伝わります [ 中山 裕木子 ]![]() | ||||
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オーディオブックは audiobook.jp にて無料で一部をサンプルとして聞けるので、ぜひ聞いてみてください。英語学習にお金を使わないスタイルの私ですが、月額プランのボーナスで購入したのでカウントしていません。。
↓サンプル視聴先
オーディオブックは通勤や通学のスキマ時間や、家事などをしながら聞くのがおすすめです。時間がなくても「1日1トラックを繰り返し聞く」と頭に入りやすいです。倍速版もあり、慣れるとこちらの方が集中して聞けるし、復習に便利で時短にもなるのでおすすめです。
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› 大人の嗜み&ビジネス英語を学べる洋画「 The Intern/マイ・インターン 」